絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年10月12日(土)イラストじっくりコース・イナキヨシコ先生の授業内容

2024-10-18 16:22:13 | イラストじっくり塾

イナキヨシコ先生の授業は、雑貨を作るワークショップをします。

本日は3時間授業ですので、2つのワークショップをします。

自分も欲しいし、誰かが欲しいと思ってもらうものをワークショップで作りましょう。

そして、作る喜びがあるとモチベーションにもなります。

前半は缶バッチを作りました。

缶バッチを作る機械がありますので、作り方を覚えてしまえば簡単です。

初めに説明をお聞きしました。

サイズは直径3センチです。

周りに巻き込む余白も必要なので、そこも含めてデザインします。

3センチの中に入るイラストでも良いですし、

例えば大きな絵の中のある一部分だけを切り取っても絵になります。

厚めの紙の場合は、上手く巻き込めないので、その場合はコピーするといいですよ。

イラストを3センチ+巻き込み分の円でカットして、缶バッチの金具とイラストを缶バッチ機にセットします。

ハンドルを回して「ガッチャン」と大きな音がしたら出来上がり。

では、始めましょうか!

アイロンプリントをした生地を使って、缶バッチを作る場合は、

薄手の生地だと缶バッチの機械の中で寄れる場合があるので、

コピー用紙のような薄い紙に貼り付けると上手く出来ます。

 

続いて、アイロンプリントの制作をします。

いろんな色のアイロンシートがありますので、好きな形にカットしてTシャツやトートバックにプリントしていきます。

数字や文字を入れたい場合は、アイロンシートをカットする際に、向きが反対にならないように気をつけてください。

アイロンをかける時にもコツがあります。

まずは全体にギュッと押さえるようにかけて、アイロンシートが布地に定着したら、細かい部分を丁寧にかけていきます。

アイロンをかけたら、まだ熱いうちに素早くシートを剥がしましょう。

色がしっかり入っていない場合は、もう一度アイロンで温めてみると、きれいに色が付きます。

 

Tシャツやエコバッグ以外にも、靴下にアイロンプリントをした方もいました。

無地でシンプルなデザインに、ひと工夫するとカラフルでオシャレに変身しました!

  

イラストを描くだけでなく、雑貨を作ることが出来ると、展覧会で販売したり、

作った缶バッチを付けていたら「そのバッチ可愛いですね」という会話から、コミュニケーションが始まることもありますよ。

イナキ先生のように、皮にアイロンをして雑貨を作る要領で、イラストの作品にされるのもいいですね。

 

簡単に雑貨制作が出来ると分かったので、是非どんどんチャレンジして作ってみてくださいね。

 

次回の授業では型染めをします。

今回と同様に簡単なイラスト(下書き)をご準備ください。

サイズはハガキサイズです。

 

楽しみですね。


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2024年9月28日(土)イラストじっくりコース・弓削ナオミ先生の授業内容

2024-10-02 18:17:40 | イラストじっくり塾

本日は弓削ナオミ先生の初回授業です。

初めに皆さんの自己紹介を簡単にお聞きしました。

昨年、絵本コースやドローイングクラスを受講されていた方や、香川県から参加されていたり、いろんな方がおられて一年間楽しみです。

 次に弓削先生の自己紹介です。

弓削ナオミ先生は、女性誌向けのイラストをよく描かれています。

初めはコピック・筆ペンを使われていましたが、今ではデジタルやアクリル・パステルなど、いろんな画材を試して描かれています。

「長く活動していますが、今でも悩むことはありますので、皆さんと同じですが、画材については、いろいろ試してきた分たくさん知っていますよ。今日は、そんな画材を紹介しますね」

「画材の使い方に不正解はなくて、独自の使い方でもいいと思っています。また、好きな画材ではなく、苦手な画材で描いてみると、他の人からいいねと思われることもあります。この場(絵話塾)は、そんな気づきの場所になればいいと思っています。なので、いろんな画材にチャレンジしてみてくださいね」と 弓削先生からのお話がありました。

画材の説明では、水彩絵の具とアクリル絵の具の違いを教えていただき、最近見つけた画材の紹介もありました。皆さん、興味津々でした。

 

次にカッターで鉛筆を削ってみて、その鉛筆を使っていろんな線を描いてみました。

 

鉛筆の準備ができたら、ワークショップをしていきましょう。

① 肘を浮かして真っ直ぐ、ジグザグ、グルグル、点線を、楽しい気持ちでグルグルと描きます。

② 肘を机につけて、真っ直ぐ、ジグザグ、グルグル、点線嫌なことを思い出して描きます。

③ ◯を5つ、自由に描きます。◯の中を、全部違う塗り方で塗ります。

描き方や気持ちで、いろんな線が描けます。

周りの方と見比べてください。

それぞれ個性があっていいですね。

 

