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同じ量の薪を焚いて100℃と200℃オーバーでは損した気分かい?




閑居の庭先には、赤とんぼがたくさん飛んでくる。

時期的に、ほとんどがアキアカネだろうね。

きのうも煙草を吹かしに下屋通路へ出ると、
10匹以上のとんぼが、土間のタイルに止まって羽を休めている。


とんぼは変温動物なので、太陽の光だけが頼りだ。
羽休めと言うよりも、体温維持のための日向ぼっこなのだろう。

意地悪して、その脇を通ると一斉に飛んで逃げるんだが、
直ぐに戻って来てまた止まるから、これがホントのとんぼ返り?(笑)






ソープストーンのブロックを組み合わせた石の薪ストーブ、
オランダ生まれのアルテック、グランデノーブル・デポを焚き始めて何日だ?

結論から言ってしまえば、導入前の考えと言うか思惑通りの特性で、
隠居部屋の6坪足らずの空間には、鋼板製よりも石作りの薪ストーブは正解だった。


立ち上がりが、とにかくスローリーなのがいい。

焚付時に組む薪は、中割り3本と焚付用に作った小割り薪を3~4本と、
あとは木っ端をひと掴み忍ばせたら着火剤に火を点ける。


時期的に、追加薪するほど寒くはないので、
最初の薪から焔が消えて熾火になったら、あとは自然鎮火を待ってお終いだ。

ソープストーンの表面温度は、天板で100℃程度にしかならない。
鋼板製なら軽く200℃オーバーでお湯が沸いてる。


同じ量の薪を焚いて100℃と200℃オーバーでは、何か損した気分かい?(笑)
いやいや、その代わり石に蓄えた熱はなかなか冷めない。

薪の持ってるエネルギーは同じなので、鉄と石で熱の出し方が違うだけ、
ソープストーンは温度が低い分だけ長く熱を出してくれる。


部屋が狭いので100℃でも十分暖かいし、
ゆっくり冷めてくれるので、長い時間あたたかく過ごせる。






ただ、気に入らないのが炉内の状態↑で、
一回焚きでは、炉内温度が上がり切らないから真っ黒け(笑)






追加薪をした時は、なんとか煤を焼き切っているが、
これでもまだ完全に消えていない。





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