人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

1/23付産経新聞「正論」(石原慎太郎)

2015-01-30 05:00:00 | Weblog

1月23日(金)産経新聞「正論」欄に、「作家」石原慎太郎さんが投稿して
いた。表題は「イスラムテロに絡む歴史の背景」となっている。

内容は・・・・・・
○私はイスラム系の残酷で非人道的なテロに共感する者ではない。
○しかし、テロ勃発の度、起こる避難の中に欠落しているものが在るよう
 な気がしてならない。
○それは人間が文化を保有し、宗教を派生してきた歴史の中のいかなる
 時点で勃発したかという視点である。
○キリスト教文明とイスラム教文明の相克ははるかに古く、2世紀のサラ
 セン帝国とキリスト教圏との衝突に始まり、今日まで続いている。
○中世期以後の歴史の本流はキリスト教圏の白人による、有色人種の土
 地の一方的な植民地化と収奪による白人の繁栄だった。
○日本はその中で稀有の例外だったが、あくまで自衛のための手段として、
 西欧列強の真似をして軍国化し植民地支配に乗り出さざるを得なかった。
○イスラム教のテロに冷静に対処するためには、あれらの暴力行為の歴史
 的蓋然性について自覚することが肝要だ。
○数世紀続いてきた白人の世界支配が終わろうとしている今、新しい宗教
 戦争が始まろうとしている。



なるほど、石原さんらしい主張で、一つの「物の見方」としてはおもしろい。


しかし、白人や有色人種、キリスト教やイスラム教、仏教にかかわらず、い
つの時代も「過激派」は存在する。


いま起きていることは、キリスト教対イスラム教の戦いではなく、武装した
「過激派」と武装しない「普通の人々」との戦いではないかしらん。


昔々、中東で、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒が仲良く暮らしてい
たこともあったのではなかったかしらん。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 父の油絵 | トップ | 1/29OB練習「水のいのち」② »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰してます。 (ken)
2015-01-31 09:34:29
イスラム国の一件に関して「たった1人の命のためにそこまでする必要ない」という意見がチラホラ聞かれ始めたことに憤りを覚えています。
今の政府なら、慎重かつ誠意ある決断をするはずですが!
返信する
RLPO (ken)
2015-01-31 09:36:43
あ、昨日ロイヤルリヴァプール&ペトレンコの演奏会を聴きに行きました。
熱の入ったショスタコーヴィチ10番、感動しました(>_<)

レビューは夜にでも!
返信する
連投すいません。 (ken)
2015-01-31 09:38:13
半角不等号は本文に使えないんですね……。

今夜にでも演奏会のレビュー書きます!
返信する
Unknown (katsura1125)
2015-02-01 10:11:21
kenさん、いくつもコメント有難うございます。

「言論の自由」には、節度(--難しい問題ですが。)が必要ですね。絶対言ってはいけないことってありますよね?

ブログ拝見しました。
http://blog.livedoor.jp/zako2714/
ペトレンコは、いままさに旬でしょうか?
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事