絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年7月20日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2024-07-25 18:31:24 | イラストじっくり塾

授業内容の前に、ガイダンスの日程をお知らせします!

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・8月3日(土)11:00~

・  4日(日)11:00~ 14:00~

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807

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本日のイラストじっくりコースは、寺門孝之先生の今期最後の授業です。 

稲垣足穂の『一千一秒物語』の一篇を読んで、作品にしてくる課題が出ていました。

ほとんどの方が稲垣足穂を知らなかったのですが、今回の課題をきっかけに皆さんが『一千一秒物語』を読んで、稲垣足穂の不思議な世界に興味を持った方もいました。

では、発表していきましょう。

 

 

「A CHILDREN'S SONG お月様でいっぱいで お月様でいっぱいで それはそれはいっぱいで...」

画面いっぱいのお月様、光っていて吸い込まれそうです。

 

イラストの上の部分が断ち切り(余白なし)なのが、この上に夜空が続いてそうな想像ができます。

 

まあるい部分が自分のいる場所 白い門は、切り絵で作られているので、開け閉めが出来ます。

 

  

同じ一篇を選んだ二つの作品です。

同じ一篇でも、何に焦点を当てるかで、違ったイラストになっています。

 

合わせ鏡のように向かい合っているのは自分。

少し不気味さを感じる作品です。

月・星・ポプラ の表現方法が、稲垣足穂っぽくていいですよね。

「脳が足穂化しているね」寺門先生から、お褒めのことばをいただいていました。

 

挿絵や装画で使われそうなイラストですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』を読んで、イメージしたイラスト。

星と月がBarに入っていくイラスト。右側のイラストは、Barの中での星と月。

 

大きな月が印象的です。

色数を少なくされていますが、月の色が白や黄色でないところが、稲垣足穂っぽくていいですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』は、短い文章なので、文の中の情報量が少ないです。

その文章から1枚のイラストを描くというのは、演劇のチラシを描くのと似ています。

演劇のチラシは、仕事の依頼が入る時点では、タイトルだけで内容は決まっていないことが多いそうです。

内容が決まっていない演劇のチラシを描いたら、そのチラシに合った内容で脚本を考えられていたこともあったそうです。

 

展覧会の作品製作の話もお聞きしました。

今年の初めに東京で展示された「絵じゃないか」

江戸時代に戻ればいいんじゃないか。と思い、小判を振らせようと、チョコレートの包み紙などの銀紙を細かくカットして、上から散らしたそうです。

偶然の自然の力(天から降ってきた感)を出すため、散らした銀紙は。1枚ずつのりで貼っていきます。

ピンセットを使っての繊細な作業で時間もかかる作品です。

来年の一月には、東京のピンポイントギャラリーで、続編の展覧会を予定されています。

観に行ける方は、ぜひ行ってくださいね。

 

 


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2024年7月6日(土)イラストじっくりコース・寺田順三先生の授業内容

2024-07-09 15:27:56 | イラストじっくり塾

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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本日のイラストじっくりコースの授業は、寺田順三先生の今期最後の授業でした。

課題「展覧会をすると仮定して、作品5点とDMを作る」でした。

では、机に作品を出して、みんなで見てみましょう。

 

1つのキャラクターから膨らませて、グッズを作ってこれてた方もいました。

マトリョーシカは良いアイデアですね!

今後は、このキャラクターでストーリーを考えて、絵本に発展させたいそうです。

 

銭湯がコンセプトの展示。

この方は、実際に銭湯で展覧会もされたそうです。

イラストの銭湯は、実際に行った銭湯なので忠実に描かれています。

お猿のキャラクターがあることで、ストーリー性を感じられていいですね。

 

こちらの方も、実際に展示をされたそうです。

また一年後にもしたいということなので、毎年の成長が楽しみですね。

ぜひ、大きな絵にもチェレンジしてみてください!

 

今まで通りに描くのではなく、新しい技法を取り入れて描かれた作品。

楽しみながら絵を描いているのが伝わってきていいですね。

 

コンセプトやアイデアを重視したコンセプチュアルアートの作品もありました。

コンセプチュアルアート作品は、コンセプトが必要です。

企画を売る自己プロデュース力があるといいですね。

DMがポケットティッシュなのは、面白いアイデアです!

