絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年5月22日(水)絵本わくわくコース・WAKKUN先生の授業内容

2024-05-24 12:48:47 | 絵本わくわく塾

本日は、絵本わくわくコース・WAKKUN先生の今期最後の授業でした。

はじめにWAKKUN先生からのお話

「今日で最後だけど、ここからスタート!自分の感性を認めて、この先もやっていってほしい」

あともう少しで、今期の授業が修了しますが、これで終わりではなく、この先も絵を描くこと、絵本を作りことを続けていってほしいですね。

 

では、課題のじゃばら本を発表していきましょう。

 

・お菓子の家の写真をじゃばらにつなげて、お菓子の家の町した作品

・赤い毛糸を辿ると、大きな毛糸があって、いろんな生き物が出てくる。この作品は絵本になりそうなアイデアだと思いました。

WAKKUN先生からは、実際の毛糸を使って表現したらより良くなるね。とアドバイスされていました。

・畑仕事をきれいな色で表現した作品

・最近雨が多かったので、雨をテーマにした作品や童謡の「あめふり」をイラストにしてつなげた作品

・日々の生活をのんびりでいいよと、優しいイラストでホッと出来る作品

こちらの作品、繋がった一本の線は、テーブルや納豆・コーヒーに形を変えています。

ポイントに黄色の色を使われているのもいいですね。

今回の課題を更にブラッシュアップさせて、また見せてくださいね。

 

最後の授業でしたので、WAKKUN先生からいろんなお話しをお聞きしました。

WAKKUN先生はイラストの仕事をする前は、雑誌のライターをしていたそうです。

その頃にされたお仕事のポスターを見せていただきました。

この写真を撮影したのは、和田岬線の電車の中だそうです。

今のWAKKUN先生の作品とは違う世界観ですね。

 

WAKKUN先生は、依頼主と自分の考えとが違ったことで、仕事を断ったり賞を逃したりしたこともあったそうです。

そんな中、有名な歌手や憧れていた人など、いろんな方と出会います。

「自分にごまかさないで、一つ一つ向き合ったら、必ず良い答えが見つかるはず」と、みんなにお話ししてくださりました。

最後に、

今ではネットで調べて知ったことになっているけど、実際に触れて知ってほしい。

五感で感じることは大事ですよ。

WAKKUN先生がおっしゃるように、実際に展覧会に行って、作品を見て感じることは大事です。

絵を見る以外にも、観劇する旅行に行くなど、いろんなことを体感してくださいね。

 

WAKKUN先生は、今年12月〜来年1月まで、BBプラザ美術館で展覧会の予定があります。

会期中にはいろんなイベントも考えてらっしゃるようなので、ぜひチェックしてくださいね。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月  25日(土) 11:00~ 

     26日(日) 11:00~ 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年5月18日(土)イラストじっくりコース・安齋肇先生の授業内容

2024-05-20 16:46:37 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースは、安齋肇先生の今期最後の授業でした。

安齋先生は昨日まで、寺田先生と北海道にある「シゲチャンランド」に行ってきたそうです。

「シゲチャンランド」は、造形作家の大西重成さんが2001年に設立した私設美術館です。

大西重成さんは、廃材を使って作品にしています。

自分で作ったものは、自分で飾って発表しています。

「皆さんも作った作品は発表していったほうがいいよ。発表しないとただの趣味で終わったしまうからね」

 

では、課題の発表をしていきましょう。

前回、発表した作品から、さらにブラッシュアップさせる課題が、それぞれに出ていました。

 

数をたくさん作った人、サイズを大きくして描いた作品、イラストをポスターにしてみた、ミニチュアの立体作品、展覧会を開催した、

絵本を模写したなど、それぞれがチャレンジした課題を発表しました。

プレゼンテーションは、エンターテインメントとして、説得力のある発表がいいですよね。

発表したときに、説得力と楽しいと思わせたら成功です。

 

ポスターは、タイトルや主役になるキャラクターが、目立たないといけないので、配色などにも気をつけた方がいいです。

朝の設定でも、色がくすんで暗くなってしまうと、夜に見えたりしますので、プリントする時の色指定も難しいところです。

こうゆうことは、経験しながら分かってくると思いますので、いろいろ試してみてくださいね。

 

