今回も市外の方は参加できませんでしたので、教室内は寂しい授業となりました。
そろそろ自粛も緩和される見通しが付いてきて、次回からは皆さんに出席していただけるでしょうか。
ということで、今日はツバメの話題から始まりました。
高科先生は毎年ご自宅の近所にツバメたちが来るのを楽しみにしておられるそうです。
今年は渡ってくるのが遅くて、これからどんどん暑くなるのに、巣の中でヒナたちが酸欠にならないか心配なのだとか。
そういえば、以前ウグイスのお話しもされていましたし、身近な鳥で季節を感じるっていいですね。
前回の授業でも話題になった、日常の些細なことに目を止めてすくい取り、
それをからっぽの “引き出し” に入れて溜めておき、必要な時に取り出して文章にするということを思い出しました。
ということで、今日も辰濃和男さんの『文章のみがき方』から、「さあ、書こう」という箇所を見ていきました。
文章を書こうと思ったら、手元に辞書を置きましょうということでした。
辞書なしで文章を書くのは、関ヶ原の戦いに丸腰で挑むくらい無茶なことなのだそうです。
例えば「うとうと」と「うつらうつら」では、前者が眠りに重点があるのに対し、後者は覚めている方に重きを置いている。
辞書を引くとそんなことまでが詳らかになるのです。
例えばここに出てくる「トクチョウ」は、「特徴」なのか「特長」なのか、
この場合の「ツイキュウ」は「追求」か「追及」か「追究」か、
どの漢字を使うのが良いのか迷うことがあります。
そんな時は、各新聞社が出している『用語の手引き』を使えば便利です。
上の画像をクリックすると、最新刊の情報が出て来ます。
目次部分の画像を見ていただくと分かりますが、
使用する漢字、送りがな、区切り記号、数詞・助動詞、外来語の扱いについて等々
およそ文章を書く時に迷いそうなことの答えが、たくさん載っています。
新聞は記者が取材した時のことを、間違いなく読者に伝えなければいけません。
識者のコメントを正しく伝えるため、記事にする時に誤解が生じないよう
日本新聞協会で統一している表記方法があり
それらをまとめている書籍なので、とても便利です。
最近では電子辞書やネット(出典が明らかな物に限る)で調べる場合も多いでしょうが、
普段から、意味が分からない言葉が出てきたら、
辞書で調べる習慣を付けておくとよいでしょう。
「逆引き辞典」や「類語辞典」なども使ってみると
ある言葉を使おうとするときに、もっと良い言葉はないか知ることもできます。
例えば『色の名前』や『空の名前』などについての本もあり
それらを読んで知識を付けると、文章表現の幅が広がります。
文章をより豊かにするために、前述の “引き出し” に知識も溜めていきましょう。
続いては『本の旅人』という角川書店のPR誌に掲載されていた
窪美澄さんの「ページをめくる本能」といエッセイを見ていきました。
小さな子どもが絵本を手にすると、振り回したり口に入れたりして
その後、教えないのに一人でページをめくるようになる。
人間にとって物語の先を知りたいというのは本能なのではないか。
スマホやタブレットの画面をスワイプする時代になっても
物語のおもしろさというのは普遍的なものに違いない、ということでした。
本日の最後は、以前出ていた課題「風」に関する話題です。
先生は、マリー・ホール・エッツ作の『ジルベルトとかぜ』という絵本を読み聞かせてくださいました。
エッツは『もりのなか』や『わたしとあそんで』で有名な絵本作家ですが、
この作品では目には見えない「風」をどのように感じるか
「風」をどうやって絵にするか、ていねいに描かれています。
ラストシーンに出てくる柳は、世界中に自生している樹木で
風を取り込んで、受け流すことができる存在として描かれています。
授業はあと2回を残すのみになりました。
課題が2つ出されましたので、お伝えしておきます。
1つめは「幸せな時間」をテーマにした創作作品を書いてください。
登場人物は誰でも・何でもOKですが、本文を原稿用紙5枚(2000字)程度でお願いします。
タイトルと作家名が入るので、実際には6枚目5行目までで終わります。
実生活や経験を基にしても大丈夫ですが、創作にして仕上げてください。
何が幸福か、幸福な時間とは何か、幸福のあり方・考え方などよく考えて
自分の思う幸せな時間について書いてください。
こちらは次回6月5日の授業が締切です。
2つめは「幸福な食卓」について、こちらは形式も文字数も自由で
創作でもエッセイでも、コラムでも構いません。
締切は最後の授業6月19日ですが、講評を返却できるのは
授業が全部終わってから郵送になります。
もし次回までに仕上げられたら、提出してくだされば
最終日に返却できますので、よろしくお願いいたします。
なお今までの課題を提出できていない方も、
絵話塾まで送っていただいたら、先生に講評していただきますので
よろしければステイホーム中に書いてみてください。