 

「戦略的に考えると面白くない」

北海道にあるシゲチャンランドの話をしてくださいました。

シゲチャンは、身のまわりの物で作品を作っていて、ユニークな作品ばかりです。

「シゲチャンのように、楽しく邪心の抜けたイラストを描きたいと思う」と、寺田先生はおっしゃっていました。

イラストレーターの仕事は、クライアントの意向を聞いて、どう仕上げるか?

また、上手い下手より、コミュニケーション能力が必要です。

まずは行動すること!

展覧会をすることは、まず第一歩を踏み出したので、ぜひ継続して続けてくださいね!

 


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2024年6月22日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2024-06-27 18:21:21 | イラストじっくり塾

本日は寺門孝之先生、2回目の授業です。

はじめに生徒さんからの質問で、神戸芸術工科大学で行われていた、ライブペインティングのお話をお聞きしました。

学生からお題をいただいて、即興で描き重ねるライブペインティングです。

お題はカラスから始まり15、6個。

即興なので、どんな絵になるかは分からないエンターテインメントです。

イラストレーターは、お題をいただいてイラストにしていく仕事なので、お題をいただいたら思い浮かべないといけません。

寺門先生はものを観察して、指でデッサンする癖があるそうです。

 

では、課題の発表をしていきましょう。

「カレー色の感情」を作品にしてくる課題が出ていました。

 

カレーといえば、安心する 嬉しい 美味しいなど、ほとんどの人は好きですよね。

寺門先生も毎日カレーでもいいと思うほどのカレー好きです。

 

「カレー色の感情」という抽象的なイメージを、イラストへ落とし込む作業になりますが、

「カレー色」は何色?で、「感情」はどんな感情?と考えて、皆さんから出た答えは何だったのでしょうか?

 

・子どもの頃に食べていた家のカレー

・旅先で会った、バングラデシュでの経験や出会いから得たもの

・カレーが食べたくなる4コマ漫画

・二種類のカレーが引き合っている

・挿絵のようなイラスト

・カレーを作る元彼

・カレー色の夕焼け

感情は抽象的なイメージですが、イラストレーションは情景で表さないといけません。

今回の課題では、情景で考えて具象で描かれていて良かったです。

 

次回の課題は、神戸の小説家 稲垣足穂の『一千一秒物語』の一篇を選び、自由に作品を作ってください。

イラストだけでなく、立体などの作品でもいいですよ。

最後の課題、楽しみにしています。

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月 29日(土) 11:00〜 14:00〜

   30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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2024年6月15日(土)イラストじっくりコース・福田利之先生の授業内容

2024-06-27 15:23:35 | イラストじっくり塾

本日の福田先生の授業は、今期最後の授業です。

 

ミクストメディアの手法でコラージュを制作します。

ミクストメディアとは、性質や種類の異なる複数の素材を組み合わせて制作すること。

事前に自分の顔写真のコピーを用意していただいています。

お題があります。

1、自分の似顔絵 (黒の鉛筆でデッサン)

2、自分の性格を抽象的に (好きな画材)

3、自分の体で好きな部分 (色鉛筆でデッサン)

4、好きな音楽や映画   (好きな画材)

5,自分を動物に例えたら (コラージュ)

5パターンのイラストを描くので、5つの素材が集まり、用意していた自分の顔写真もプラスして、1つの作品を完成させます。

普段と違う要素を入れると、思いもよらない良いものが出来たりしますので、それも楽しんでみましょう。

さあ始めましょう。

限られた時間内で出来ることを考えて作業しましょう。

時間配分も大事ですよ。

A3サイズのコピー用紙を台紙にして、コラージュをするのですが、

完成されたときに余白が無いようにしてください。

 

・顔写真はそのまま使うより、切ったり貼ったり工夫するといいですよ

・意図せずバラバラに描いたもので、普段描いていない作品になるといい

・やり過ぎない。コラージュは足し算より引き算

・計算して出来るものではないので、失敗を恐れずに

・意識せずに配置したものが良かったりする

・足したり引いたりして、良いバランスを考えましょう

 

頭の中にあるイイナというイメージに近づけるにも、そのイイナが分かっていないといけない。そして日々、沢山の作品を見て、イイナと思う基準を上げていく。

世間的にイイナと思うものも、一旦疑って見るクセをつけるといい。

 