授業が終わってから、みんなで食事に行きました。

授業の時とは違って、イラスト以外の話でも盛り上がります。

とても楽しい夜になりました。

 

安齋先生、今期もありがとうございました。

 

安齋肇さんと寺田順三さんとの二人展

C'est la Vie 20th Anniversary Kaiwajuku

絵話塾20周年記念 安齋肇・寺田順三 二人展

5月21日(火)〜6月2日(日)

 

ぜひ、お越しくださいね。

よろしくお願いいたします。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月  25日(土) 11:00~ 

     26日(日) 11:00~ 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年5月11日(土)文章たっぷりコース第5期・第11回目の授業内容/高科正信先生

2024-05-18 19:23:40 | 文章たっぷりコース

この日は高科先生のお友達・児童文学作家の岡田淳さんの新作『ねがいの木』(絵 植田真/BL出版)のお話から始まりました。
1980年代に「日本児童文学」という雑誌に連載された作品を書籍化。植田真さんの絵も素晴らしく、世界情勢が不安定になっている今だからこそ読んでほしい本になっているそうです。

 

この日は、テキスト『60歳からの文章入門』(近藤勝重 著/幻冬舎新書)のP164にあるコラムから
比喩表現とオノマトペについての文章を読み、その後

『日本語のレトリック:文章表現の技法』(瀬戸賢一/岩波ジュニア文庫)から、
・前書き
・「意味を転換する(意味のレトリック)」の隠喩…類似点を見つける
・レトリック30早見表
の箇所を見ていきました。

隠喩は比喩の女王とも言われ、類似点を見つけてずばり喩えるのが特徴です。
喩える項は具象的なものであり、喩えられる項は抽象的なものになります。
類似点は、見た目の場合も特徴の場合もあります。

「宿題の山」は隠喩で、「山のような宿題」は直喩になります。
「〜のような」「〜みたいな」は直喩ですが、これは次の授業で見ていきましょう。

レトリックを使うときは、一般的に広く使われている喩えが分かりやすいのですが、新しいものを作り出そうとすると読み手が理解しづらくなるので、気をつけましょう。
他の人の共感を得るのは難しいかもしれないけれど、発信者の思考回路が見えるような気の利いた言い回しを考えるのは良いことです。

   

休憩をはさんで、長新太の『ユーモアの発見』(岩波ジュニア文庫)から、「まえがき」と「もえるキリン」「おなら」「怪獣」の箇所を見ていき、冊子に掲載された長さんがダリの「燃えるキリン」を模写した作品も紹介していただきました。

  

  

それから、絵本『ゴムあたまポンたろう』(童心社)を読み聞かせ。
長さんのこんな発想は、いったいどこから出てくるのでしょうね?
高科先生は、長さんがありとあらゆる物の中から自分のアンテナにひっかかった面白いものを集めており、作品を描くときにはきちんと調べて書いている。あふれんばかりの知識が、発想の源となっているのでは?と。

ここで1つ問題です。ゾウを冷蔵庫に入れるには、どのような手順が必要でしょう?
①②③3つの手順で答えてください。

ゾウが入ったら、次はキリンを入れてみましょう。
この時は①〜④まで。一工程増えるので、注意してください。

正解は、

ゾウの場合は、①冷蔵庫の扉を開ける ②ゾウを入れる ③扉を閉める でした。

キリンの場合はどうでしょう?

①冷蔵庫の扉を開ける ②ゾウを冷蔵庫から出す ③キリンを入れる ③扉を閉める です。

な〜るほど〜!!!!!となりますよね。

大人は自分の価値観から逃れられないので、どうしても冷蔵庫と動物たちのサイズを考えてしまいますが、もっと単純に考えたら良いのですね。

長さんは独特の形や色遣いで絵を描かれていますが、絵本を作るきっかけになった(影響を受けた)作家は、マドレーヌちゃんのシリーズで有名な、ルドウィッヒ・ベーメルマンス(wikipedia)だそうです。
独特な画風とはいえ、絵本ではなく書物の中の挿絵などで昔の絵の模写などが載っていると、長さんの画力は相当高かったことが分かります。
絵でも、文章でも、誰かの作品を模写すれば確実に力がつきますので、皆さんも好きな作家の絵や文章を模写してみるのも良いですよ。

