夫宛てに日本年金機構から封書が来た。
扶養家族の確認申告書です。
年金の書類は、返信が必須なのに、返信用封筒は同封されていても切手が必要なんですよね。
申告書の記入の説明書は12Pもあったのに、ネットでの申告用の紙は1枚裏表のやつだけ。
困るのが「スマホで申告すれば“簡単”“切手不要”」と買いてある事。
それで夫は、「どうせまた次の申告もやらんといけんのやから」と、
マイナンバーカードと年金機構からの紙を見ながら、スマホで申告をやりだした。
何度か台所の私の所にあれこれ聞きに来る。
やっと年金のサイトとマイナンバーの連携が済んだけど、紙に買いてある通りのスマホ画面にならない、と「お手上げ」と言って来た。
それで私が横で見ながらやったら、最終画面まで行けたのでした。
つまり、年金機構から来た【スマホでの申告】を勧める紙は、年金受給してる高齢者には、分かり難い物であるのは確かです。
年金受給者でスマホを使いこなせる人がどれだけいるのか。スマホを持ってるだけの高齢者でも、操作し易い説明書を同封して欲しいものです。
「この画面のココをタップ」とあるんですが、それが順番通りに行かない、と夫は格闘していた訳です。
画面と画面の間に《画面をスクロールして》の記載があれば、まだ良かったのに。
夫は、パソコンはそこそこ使える人ですが、スマホは私との連絡用しか使わないから、私の方がスマホには慣れてる事になりますかね。
パソコンがやれるから、スマホは大丈夫とは行かない。どちらのデバイスも、慣れが必要ですね。
マイナンバーカードは、パソコンからは『カードリーダー』を使わないといけないので、スマホにマイナンバーカードを読み込ませるのはヨシとしても、丁寧な説明書はネット申告を勧めるなら用意して然るべきだと思いました。
便利です、切手はいりません、と誘う以上、受給者目線が足らないな、と思ったのでした。
『脳みそが活性化したね』の私の言葉は、フォローになりませんでした。
夫は何度もやり直して疲れ果て、ヘロヘロでした。
私は夕飯の支度が出来なくて、メニュー変更をしなければならず、焦りました。
夫は「もう寝る」と早く寝室へ。
年金機構にも「うまく行かない」と電話が沢山行ってると思います。
マイナンバーカードの不手際が問題視されてますが、お役所のデジタル化が遅々として進まないのも頷けます。
マイナポイントの為にスマホを持った人も多いと思うんですよ。
“パソコンを使う人がスマホは大丈夫では無い事”を知ってもらいたいですね。
若い世代の人と同じようには行かない高齢者の現実を知ってもらいたいです。
今回は、私がいたからネット申告書を提出出来ましたが、夫1人だったら無理だったでしょうね。
申告書にチェックと記入日を記載して切手を貼って投函すれば良い訳だけど、高齢者や障害者には、なかなか手間ですよね?
どんな人にも優しい社会を目指して欲しいけど、お役所が現実をもっと知って欲しいと思いました。
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