気がつけばアクセス数が40000件を超えていました
いつも見に来てくれる方々,ありがとうございます~
さて,東福寺の塔頭で最後に訪れたのは霊雲院.
ここまで予定の倍以上時間を費やしてしまった二人は,一日の予定を大幅に見直さなければならなくなり,内心あせりつつも,あとひとつ!と欲張り,見学することに.
例によって自分たち以外にほぼ人がいない中での見学となり,心ゆくまでゆっくり見ることが出来ました.
この霊雲院ははじめ不二庵と称し,室町時代の1390年に開かれた塔頭寺院です.
書院前の庭は遺愛石という,須弥台と石船が白砂の砂紋の中央にある,珍しい庭で,「九山八海の庭」というそうです.
遺愛石が須弥山を表し,仏を中心にした壮大な世界を表しているとのこと.
元々「都林泉名勝図会」に紹介されていた名庭だそうですが,すっかり荒廃してしまっていたところ,近年重森三玲氏によって修復されたそうです.
小書院から茶室にかかる庭は「臥雲の庭」と呼ばれています.1970年(昭和45年)に重森三玲氏が作庭したものです.
茶室から眼下に悠然と湧く雲に身を委ね,雲上に喫茶する無心の境地に誘う,そんなお庭だそうです.
雲も水もただ無心に何にもこだわらず,ただ悠々と来て,ただ去る,その美しさを表現しているのだそうです.
白砂と赤砂,ベンガラを混ぜた赤いコンクリートで水の流れと夕日に輝く雲を表現しているようです.
こういうの,アリなんだ・・・と素直に驚きました.
ただ無心に悠々と・・・という心境のわりには,ぐいぐいと何か「念」のようなものが込められているように感じるのですが,いかがでしょう?
ちなみに,パンフレットにのっている砂紋と全く違っているのも面白い.
お坊さんによって心の内が異なっているということですよね.
いつも見に来てくれる方々,ありがとうございます~
さて,東福寺の塔頭で最後に訪れたのは霊雲院.
ここまで予定の倍以上時間を費やしてしまった二人は,一日の予定を大幅に見直さなければならなくなり,内心あせりつつも,あとひとつ!と欲張り,見学することに.
例によって自分たち以外にほぼ人がいない中での見学となり,心ゆくまでゆっくり見ることが出来ました.
この霊雲院ははじめ不二庵と称し,室町時代の1390年に開かれた塔頭寺院です.
書院前の庭は遺愛石という,須弥台と石船が白砂の砂紋の中央にある,珍しい庭で,「九山八海の庭」というそうです.
遺愛石が須弥山を表し,仏を中心にした壮大な世界を表しているとのこと.
元々「都林泉名勝図会」に紹介されていた名庭だそうですが,すっかり荒廃してしまっていたところ,近年重森三玲氏によって修復されたそうです.
小書院から茶室にかかる庭は「臥雲の庭」と呼ばれています.1970年(昭和45年)に重森三玲氏が作庭したものです.
茶室から眼下に悠然と湧く雲に身を委ね,雲上に喫茶する無心の境地に誘う,そんなお庭だそうです.
雲も水もただ無心に何にもこだわらず,ただ悠々と来て,ただ去る,その美しさを表現しているのだそうです.
白砂と赤砂,ベンガラを混ぜた赤いコンクリートで水の流れと夕日に輝く雲を表現しているようです.
こういうの,アリなんだ・・・と素直に驚きました.
ただ無心に悠々と・・・という心境のわりには,ぐいぐいと何か「念」のようなものが込められているように感じるのですが,いかがでしょう?
ちなみに,パンフレットにのっている砂紋と全く違っているのも面白い.
お坊さんによって心の内が異なっているということですよね.