そろそろ発表の時間です。

こちらの作品は、右側を制作したのですが、右側で使わなかったパーツを、左側に置いていたら、この意識せずに配置したコラージュが良かったりします。

先ずは見た目のビジュアルが大事です。パッと見た瞬間に引き込まれる作品になってるといいですね。

コラージュは、やめ時が分からずやり過ぎてしまうことがあります。

やり過ぎて混沌としてきたら、その倍に仕上げるか、そこからどうするかを突き詰めて正解を見つけてください。

 

生徒さんの作品

  

 

イラストレーターは、メンタルが大事です。

苦手のものだと、萎縮して小さくなってしまうのは損、普段描くものや仕事のイラストには、オリジナリティーが大事になってくる。

オリジナリティーには答えがあるものではなく、そこで好きにのびのび描けるかで勝負になる。

楽しく描ける=自分にこだわり(こうしないといけないという気持ち)をつくらない。

たかが絵 されど絵 というメンタルを付けてください。

そのためには、たくさん描く。たくさん描くには、楽しく描けないといけないので、楽しく描ける気持ちに変えていってください。

 

今の段階は、時間をかけて丁寧に描く癖を付けてほしい。数をこなしていくと早く描けるようになります。

AIが発達していますが、アナログでどこまで出来るか、これから必要になってくると思います。

 

最後の授業で、たくさんのアドバイスをいただき、楽しく描けることの大切さを再確認しました。

「たかが絵 されど絵」というメンタルで、強くなっていきましょう!

 

最後の授業でしたので、授業後に食事へ行きました。

授業では話せない楽しい話題で持ちきりでした。

福田先生、ありがとうございました。

 

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月29日(土) 11:00〜 14:00〜

   30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

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2024年6月8日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2024-06-13 16:11:36 | イラストじっくり塾

本日は、おさないまこと先生の今期最後の授業でした。

おさない先生の授業では、ラドールを使った立体でカレンダー制作をします。

最後の授業で、カレンダーの撮影をしていきます。

 

今年は創作のお話で、タイトルは「3びきのくまと ゆかいななかまたち」です。

3びきのくまが留守の間、女の子や動物がやって来て、食べ物を食べちゃいます。

最後は、みんな仲良く大きなピザを焼いて食べるお話です。

 

前回の授業で、6場面を決めて制作するモチーフをの振り分けをしました。

それぞれ担当になったモチーフを制作する課題が出ていました。

おさない先生も制作に協力してくださったので、クオリティーの高いカレンダーが出来そうですね!

本日はセッティングをして撮影します。

 

ラドールを使った立体だけでなく、羊毛でフエルトにした毛布など、手の凝った作品もありますね。

背景の色は、おさない先生が何パターンか用意されていたので、その背景も使って撮影してみました。

場面をセッティングして足りないモチーフは、急遽手分けして作ります。

今回は、撮影チームと制作チームに分かれて作業していきました。

 

自然光が入る窓際が撮影場所です。

隣のスペースで各場面のセッティングをして、完成した場面から撮影をしていきます。

光が足りない場合は、レフ板(反射板)やスマホのライトを使って明るくします。

一人では出来ない作業ですね。

 

撮影したデータを直ぐにパソコンで確認が出来ます。

確認しておかしなところがあれば、取り直しが出来るので、デジタルでの撮影は便利ですね。

 

重なるように撮影をしたい場合は、下に土台を置いてモチーフを浮かせます。

奥行きを持たせたい場合は、手前のパーツを高くして撮影します。

細かい小物や、人物・動物の表情など、再現性が素晴らしかったです。

 

皆さんの段取りも良くて、スムーズに撮影が出来たので、2時間ちょっとで撮影も終わりました。

お疲れ様でした。

最後に集合写真を撮りました。

おさない先生、いつも優しく楽しい授業をありがとうございました。

 

 

本日撮影をしたデータを、おさない先生がカレンダーに仕上げていきます。

8月20日(火)から始まる、修了作品展で展示しますので楽しみにしていてくださいね。

 

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月15日(土) 11:00〜 

  16日(日) 14:00〜 17:00〜

     22日(土) 11:00〜

  23日(日) 11:00〜

  29日(土) 11:00〜 14:00〜

  30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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