お待ちしています。
そろそろ自粛も緩和される見通しが付いてきて、次回からは皆さんに出席していただけるでしょうか。
ということで、今日はツバメの話題から始まりました。
高科先生は毎年ご自宅の近所にツバメたちが来るのを楽しみにしておられるそうです。
今年は渡ってくるのが遅くて、これからどんどん暑くなるのに、巣の中でヒナたちが酸欠にならないか心配なのだとか。
そういえば、以前ウグイスのお話しもされていましたし、身近な鳥で季節を感じるっていいですね。
前回の授業でも話題になった、日常の些細なことに目を止めてすくい取り、
それをからっぽの “引き出し” に入れて溜めておき、必要な時に取り出して文章にするということを思い出しました。
ということで、今日も辰濃和男さんの『文章のみがき方』から、「さあ、書こう」という箇所を見ていきました。
文章を書こうと思ったら、手元に辞書を置きましょうということでした。
辞書なしで文章を書くのは、関ヶ原の戦いに丸腰で挑むくらい無茶なことなのだそうです。
例えば「うとうと」と「うつらうつら」では、前者が眠りに重点があるのに対し、後者は覚めている方に重きを置いている。
辞書を引くとそんなことまでが詳らかになるのです。
例えばここに出てくる「トクチョウ」は、「特徴」なのか「特長」なのか、
この場合の「ツイキュウ」は「追求」か「追及」か「追究」か、
どの漢字を使うのが良いのか迷うことがあります。
そんな時は、各新聞社が出している『用語の手引き』を使えば便利です。
上の画像をクリックすると、最新刊の情報が出て来ます。
目次部分の画像を見ていただくと分かりますが、
使用する漢字、送りがな、区切り記号、数詞・助動詞、外来語の扱いについて等々
およそ文章を書く時に迷いそうなことの答えが、たくさん載っています。
新聞は記者が取材した時のことを、間違いなく読者に伝えなければいけません。
識者のコメントを正しく伝えるため、記事にする時に誤解が生じないよう
日本新聞協会で統一している表記方法があり
それらをまとめている書籍なので、とても便利です。
最近では電子辞書やネット(出典が明らかな物に限る)で調べる場合も多いでしょうが、
普段から、意味が分からない言葉が出てきたら、
辞書で調べる習慣を付けておくとよいでしょう。
「逆引き辞典」や「類語辞典」なども使ってみると
ある言葉を使おうとするときに、もっと良い言葉はないか知ることもできます。
例えば『色の名前』や『空の名前』などについての本もあり
それらを読んで知識を付けると、文章表現の幅が広がります。
文章をより豊かにするために、前述の “引き出し” に知識も溜めていきましょう。
続いては『本の旅人』という角川書店のPR誌に掲載されていた
窪美澄さんの「ページをめくる本能」といエッセイを見ていきました。
小さな子どもが絵本を手にすると、振り回したり口に入れたりして
その後、教えないのに一人でページをめくるようになる。
人間にとって物語の先を知りたいというのは本能なのではないか。
スマホやタブレットの画面をスワイプする時代になっても
物語のおもしろさというのは普遍的なものに違いない、ということでした。
本日の最後は、以前出ていた課題「風」に関する話題です。
先生は、マリー・ホール・エッツ作の『ジルベルトとかぜ』という絵本を読み聞かせてくださいました。
エッツは『もりのなか』や『わたしとあそんで』で有名な絵本作家ですが、
この作品では目には見えない「風」をどのように感じるか
「風」をどうやって絵にするか、ていねいに描かれています。
ラストシーンに出てくる柳は、世界中に自生している樹木で
風を取り込んで、受け流すことができる存在として描かれています。
授業はあと2回を残すのみになりました。
課題が2つ出されましたので、お伝えしておきます。
1つめは「幸せな時間」をテーマにした創作作品を書いてください。
登場人物は誰でも・何でもOKですが、本文を原稿用紙5枚(2000字)程度でお願いします。
タイトルと作家名が入るので、実際には6枚目5行目までで終わります。
実生活や経験を基にしても大丈夫ですが、創作にして仕上げてください。
何が幸福か、幸福な時間とは何か、幸福のあり方・考え方などよく考えて
自分の思う幸せな時間について書いてください。
こちらは次回6月5日の授業が締切です。
2つめは「幸福な食卓」について、こちらは形式も文字数も自由で
創作でもエッセイでも、コラムでも構いません。
締切は最後の授業6月19日ですが、講評を返却できるのは
授業が全部終わってから郵送になります。
もし次回までに仕上げられたら、提出してくだされば
最終日に返却できますので、よろしくお願いいたします。
なお今までの課題を提出できていない方も、
絵話塾まで送っていただいたら、先生に講評していただきますので
よろしければステイホーム中に書いてみてください。
お待ちしています。