最後に、今回の課題は「はしる」です。走る・奔る・趨る…いろんな漢字があり、「小走り」「激走」など走り方もがありますが、今までに走ってきたこと、これから走るであろうこと、走っているものについて、自分の目から見たもの等について、自由に書いてください。
例によって、創作・エッセイ・文字数・文章のスタイル・対象年齢などは全く制限はありません。

提出は5月25日(土)、12回目の授業の時です。よろしくお願いいたします。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年5月12日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2024-05-17 19:00:16 | 絵本ゆっくり塾

本日は、WAKKUN先生の今期最後の授業です。

課題の「じゃばら本」を発表する前に、WAKKUN先生が最近の出来事をお話しされました。

 

WAKKUN先生は長年、元町駅前で『BIG ISSUE』を買っていたのですが、その販売員の方が新しい生活のために引っ越し販売員を辞めることに。そして、お世話になった方へ手紙をお渡しされていて、WAKKUN先生も手紙を受け取ったそうです。

『BIG ISSUE』とは、生活困窮者に対し社会復帰への支援目的としてイギリスで発祥し、2003年から日本でも創刊されたストリート新聞です。

喫茶店でお茶を飲みながら手紙を読んで、感動して胸がいっぱいになったというお話しをお聞きしました。

生活の中で感動したことなどが、また作品となって見せていただけるでしょうね。

 

では、課題の「じゃばら本」を発表していきましょう。

  

 

絵本をじゃばらにした作品や、折り方に工夫された作品、

髪の毛で描かれた作品など、今までにないアイデアのじゃばら本が完成していました。

 

見る角度でホットケーキを食べる前と食べた後が現れるユニークなじゃばら本は、いろんなシリーズで見てみたいですね!

 

 

最後にWAKKUN先生からたくさんお話しをしていただきました。

絵話塾の先生は、人それぞれ違う。ただ自分の根っこにある物を表現していることは、皆同じです。

好奇心を持つことが大切。子どもの頃の感性をいくつになっても拾っていきたい。

生活の中でいいなと思ったことで動いたことが、作品になったりしている。

そして、1990年に出版された『ほっ』を紹介していただきました。

なぜこの本が出版されたのか、この本がきっかけで大好きな坂田明さんとの出会いについてのお話しも、お聞きしました。

WAKKUN先生のお話を聞いていると、真っ直ぐに生きていると、ご褒美がいただけることがあるのだなと感じました。

いつも心に響くお話し、ありがとうございました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月  25日(土) 11:00~ 

     26日(日) 11:00~ 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年4月14日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2024-05-17 18:13:39 | 絵本レベルアップ

本日は「絵本レベルアップコース」7回目の授業です。 講師は高畠純さん。

今日は「ことば」の響きからイメージする形(図形)を考えていきます。

これを音象徴(おんしょうちょう)といいます。
図形の面白さを追求する絵本を今回は作っていきます。

音象徴

「音象徴」とは、音がただ物理的な音ではなく、それ自体が、例えば「大きい」、「小さい」というように、 何らかの意味を持ち、その音(ことば)を聞いて、あるイメージを喚起するもの。

元永 定正さんの絵本『もこ もこもこ』は面白い形と言葉で構成されています。

 

次に前回の課題、内田麟太郎さんのテキストを読んで絵をつける。でしたね。みなさん面白い作品が揃いました。

課題の発表

 

次に午前中だけですが、ゲスト講師に高畠じゅん子さんが来られました。同姓同名で、作詞家に高畠じゅん子先生がいらっしゃいますが、同一人物ではありません。ちなみに、絵本作家の高畠純先生とも、親戚ではありません! まずは『ブービーとすべりだい』の読み聞かせ。終わってからこの絵本についてのお話。

この絵本はじゅん子さんの2冊目の絵本で、自分の娘さんが、すべり台が滑れなかったことからヒントを得ています。じゅん子さんの絵本作りは、お話の「核」を考えてから前後の内容を考えていく方法です。

すべり台になりそうなものを考えていくと、「お母さんのひざに乗ってすべる」がお話の核になります。 このように最初からお話を考えないで、中心(核)になるものを見つけたら、それに枝葉をつけていけば、絵本になる可能性が高いですね。

ではまた次の授業でお会いしましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月  25日(土) 11:00~ 

     26日(日) 11:00~ 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする