平成24(2012)年、期せずして、戦前の政党政治に関する2冊の新
書本が発刊された。1.筒井清忠『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新
書)と2.井上寿一『政友会と民政党』(中公新書)だ。
私の中学時代、歴史のH先生は、折に触れ、「日本もイギリスのよう
に、二大政党の時代になるといいのだがネ・・・・・・」とおっしゃってい
た。
しかし、そもそも、戦前の日本には、大正13(1924)年加藤内閣か
ら犬養首相暗殺の昭和7(1932)年の政党内閣(*)時代には、政
友会と民政党という二大政党も生まれていた。
その間の首相は、
加藤高明(憲政会)-若槻礼次郎(第1次/憲政会)-田中義一(政
友会)-浜口雄幸(民政党)-若槻礼次郎(第2次/民政党)-犬養
毅(政友会)
だ。
加藤内閣の大正14(1925)年に、普通選挙法が成立している。
*余談だが、普通選挙法といえば、中国(中華人民共和国)には普
通選挙法が存在したことがあるのかしらん。
本論に戻って、筒井、井上両氏とも、上記8年間の政治の流れと政
党の対応をまとめ、最後に歴史の教訓について書いている。
1.筒井書によれば、田中内閣の崩壊原因は、張作霖爆殺事件だけ
ではなく、複数の要因が挙げられるというのは新しい発見と言えるか
しらん。
個人的には、二大政党制には、なにがしかの前提条件が存在する
と考えるのだが・・・・・・。
右から筒井清忠『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、
井上寿一『政友会と民政党』(中公新書)
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