Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

幕間のお楽しみは・・(ウイーン)

2010-09-13 23:26:19 | オーストリア
昨日は、お仲間のマンションに暑気払いにおでかけ。

このお仲間は、現在はサンデー毎日の生活で、別宅を持っているのだけど、老後(ったって現在もそうですね)のお楽しみのために、集会場のような形でマンションを買ったのだとか。

駅からもまあまあ、近い。
で、なんでも60年の定期借地権付きだとかで、60年経ったら更地で戻すそうである。
60年経ったら資産価値は0ということらしい。でもね、あと60年。どうやったら生きられるの??とみんなで大笑い。

彼は数年前に奥様を亡くして目下独身ではあるので、皆が『k、彼と結婚したら?』なんて進めるのだが、kおばちゃんの本領の『酔っ払うと説教をたれる』姿に恐れをなして・・逃げられた。
ははは。

我が仲間には、その他にも奥さんに離婚届をつきつけられて目下独身・・とかバラエティーはあります。

わたしとしては、お片づけをしてくれて、ご飯を作ってくれる人なら大歓迎です。ええ、下手ですから。

○6月28日(月)

今日の演目のヴェルディーの『運命の力La Forza del Destino 』ですが、ストーリーはなんとなくわかっていたのですが・・オペラが始まって直ぐにkおばちゃんすっごいストレスを!!

演出は、今はやりの『現代風』というやつで、映像とうまく組み合わせてあります。
それに対する不満は全然ありません。

むしろ・・話の展開なので、もともとの脚本にかなりストレスを感じたのです。

ストーリーは相思相愛でありながら、女性の父親にその『出』ゆえに結婚を反対され、駆け落ちを計画。しかしながら直前でみつかり、すったもんだのあげく銃が暴発してその父を殺してしまった恋人と女性の悲劇の物語・・なんですけどね。

いえ、何がストレスかって、駆け落ちを決心するまで『うだうだ』と長くかかってしまているのです。
恋人が女性の部屋に偲びこんで・・・父親に見つかるまでに随分とかかるんです。
まあ、そこでうだうだと歌うんですけどね。

友だちに言わせると、そうじゃなきゃ『悲劇』が生まれないでしょ?っていうのですが・・・もう直ぐ父親が乗り込んで着て悲劇が始まることがわかっているので、『とっとと逃げなさい!!そんなところで歌ってないで!!逃げてから考えなさい!!』と叫びたくなっちゃうのです。

まったくもって、悲劇に向かないkおばちゃんです。
ああ、やっぱり喜劇の方が好きです。人生は楽しくなくちゃね。
だからかもしれません。kおばちゃんが『韓流』にはまらないのは。だってあれは基本的に『悲劇』でしょ?

それにしてもこの『運命の力』は報われないんですよね。ああ、やだ!!

1幕目で思いっきりストレスを感じたkおばちゃんです。いやですね年よりは。
やっと休憩に入りました。ストレス解消にゆきましょう。


で、さすがさっきちょこっと腹ごしらえをしたkおばちゃんの今回のオーダーはこれです。

白ワインとチョコレートです。

kおばちゃんのお席のそばの休憩どころは、余り混雑していませんでした。評判悪いのかしら・・このカンパニーは・・


チョコレートといば、いままでこんなもの売っていたのかどうか・・覚えていません。
何種類かおいてあります。でも、人気がないのか・・・休憩時間の終わりのころには売りこのお姉さんがトレーにいれて売り歩いておりました。

この国立歌劇場のケータリングはGerstnerと言う会社の運営だそうです。


1847年創業の菓子屋で大所の劇場は押さえているようです。
昨日のバーデンのアリーナのバーの食材は、いかにも裏でこしらえました。というかんじでしたけどね。
田舎もののkおばちゃんとしてはあちらのほうが温かみがあって好きです。

でも、ここのエリアは、冒頭の画像の下の階のお高い平土間席のコーナーよりも当然お客さんも庶民的です。

この画像のように足にギブスをはめながらもおしゃれを忘れないお姉さん(赤い服)とかね。


さ、後半が始まりますね。結末は判ってますが・・・

素敵な曲もあるので、お終いまで見ましょう。

無事終了。カーテンコールです。レオノーラ役のMicaela Carosi女史、中々良かったですよ。


アンサンブルの皆さんも素敵でした。


指揮者はMarco Armiliato氏。ジェノバ生まれでパガニーニ音楽院で音楽を学んだとか。


イタリアオペラにはもってこいの方ですね。

さて、終演後は・・次のご予定に急ぎましょう。夜のカールスプラッツ駅は・・真っ暗です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする