先日、
『京都アスニー(京都市生涯学習センター)』の
平安京創生館の
企画展“『源氏物語』の世界(梅枝より)-平安京と香りの文化-”を見学してまいりました。
『風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~』所蔵の4分の1サイズの寝殿造模型とお人形たちが展示されています。
平安京創生館内では、写真撮影禁止のマークがあるので、おとなしくしつこく鑑賞に徹していました。(笑)
※京都アスニーの事務所に申し出れば撮影が許されることもあるようです。←あとで知りました。
レジュメは1枚のみ、両面印刷で内容がコンパクトにまとめてあります。
文字のフォントも大きめなので気軽に読みやすいかと。
以下、簡単に展示の様子をレポしまーす。
メモをとって見ていたわけではないので、記憶違いや勘違いがあればご指摘ください。
■寝殿南側
薫物合せ~明石の姫君入内準備・最上の薫物合せ~
『源氏物語』「梅枝」より
光源氏39歳。明石の姫君の裳着(もぎ=成人式)を控えにぎやかな様子。
蛍兵部卿宮を判者とした薫物合(たきものあわせ)が行われていました。
夕霧、柏木も同席。
弁少将は催馬楽の「梅枝」を謡ったのち、禄(ろく=褒美)の装束を肩にかけて退出中。
壺庭も見落とさないでくださいね!!
惟光の息子・兵衛尉が壺庭の遣水近くに埋めていた香壺を掘り出して手にしていますから。
■局(つぼね)・・・寝殿と東の対の間にある空間
局~女房の日常~
猫を可愛がっている女房がいたり、「偏つぎ(漢字のカードゲームのようなもの)」をしている男の子がいたり、平安時代の貴族の日常が垣間見れます。
■寝殿北側
追儺(ついな)~紫(むらさき)の君(きみ)の雛 (ひいな)あそび~
『源氏物語』「紅葉(もみじの)賀(が)」より
亡くなった祖母の喪から明けて、やや明るめの服装になった紫の君です。
無紋の小袿や袿、単が逆に新鮮で清らかに見えました。
追儺(ついな)の方相氏(ほうそうし)の面を手にして、紫の君をうかがっている犬君(いぬき=紫の君の遊び相手)も可愛いです。
4分の1サイズのお人形が、さらに小さなお人形で遊んでいる<=雛遊び>という場面ですので、細部まで楽しめますよ~♪
■寝殿東側
四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識
季節の草花の様子に合わせて、色の組み合わせを考えていた美意識に触れられます。
このゾーンではお人形が装束を着ているわけではありません。
それぞれの装束の色目を見ることに重点を置かれているのかも?
・・・というわけで、簡単レポでした!
※簡単レポは、mixiの
『風俗博物館~源氏物語の世界~』コミュニティに私自身が書いた文章を加筆・編集してこちらに掲載しました。
この企画展示は、12月12日まで。無料。休館日は毎週火曜。
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京都アスニー 平安京創生館
■場所:京都市生涯学習総合センター(京都アスニー) 1階
■住所:京都市中京区丸太町通七本松西入
■電話:075‐812‐7222
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平安京創生館の常設展もその他の企画展も、本当に時間を忘れるほどよかったです
私、アスニーでの講座を受講しつつ、一日をアスニーで過ごしてもいいです。
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