彩の少ない厳しい冬を抜けると、百花繚乱の華やかな春が私達を迎えてくれます。
時に冬将軍が最後の踏ん張りを効かせてているような冷たい日もありますが。
もう春は目の前ですね~。
あとわずかな辛抱と、その到来を待ちわびる今の時季が、とても素敵に思えたり。
冬は苦手な私ですが、この季節があればこその一層の喜び。
繊細な気候の移ろいと、このワクワク感は、日本人なればこそ味わえる、独特のものなのでしょう。
春を感じさせる柔らかな日差し
年を重ねた今、若い頃以上に、それが有難くも感じられてきます。
感性を豊かにして生きれば、この変化を享受しているだけで、余生を飽きないで暮らしていけそう。
昭和を生きた私たちだからこそ慣れ親しんでいる、わが国特有の伝統的慣習。
四季ごとに、いろいろありますね。
それを若い人たちに伝授していく務が、私たちの世代にはあるのかもしれません。
なぁ~て、ちょっと気取ってみました。(笑)
日頃の暮らしに、もっともっと取り入れて、孫たちと一緒に楽しめるといいのですが
きれいごとを述べて、そんな余裕のある風雅な暮らしにあこがれはするものの・・・・・・
実際に私が取り入れて実行しているのは、お正月くらい。
次女宅で、雛祭りの会はよく開きますけれど。
我が家の七段飾りのお雛様の扱いとなると、そのシーズン、お箱から、しくしくすすり泣きが聞こえてきそうな、ここ幾年月です。
四季の行事の由来が載っている、私の好きな本です。
こんな具合で、実際は毎日、目先の家事やデスクワークを処理して暮らすのが精いっぱい。
自然を愛でたり、色々な行事を楽しむ心の余裕を失っているのが、私の今の現実です
長年、理想の暮らしを求めて試行錯誤してきました。
自分の暮らしの時間管理がうまくできなくて、リズムが取れない生活に悩んだこともしばしば。
疲れやすい体質も、そのリズムに大きな支障をきたしてきました。
心と時間のゆとり。
暮らしを心から愉しむうえで、一番大切なことですね~。
今の生活は、それが持てているとはとても言い難いですが、最近、その暮らしのリズムが、驚くほど快調になってきました。
もしかすると、私が描く理想的な過ごし方に近づいているのかもしれません。
ローダンセマム
年末年始に風邪をひき、体調不良が長く続きましたが、そのトンネルも完全に抜け出した感じがします。
実は、このリズムの暮らし方が思い浮かび、実行しようとしたきっかけは、その時のことです。
年末にもかかわらず、家事が思うようにはかどらないで悩んでいました。
今後、年を重ね、次第に体力が落ちていくにつれ、、こんなことは当たり前になっていくのだろう、と。
悲しいな~と。
そうだ!どんなに弱っても、計画的に前に進めていく感覚を忘れなければ、いいのかもしれない、と。
たとえ、亀の歩みの一歩一歩でも。
少しずつ、少しずつでも前へ前へ、と。
その思いがもしかすると今、実行できているのかもしれません。
今は旦那さまへの気配りと介護も加わり、一層忙しいはずですが。
よいリズムが取れて、部屋の整理整頓、お掃除すべてが前に前にと、順調に進んでいきます。
この調子だと、そのうち家事がとても身軽になって、心に余裕が持てるようになるかもしれません。
そして、お出かけも多くして、展覧会に出かけたり、もっと身近なことでは、散歩をいよいよ実行したり。
夫が病を患う前のように、孫の保育園のお迎えも手伝ってあげたりと。
そして前に記述した伝統的行事も、丁寧に心から愉しんで・・・・・・
夢は膨らむ一方ですが・・・・・・
またまた、現実に引き戻されました。(笑)
私の大切な旦那さまをほったらかして出かけるのは、少々心が痛みます。
二人暮らしにしては大き過ぎる家の掃除、整理整頓。
いくらしても、尽きることがありません。
三度の食事の準備で、日中の時間の大半を使い果たしてしまう私です。
けれど、その主婦業が、生甲斐で喜びだったりもする訳で、なんとも複雑な私の感情です。
でもでも、最近は、確かに今まで感じられなかったような良いリズムが生まれています。
ゴールデンクラッカー
焦れば心が疲れ、かえって能率が上がらない。
このリズムを忘れないようにして、今後、頑張りましょう。
上手く行く確証なんてまるでないけれど。
そのうち、また悩んで暮らす自分に戻ってしまうかもしれないけれど。
単なる自己満足に過ぎないかもしれないけれど。
この調子で今年は頑張りたいものです。
追記
余りに抽象的な表現で、ごめんなさい。
今のリズムの素晴らしさに確信が持てるときが来れば、もっと具体的に綴らせていただきますね。
ご覧下さいまして有難うございました。
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