吉村昭は綿密な史料収集と現地調査によって事実を積み重ねた作品を多く書いてい
る。「事実」に対するこだわりは大変なものだ。ブログもそうかもしれないが、本
というものは誰が読むか分からない。100を書いたとしたら、その内の1について詳
しい人がいるかもしれない。吉村昭は1行書くのに大変な時間を費やしているのが
分かる。
『戦艦武蔵』は大正12年生れの母に薦められて読んだ。戦艦武蔵の建造から終焉ま
でを描いた、著者の比較的初期の戦史小説である。どうしてそんな細かいところま
でと驚くほど、ひたすら事実を積み重ねた、抑制した文章がすばらしい。
これをきっかけとして、吉村昭の「記録文学」を次々に読んだ。どれも印象に残っ
ているものばかりだ。
る。「事実」に対するこだわりは大変なものだ。ブログもそうかもしれないが、本
というものは誰が読むか分からない。100を書いたとしたら、その内の1について詳
しい人がいるかもしれない。吉村昭は1行書くのに大変な時間を費やしているのが
分かる。
『戦艦武蔵』は大正12年生れの母に薦められて読んだ。戦艦武蔵の建造から終焉ま
でを描いた、著者の比較的初期の戦史小説である。どうしてそんな細かいところま
でと驚くほど、ひたすら事実を積み重ねた、抑制した文章がすばらしい。
これをきっかけとして、吉村昭の「記録文学」を次々に読んだ。どれも印象に残っ
ているものばかりだ。
さてガラコンがひと段落したので少し時間をとるように仕事を整理して思い切って入院することにしました。生まれて初めての入院と内視鏡による手術なのですが治療に対する恐怖感よりもゆっくりとした時間が持てるという期待感の方が勝っており、病院へ歩いて行ったのですが小学生が遠足へ行くような気持ちでした。
時間が自由になるので当然読書をしようと何冊かの本、パソコンそれと小さなスケッチブックを持って行きましたが、『戦艦武蔵』も絶対読もうと書店に探しに行きました。文庫本となっているので安いですね。もう一つこの本を取り上げた理由は、一ヶ月ほど前ですが仕事上で三菱重工長崎造船所を見学させていただける機会に恵まれ史料館と香焼造船所を見学してきたことがあります。
『戦艦武蔵』は読みやすく更には長崎の地理などもまだ鮮明に記憶の中にあり総ての光景を頭に浮かべながら読むことができたのが良かったです。点滴のチューブなどが邪魔でしたがそれも余り気にならず読破することができました。高村昭氏は詳細な取材と調査をしているのですね。感服しました。武蔵は二番艦と言う宿命からかどうしても一番艦の大和の方が話題性を持ちますが、この本により大和と武蔵の違いを知ることができるのと、造船に際し機密保持のために当時の最高の技術者達がどれほど苦労したかが伺われます。
三菱造船所を訪問したとき伺ったことですが、当時は戦時下のことだったので武蔵の写真は公式には一枚しか残っていないとか。
Katsura1125さん、『戦艦武蔵』を教えていただきありがとうございました。
これから高村昭ファンになりそうです。
ちなみにその他持参した本は『文芸春秋』、新井喜美夫氏著『転進瀬島龍三の「遺言」』、橘木俊詔氏著『早稲田と慶應―名門私大の栄光と影』などですが書店で目に付いた為につい衝動買いしたものです。ただ新井喜美夫氏は私の最初の勤務先の関係で30年前よりお名前を存じていたので選んだ次第です。今は連休の為一時帰宅中ですが今週後半には楽しい入院生活も終わることだろうと思っておりますが本当にたまには世俗から隔離されるのも良いですね。
「読書三昧」、楽しそうですね。最近のTVはエンタ
メ系が多く、入院中は読書が一番!ですね~。
一日中、読書をしているとフツ~の文庫本なら一冊は
読めるのではないかしらん。
私は何をしてるかって?--1週間分のブログ作りで
す。そうそうガラコン記念文集の原稿もよろしくお願
いします。
今夜からまた入院ですので先ほど吉村昭氏の著書二冊入手してきました。『ポーツマスの旗 外相・小村寿太郎』『零式戦闘機』です。それと気楽に読むことができる雑学本、磯田道史氏著『江戸の備忘録』です。
『ポーツマスの旗』は『海の史劇』、『ニコライ遭
難』とともオススメです。この時代そしてこの時代の
日本人には、司馬遼太郎ではありませんが、ひかれま
す。
小村寿太郎は日露講和条約の交渉で命を縮めたと言っ
ても過言ではないのはないでしょうか。