1月23日(金)産経新聞「正論」欄に、「作家」石原慎太郎さんが投稿して
いた。表題は「イスラムテロに絡む歴史の背景」となっている。
内容は・・・・・・
○私はイスラム系の残酷で非人道的なテロに共感する者ではない。
○しかし、テロ勃発の度、起こる避難の中に欠落しているものが在るよう
な気がしてならない。
○それは人間が文化を保有し、宗教を派生してきた歴史の中のいかなる
時点で勃発したかという視点である。
○キリスト教文明とイスラム教文明の相克ははるかに古く、2世紀のサラ
セン帝国とキリスト教圏との衝突に始まり、今日まで続いている。
○中世期以後の歴史の本流はキリスト教圏の白人による、有色人種の土
地の一方的な植民地化と収奪による白人の繁栄だった。
○日本はその中で稀有の例外だったが、あくまで自衛のための手段として、
西欧列強の真似をして軍国化し植民地支配に乗り出さざるを得なかった。
○イスラム教のテロに冷静に対処するためには、あれらの暴力行為の歴史
的蓋然性について自覚することが肝要だ。
○数世紀続いてきた白人の世界支配が終わろうとしている今、新しい宗教
戦争が始まろうとしている。
なるほど、石原さんらしい主張で、一つの「物の見方」としてはおもしろい。
しかし、白人や有色人種、キリスト教やイスラム教、仏教にかかわらず、い
つの時代も「過激派」は存在する。
いま起きていることは、キリスト教対イスラム教の戦いではなく、武装した
「過激派」と武装しない「普通の人々」との戦いではないかしらん。
昔々、中東で、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒が仲良く暮らしてい
たこともあったのではなかったかしらん。
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今の政府なら、慎重かつ誠意ある決断をするはずですが!
熱の入ったショスタコーヴィチ10番、感動しました(>_<)
レビューは夜にでも!
今夜にでも演奏会のレビュー書きます!
「言論の自由」には、節度(--難しい問題ですが。)が必要ですね。絶対言ってはいけないことってありますよね?
ブログ拝見しました。
http://blog.livedoor.jp/zako2714/
ペトレンコは、いままさに旬でしょうか?