人生ブンダバー

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中田整一編『真珠湾攻撃総隊長淵田美津雄自叙伝』

2008-06-23 05:40:01 | 読書
今年半年間に読んだ本でよかったものベスト3をあげよといわれたら、私はその一
つとして真っ先に中田整一編『真珠湾攻撃総隊長淵田美津雄自叙伝』(講談社)を
あげるだろう。

淵田美津雄(ふちだみつお)は明治35(1902)年生まれ。したがって、昭和天皇よ
り1歳年下である。奈良県立畝傍(うねび)中学を卒業後、海軍兵学校に入校。同
期に高松宮、源田実。大正13年(1924)年、海軍兵学校を卒業。昭和16(1941)
年、飛行総隊長として39歳で真珠湾攻撃に参加、有名な「トラトラトラ」を打電
した人物である。
(「太平洋戦争」では、明治生まれの人の指揮の下、大正生まれの人が戦ったので
ある。)

終戦までが淵田の前半生である。昭和20年、43歳。
戦後はクリスチャンに回心。キリスト教の伝道者としてアメリカを回る。「父よ、
彼らを赦し給え。その為す処を知らざればなり」という『聖書』の言葉に導かれ
る、この後半生はまさしく感動的である。

何人かの人に本書を薦めたが、異口同音におもしろかった、よかったと言っていた
だいた。

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