前回の記事で、行きはよいよい帰りは怖い、とその日のお出かけへの思いを記しましたが・・・・・・
実際は、炎天下で体力の消耗が激しく、行きも帰りも少々こわ~い、難道中の私でした。
そんな私を精一杯支え、楽しませてくれたのが、孫の小2になるK君です。
実はこの日、次女の会社に於いて、社員の子供会社見学会がありました。
K君の話しでは、30数名程度集まり、会社紹介の展示等がされた各フロア―の部屋を観て回ったようです。
その事を、目を輝かせ、上野に向かう車中、私に話し聞かせてくれました。
見学会が終わると、その日は早退し、子供と一緒に会社を出る社員が多いとのことでしたが、娘は、その前の週、一週間ほど夏期休暇を取ったばかり。
ですから、処理しなければならない仕事が溜まっていて、それは無理のようでした。
そのため、私が10時半ごろ、お迎えに行き、会社の前でK君を引き取ることに。
私にしては珍しい朝早い外出。
孫も一緒とあっては、そのままUターンして自宅に戻るのは、余りにもったいない気がしました。
Mちゃんはしきりと、私に言います。
「暑さが異常だから、無理しないですぐ家に帰った方がいいわよ。本当に無理しないでね!お願い」と。
そのように気を遣ってもらえるのは有り難い事でしたけれど、せっかくだから孫に何か夏休みの良い思い出を残してやりたい。
その祖母の願いは抑え難く、老体鞭打ってでも頑張りたい、と。
そこで思い付いたのが、上野公園を訪ね、K君が希望する展示会館に足を運ぶことでした。
多少無理すれば何とかなるかもしれない。動物園でもいいわよ、とさえ。
正に年寄りの冷や水的発想でしたが。(笑)
或いは、K君の気持ち次第では、そのまま私の家に戻り、おじいちゃんと日が暮れるまで遊ぶのも選択肢の一つでした。
ところがK君の希望は、国立科学博物館の恐竜展示場を観たい、と言うもの。
むろん、OKの私。
内心、動物園でなくて良かった、と冷や水をを浴びずに済んだことを喜びました。(笑)
そして銀座線で上野駅に到着。
ところが公園に向かう坂道を登るだけで、私は汗だくだく。
カメラの入ったトートバッグの柄の片方を、K君が持ってくれました。
それだけで、荷が驚くほど軽くなり、私はどんなに助かったことでしょう。
小2になったばかりですが、K君の状況判断は実にお見事。
私は感心するばかりでなく、、すっかり頼りきってしまい、少々情けないばぁばでした。
道案内でも大活躍してくれたK君です。
まずは昼食で腹ごしらえをしないといけません。
私は相変わらず食欲がなくて、あまり食べることに意欲が沸いてきませんでしたが、おちびちゃんを放っておくわけにはいきませんものね~
公園内のスターバックスが第一候補だったのですが、その建物は遥か遠くに感じられ、暑さゆえに、足を運ぶ気が失せてしまいました。
孫も納得してくれたので、目的地の科学博物館内のレストランへ。
ところが、その混雑は想像以上で、30分以上待ちとか。
陳列されたメニューの献立を見ても、全く美味しそうに見えません。
そんな昼食を待つために長い時間を要するのは、余りに惜しく、再度スターバックスに向かうことに。
出口が異なると、意外にも先程よりずっと近くにその建物が見えました。
足早に、手をつないでお店に向かい、中に入ると、まだ12時前のせいもあったのでしょう。
並ぶこともなく、すぐ美味しい昼食にあり付けました。
右のデザートはサービス品です。
「良かったね~美味しいわね~」と二人でご満悦。
でも私が口にできたのは、小さなサンドイッチ二切れと、巻きサラダ半分、ドーナツを一口だけ。
後はすべてK君のお腹に入り、その食欲に驚くとともに、ば~ばとしては嬉しい光景でありました。
さぁ~いよいよ館内の見学です。
K君のお目当ては、何と言っても恐竜。
何故男の子は、こんなに恐竜に憧れ、好きになるのでしょうね~
初孫のR君も同様でした。
まだその頃は、私は50代の後半。
今より遥かに元気でしたから、特設展示の恐竜展に、長蛇の列をもものともせず、楽しんだものです。
今回は常設展示の館内を観て回っただけでしたから、空いていたにもかかわらず、猛暑のせいで、向かう道中で疲労困憊してしまった私、
長いすでコックリコックリ舟を漕いでばかり。
特設展示場として、深海についての催しもありましたが、、そこは余りの込み様で、今回はむろんパス
歳月の経過による私の体力の衰えを、痛感せざるを得ませんでしたが、その体調に合わせ、要領よく孫の相手もできた私です。
K君は、十分楽しんでくれたようでした。
写生に打ち込むK君
スカイツリーの見学以来、久しぶりの二人でのお出かけでしたが、今回のクライマックスは、K君の恐竜の写生でしょうか。
初めにテイラノサウルスの見事な絵を描いてくれました。
丁寧に骨格を描ききったK君の観察眼に感心し、心から褒めてやりました所、すっかり気をよくしたようです。
二匹目、三匹目、とスケッチする手が止まらなくなり、そのために要した時間がおよそ一時間半に及んでしまいました。
恐らく家族のお出かけでは、このようにゆったりした時間を取ることは無理だったかもしれません。
同伴がばぁばだった故、孫に与えることが出来た貴重な時間ではなかったでしょうか。
この年になりますと、何も役立たずの祖母ではありますが、孫の満ち足りた表情を観て、幾分自己満足に浸ることができた私です。
そうこうしているうちに、早、私の予定の帰る時間が迫ってきました。
心行くまで写生を楽しめたK君は、すっかり満足したようです。
後は駆け足で回り、ミュウジアムショップで、お土産を買い、家路に就きました。
「又二人でどこかに出かけようね」
と約束し合った私達。
若い頃のように、数人の孫を連れてのお出かけは、目も行き届かず、体力的なことも考慮すると、少々不安ですが。
一対一のお出かけなら安心して、孫とも密に付き合え、心がとても通い合える素敵な機会になりそうす。
次回は、長女家のさくらちゃんとバレエ鑑賞がしてみたいもの、と。
中2のR君とは二人での旅行に憧れるばぁばだけれど、、恐らく申し訳なさそうに理由を付けて断ってくるでしょうね~(笑)
まだ多少元気なうちに、孫との思い出作りにも、今後は励みたいもの、と願っています。
8月20日 10038歩 8月21日 6058歩
今日もお立ち寄りくださいまして有難うございま。