やまめの庭つくり

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石の勉強part2

2008-09-03 | 造園
昨日に引き続き石の勉強です.


考えてみれば,いつの間にか色々な石に触れているのに,なぜその時にもっと突っ込んで知ろうとしなかったのか・・・

と反省yellow7ase2

まぁ,思い立ったが吉日なので,今日も続けて勉強です.

よく行く三溪園の,何度も目にしている流れの石は生駒石,という石だそうです.



生駒石(角閃はんれい岩)

大阪と奈良の県境にある生駒山の山頂から奈良県側にかけて産出される石です.
鉄,マグネシウムが多く,比較的重い.
表面で鉄が風雨にさらされて酸化し,「サビ」が生じるために独特の黒褐色になる.

風化による粒状のざらざらした石肌.

う~ん,確かに自然味あふれていい感じですkirakira




諫早石(砂岩:比重2.588)

長崎県諫早市から産出されます.
全国的にも希少な,建築に耐えうる砂岩だそうで,長崎の町並み,石畳,オランダ坂など,すべて砂岩だそうですyellow25

暖かく,やさしく格調高い雰囲気を漂わせ,落ち着いた空間を創造できる,と石屋さんのHPに書いてありました.

ついでですが,五島列島の平島で採れるものは平島石というそうです.

砂岩というと,黄色っぽい石を連想していましたが,考えを改めますyellow4

苔が結構つきやすいとのことで,園路の敷石に使うときは滑らないように注意する必要があります.



木曽石(花崗岩:比重2.67)

岐阜県中津川市で産出される.
他の石に比べて比重が大きく,どっしりとした印象がある.
強度が強く,複雑な加工には向かないが,落ち着いた風合いを出せる.
石肌はざらざらしているため,すべりにくく,沓脱石,飛び石に向く.
苔が良くつく.
白色や白茶が,年月を経て紫黒色になる.


この石は結構ざらざらしているので,野趣にあふれた庭には向いているのかもしれません.
ただ,どっしりとはしているものの,無骨な印象も感じられたため,モダンな庭にはあわないのかもしれません.

人によっては,「ちょっと品がないから好きじゃない」
というイメージも抱かれるようで・・・alien






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