金沢の観光スポットレポート その857(No.1259)
◇金沢のさくら2018(6)兼六園⑥ 千歳台、山崎山周辺
〇兼六園のさくら
日本三名園のひとつで、桜の名木が多いことで知られており、ソメイヨシノやヤマザクラ、サトサクラ、ヒガンザクラ約10本の桜が園内を彩ります。
園内の桜の分布はヒガンザクラ約80本、ソメイヨシノ約200本、ヤマザクラ約40本、サトザクラ約50本、その他約50本となっている。(2013.3現在資料)
兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ6年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。
15)千歳台明治記念標の裏枝垂桜1
■写真は千歳台明治記念標の裏枝垂桜1
16)千歳台明治記念標の裏枝垂桜2
■写真は千歳台明治記念標の裏枝垂桜2
17)御車返(みくるまがえし)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、昔、この花をみた一人が八重の花だといい、別の一人は一重だといって争論となり車を返してみたところ八重と一重が混ざっていたところからこの名がつけられたといわ
れています。また、後水尾天皇が花のあまりの美しさに御車を返してご覧になったことに因むともいわれています。 枝垂桜1のとなりにある。
■写真は御車返(4/9)
18)御車返のとなり品種不明
■写真は御車返のとなり品種不明(4/9)
■写真は御車返のとなり品種不明(4/12)
19)越の彼岸斜め向かい糸くくり
■写真は越の彼岸斜め向かい糸くくり(4/9)
18 )越の彼岸(こしのひがん)
富山県南砺市蓑谷に自生がみられ、自生地は県の天然記念物に指定されています。自生地のものは江戸彼岸と大山桜の雑種と推定されていましたが、最近では江戸彼岸と近畿豆桜の雑種であるといわれています。
■写真は山崎山近く越の彼岸
■写真は明治記念標裏の越の彼岸
19)熊谷桜
近畿豆桜の八重咲き品種でかなり古い品種といわれています。一の谷合戦での熊谷直実と平山武者所の先陣争いの故事により命名され、開花期が早いのでこの名がつけられたといわれています。名前が類似しているものにコヒガン系の八重咲き品種で熊谷(クマガイ)があります。
■写真は熊谷桜
撮影日:2018.4.3
(つづく)