今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

居心地が良い区役所 

2015-02-21 06:59:54 | 病気

区役所の福祉課に足を運ぶことが、多くなってきた私です。

最近も、身体障害者手帳の申請のために、その受付窓口に出かけてきました。

屋内外の手すり取り付けの手続きもありました。

こちらはリフォーム会社の我が家担当のKさんが、すべて代行してくださり、本当に助かりました。

要介護の場合、二十万円までは、市から助成金が出ます。

 

区役所の福祉課窓口でいつも感じることは、職員さんがとてもお優しいこと。

今回、出かけた時に応対してくださった人は、今一つ、といった感じでしたけれどね。

女性の方でしたが、早口で説明も一方的。

私が聞き慣れない言葉に戸惑い、何度も問い直し、その意味を確認するといった作業をしなければなりませんでした。

でも、こういう方は、珍しいです

いつもはゆっくりした落ち着いた口調で、とても分かりやすい説明をしてくださる方が、ほとんど。

 

 

福祉課は、世の中の弱者の方々を相手にしたお仕事ですものね。

その自覚をもって当たられるゆえ、当然の態度なのかもしれません。

職員さんの言葉に励まされ、元気をもらって家路に就かれる相談者が、多いことでしょう。

 

その印象を心に強く刻みつけるような情景を、今回の区役所訪問で目にしました。

私が番号札をもって自分の順番を待っている時のことです。

受付の窓口に、私に背を向けて腰かけている小柄な女性がいました。

想像にすぎませんでしたが、お年を召した方のようです。

その後ろ姿には、生活の苦労がにじみ出ているように、私には感じられました。

 

その方に対し、二人の女性職員さんが席につき、相談相手を。

お一方はまだ若く、私も以前、話したことがある人です。

その隣に座り、女性の話を聞いておられた中年の職員さん。

その方の慈愛に満ちた眼差しの、何と優しいこと。

常に笑みを浮かべた柔らかな表情。

相談相手のお話に、一言一言頷きながら、真剣に耳を傾けておいででした。

 

私は、その素敵な姿に、思わず見惚れてばかり。

こんな表情で他人に接することができる人になりたい、と思いつつ・・・・・・

そのお蔭で、しばらくの待ち時間、私は退屈しないで済みました。

 

ゼラニューム

 

私が相談を終了し、違う受付窓口のの席を立つ頃には、退社時間は過ぎ、職員さんがまばらになり始めていました。

階下に降りて正面玄関に出ると、そのドアはすでに閉まっていました。

そこに、戸惑た様子で立ちすくんでいる先ほどの女性を見かけた私です。

その方の戸惑いがすぐ察せられました。

区役所に慣れた私のこと、

そういう際に出る非常口的な玄関へと、その方をご案内しました。

二重ドアになっていましたので、ひと扉ずつ私が開け、先に通っていただきました。

 

そのたびに、満面の笑みでお礼をおっしゃって下さったその女性。

その表情は明るく元気いっぱいに見えました。

きっと職員さんから励まされ、心を新たにし、家路に就かれるところだったのでしょう。

我が家同様、介護を必要とするご主人様がいらっしゃるのかもしれません。

その人の背を見送りながら、お互いに頑張りましょうね、と心の内で呟いた私です。

 

 

 

 私は最近、何度か友人に話したことがあります。

「私は区役所は大好きな所なの。

自分の居住地の懐に戻ったような、安堵感に浸れるのよね~

もしこれから家を建てるのだったら、区役所の近くに建てたいわ。

大地震に見舞われても、安心ですもの」

と。(笑)

今後も区役所の福祉課には、私は度々足を運ぶことになりそうです。

 

         

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