授業内容の前に、ガイダンスの日程をお知らせします!
【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】
・8月3日(土)11:00~
・ 4日(日)11:00~ 14:00~
・ 10日(土)11:00~
・ 11日(日)11:00~ 14:00~
・ 12日(月祝)11:00~ 14:00~
・ 17日(土) 11:00~ 14:00~
・ 18日(日) 11:00~ 14:00~
・ 24日(土) 11:00~ 14:00~
・ 25日(日) 11:00~ 14:00~
・ 31日(土) 11:00~ 14:00~
入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。
ガイダンスの参加者は、各回5名まで。
受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。
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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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本日のイラストじっくりコースは、寺門孝之先生の今期最後の授業です。
稲垣足穂の『一千一秒物語』の一篇を読んで、作品にしてくる課題が出ていました。
ほとんどの方が稲垣足穂を知らなかったのですが、今回の課題をきっかけに皆さんが『一千一秒物語』を読んで、稲垣足穂の不思議な世界に興味を持った方もいました。
では、発表していきましょう。
「A CHILDREN'S SONG お月様でいっぱいで お月様でいっぱいで それはそれはいっぱいで...」
画面いっぱいのお月様、光っていて吸い込まれそうです。
イラストの上の部分が断ち切り(余白なし)なのが、この上に夜空が続いてそうな想像ができます。
まあるい部分が自分のいる場所 白い門は、切り絵で作られているので、開け閉めが出来ます。
同じ一篇を選んだ二つの作品です。
同じ一篇でも、何に焦点を当てるかで、違ったイラストになっています。
合わせ鏡のように向かい合っているのは自分。
少し不気味さを感じる作品です。
月・星・ポプラ の表現方法が、稲垣足穂っぽくていいですよね。
「脳が足穂化しているね」寺門先生から、お褒めのことばをいただいていました。
挿絵や装画で使われそうなイラストですね。
稲垣足穂の『一千一秒物語』を読んで、イメージしたイラスト。
星と月がBarに入っていくイラスト。右側のイラストは、Barの中での星と月。
大きな月が印象的です。
色数を少なくされていますが、月の色が白や黄色でないところが、稲垣足穂っぽくていいですね。
稲垣足穂の『一千一秒物語』は、短い文章なので、文の中の情報量が少ないです。
その文章から1枚のイラストを描くというのは、演劇のチラシを描くのと似ています。
演劇のチラシは、仕事の依頼が入る時点では、タイトルだけで内容は決まっていないことが多いそうです。
内容が決まっていない演劇のチラシを描いたら、そのチラシに合った内容で脚本を考えられていたこともあったそうです。
展覧会の作品製作の話もお聞きしました。
今年の初めに東京で展示された「絵じゃないか」
江戸時代に戻ればいいんじゃないか。と思い、小判を振らせようと、チョコレートの包み紙などの銀紙を細かくカットして、上から散らしたそうです。
偶然の自然の力(天から降ってきた感)を出すため、散らした銀紙は。1枚ずつのりで貼っていきます。
ピンセットを使っての繊細な作業で時間もかかる作品です。
来年の一月には、東京のピンポイントギャラリーで、続編の展覧会を予定されています。
観に行ける方は、ぜひ行ってくださいね。