やまめの庭つくり

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清澄庭園ライトアップ2

2011-11-15 | 庭園見学
現在実施されている清澄庭園のライトアップのテーマは「深川あかりつむぎ」.

園路の低い位置に配された温かみのある行灯が連なり,つながり,ひとつの光の景になるように考えられているそうです.

清澄庭園は一説によると,東海道五十三次を表しているそうで,この光がつながっていく=全国の人々が一つになっていく・・・というイメージも表現.人々が互いに手を携え合い,大きな力になっていくようにという願いも込められているそうです.

とにかく,今日はこの幻想的な庭園の光景を回遊する気分を少しでも味わっていただければと思います.

まず,大正記念館を背に,涼亭を望む景色.



左には富士山.

ランダムに置かれた白い行灯が富士にたなびく煙や雪を表しているそうです.

やまめには星に見えました.



大きなハゼの木は紅葉を表す赤みのある光でライトアップ.

鏡面効果で,不思議な世界が現れました.



園路にはオレンジ系の優しい光.



池が大きく暗い分,行灯の光や木々の控えめなライトアップが宇宙に散らばる星のような,見ている自分が浮遊しているような不思議な空間のように思えてきます.









中之島の土橋.





誰かが

「水中から景色を眺めているみたいな気がする・・・」

と,つぶやいていました.



あまりにも水面に映る景色がリアルなので・・・




庭園の樹木は紅葉する樹が少ない分,赤みのある光でライトアップしているとのことでしたが,写真のようなピンクに見えるわけではありません.

何故か紫~ピンクに見えていますが,実際はもっと自然に見えますからご安心を・・・



樹木の枝ぶりもこうして見ると面白いですね.





光の効果は,心に直接沁みてくるものなんですね.

じわ~んと・・・

いい体験ができましたkirakira2



清澄庭園ライトアップ1

2011-11-15 | 庭園見学
12日より始まった清澄庭園ライトアップの見学に行ってきました.

清澄庭園は東京都江東区にある回遊式林泉庭園です.

江戸時代の大名屋敷を三菱の創業者岩崎彌太郎が入手し,明治11年に社員の慰安や貴賓を招待するために造園を計画,13年に「深川親睦園」を開園しました.

その後も工事が進められ,隅田川の水を引いた大泉水をはじめ,全国から取り寄せた名石を配した明治の代表的な庭園です.

この造園を進めるに当たって,岩崎彌太郎は,人工的な仕立て物の多い庭園ではなく,自然風の庭園をイメージしていたということです.

やまめは以前昼間の清澄庭園見学をしたことがあるのですが,飛び石というスケールから大きくはずれた巨石?といってもいいサイズの石がたくさん使われていて,趣も安定感も素晴らしいし,まわりにほとんど高層ビルなどが見えないので,庭園の景色を壊していないところも重要ポイントです.

そして何といっても中心にある大きな池が映し込む周りの景色を眺めていると,ゆったりと時が流れるようで,とても気持ちがよかったのを思い出します.

今回やまめは夜の庭園見学は初めてですが,JLFのランドスケープを読み解く会の企画に参加しました.



JLFの庭園見学会でよくお会いしていた焔(ほむら)光景デザインのHさんが設計,設置されたということで,見学しながらデザインの意図,技術的な解説をしていただこうという内容です.

このライトアップは20日まで,日没から午後9時(入園は8時半)まで行われています.

やまめは初日の日曜日に見学に行ったせいか,お天気が良くて暖かかったせいか,とても多くの人がそぞろ歩き,カップルも家族連れも老若男女が幻想的な風景を楽しんでいました.

時間があって,期間中この庭園に行ける方!

絶対オススメです.

幻想的で,非現実的な夢のような世界に入り込めると思います.

そして,光の温かさ,水と光と影の織りなす美しさも感じられ,感動できますよ.きっと・・・

前置きが長くなりすぎたので,肝心の画像は明日にします.

お楽しみに