次は、

① プチトマトを見ないで、イメージして2分間で描いてみます。

② 実物のプチトマトを見てデッサンします。3分間かけて描きます。

③ 利き手ではない手で、30秒間で描きます。

④ 一筆描きで、一筆描きで描きます。

⑤ 最後にトマトに物語性を付けて(擬人化させてり)描きます。タイトルも考えてください。

プチトマトでキャラクターを作っていたり、絵本の1ページのように想像を膨らむイラストを描かれている方もいました。

授業後には、実際に画材を使わせていただき、これから何を使って描いてみたいか、ワクワクしてきました。 

いろんなチャレンジをしていってくださいね!


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2024年8月3日(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容の授業内容

2024-08-07 15:59:30 | イラストじっくり塾

ブログの前に【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)8月の日程】をお知らせします!

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

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本日は、イラストじっくりコース今期最後の授業でした。

講師は、たかいよしかず先生です。

 

本日は第一土曜日です。

たかい先生は、第一土曜日 西宮のFMラジオ さくらFMの『Honer Blossomのあなたとハニー∞トリップ』の中で、

「絵本作家たかいよしかずとHoner Blossomのよもやま話」というコーナーに出演されています。

ちょうど授業が始まる時間に、このコーナーが始まるというので、みんなでラジオを聞くことにしました。

絵本『ようかいむら』シリーズの話から、展示やイベントの告知で盛りだくさんでした。

 

沢山あったイベントから、こちらの2つを紹介します。

愛知県高浜市 高浜市やきものの里 かわら美術館・図書館で、「絵本作家たかいよしかず展〜ようかいむら と 鬼のまち〜」10月27日(日)まで開催。

会期中には、沢山のワークショップやイベントが行われ、レストランでは『ようかいむら』に合わせたコラボメニューの食事が1日限定10食で用意されているそうです! これは要チェックですね!

もう一つは、関西103カ所のスポットで、ようかいむらのスタンプラリーを9月1日(日)まで行われています。

今年は西宮市以外の神戸市から大阪市までに範囲が広がりました。淡路島の洲本市も!

年々範囲が広がって全国展開になったら、とても楽しいですね。

 

たかい先生は、沢山の仕事をされていますが、今まで仕事をしていて、無駄になったことは一度もないそうです。

人脈って大事ですよって、おっしゃっていました。

 

では、課題の発表をしましょう。

 

前回の授業で発表したキャラクターが登場する4コマ漫画の課題が出ていました。

 

 

割ピンを使って、お弁当のフタを開けることで、2コマになっています。

面白いアイデアなので、このシリーズでたくさん描いてみたらいいと思いますよ。

 

今の流行を意識したカラーリングがいいですね。

前回のキャラクターから、ブラッシュアップされていて、とても良くなっていました。

 

 

実際にあった話を、面白く四コマ漫画にしています。

四コマ漫画の色数を少なくして、黄色ベースで描かれているのがいいですね。

今の時代は、1日1コマでもいいので、SNSでどんどん発表していきましょう!

 

四コマ漫画ではないのですが、を限定のカルタを作ってきた方もいました。

これも面白いアイデアなので、他のシリーズも作ってみてほしいですね。

 

最後に、たかい先生のお薦めの書籍や展覧会を紹介していただきました。

妖怪 恐竜 昆虫などの本がありました。

たかい先生は、展覧会や映画をたくさん観られています。

インプットが出来なかったら、アウトプットも出来ません。

絵の上手な人はいくらでもいるので、たくさんインプットしてセンスを磨いてほしいです。

目標や夢は必要。 欲ではなく「思い」がたくさんあった方がいい。

そして、口に出して言っておくといいですよ。と、おっしゃっていました。

 

本日で今期の授業は修了しました。

8月20日(火)から、修了作品展が始まります。

一年間の成果を楽しみにしています。

 

絵話塾は、来期の生徒を募集中です!

興味のある方は、ぜひ修了作品展を見にいらしてくださいね。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 


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2024年7月20日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2024-07-25 18:31:24 | イラストじっくり塾

授業内容の前に、ガイダンスの日程をお知らせします!

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・8月3日(土)11:00~

・  4日(日)11:00~ 14:00~

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807

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本日のイラストじっくりコースは、寺門孝之先生の今期最後の授業です。 

稲垣足穂の『一千一秒物語』の一篇を読んで、作品にしてくる課題が出ていました。

ほとんどの方が稲垣足穂を知らなかったのですが、今回の課題をきっかけに皆さんが『一千一秒物語』を読んで、稲垣足穂の不思議な世界に興味を持った方もいました。

では、発表していきましょう。

 

 

「A CHILDREN'S SONG お月様でいっぱいで お月様でいっぱいで それはそれはいっぱいで...」

画面いっぱいのお月様、光っていて吸い込まれそうです。

 

イラストの上の部分が断ち切り(余白なし)なのが、この上に夜空が続いてそうな想像ができます。

 

まあるい部分が自分のいる場所 白い門は、切り絵で作られているので、開け閉めが出来ます。

 

  

同じ一篇を選んだ二つの作品です。

同じ一篇でも、何に焦点を当てるかで、違ったイラストになっています。

 

合わせ鏡のように向かい合っているのは自分。

少し不気味さを感じる作品です。

月・星・ポプラ の表現方法が、稲垣足穂っぽくていいですよね。

「脳が足穂化しているね」寺門先生から、お褒めのことばをいただいていました。

 

挿絵や装画で使われそうなイラストですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』を読んで、イメージしたイラスト。

星と月がBarに入っていくイラスト。右側のイラストは、Barの中での星と月。

 

大きな月が印象的です。

色数を少なくされていますが、月の色が白や黄色でないところが、稲垣足穂っぽくていいですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』は、短い文章なので、文の中の情報量が少ないです。

その文章から1枚のイラストを描くというのは、演劇のチラシを描くのと似ています。

演劇のチラシは、仕事の依頼が入る時点では、タイトルだけで内容は決まっていないことが多いそうです。

内容が決まっていない演劇のチラシを描いたら、そのチラシに合った内容で脚本を考えられていたこともあったそうです。

 

展覧会の作品製作の話もお聞きしました。

今年の初めに東京で展示された「絵じゃないか」

江戸時代に戻ればいいんじゃないか。と思い、小判を振らせようと、チョコレートの包み紙などの銀紙を細かくカットして、上から散らしたそうです。

偶然の自然の力(天から降ってきた感)を出すため、散らした銀紙は。1枚ずつのりで貼っていきます。

ピンセットを使っての繊細な作業で時間もかかる作品です。

来年の一月には、東京のピンポイントギャラリーで、続編の展覧会を予定されています。

観に行ける方は、ぜひ行ってくださいね。

 

 


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2024年7月6日(土)イラストじっくりコース・寺田順三先生の授業内容

2024-07-09 15:27:56 | イラストじっくり塾

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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本日のイラストじっくりコースの授業は、寺田順三先生の今期最後の授業でした。

課題「展覧会をすると仮定して、作品5点とDMを作る」でした。

では、机に作品を出して、みんなで見てみましょう。

 

1つのキャラクターから膨らませて、グッズを作ってこれてた方もいました。

マトリョーシカは良いアイデアですね!

今後は、このキャラクターでストーリーを考えて、絵本に発展させたいそうです。

 

銭湯がコンセプトの展示。

この方は、実際に銭湯で展覧会もされたそうです。

イラストの銭湯は、実際に行った銭湯なので忠実に描かれています。

お猿のキャラクターがあることで、ストーリー性を感じられていいですね。

 

こちらの方も、実際に展示をされたそうです。

また一年後にもしたいということなので、毎年の成長が楽しみですね。

ぜひ、大きな絵にもチェレンジしてみてください!

 

今まで通りに描くのではなく、新しい技法を取り入れて描かれた作品。

楽しみながら絵を描いているのが伝わってきていいですね。

 

コンセプトやアイデアを重視したコンセプチュアルアートの作品もありました。

コンセプチュアルアート作品は、コンセプトが必要です。

企画を売る自己プロデュース力があるといいですね。

DMがポケットティッシュなのは、面白いアイデアです!

 

「戦略的に考えると面白くない」

北海道にあるシゲチャンランドの話をしてくださいました。

シゲチャンは、身のまわりの物で作品を作っていて、ユニークな作品ばかりです。

「シゲチャンのように、楽しく邪心の抜けたイラストを描きたいと思う」と、寺田先生はおっしゃっていました。

イラストレーターの仕事は、クライアントの意向を聞いて、どう仕上げるか?

また、上手い下手より、コミュニケーション能力が必要です。

まずは行動すること!

展覧会をすることは、まず第一歩を踏み出したので、ぜひ継続して続けてくださいね!

 


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