12月10日(木)、『文藝春秋』発売日。先月号は買わなかったが、今
月号は「小泉純一郎独白録 ロングインタビュー4時間半」が読みた
くて、早速購入。朝のベローチェで一気に読んだ。
インタビュアーは、30代半ばのノンフィクションライター常井健一氏。
氏は、既に『小泉進次郎の闘う言葉』(文春新書)、『誰も書かなかっ
た自民党』(新潮新書)を上梓している。小泉進次郎ウォッチャーの
一人と言っていいのかしらん。
--初めまして。今日はよろしくお願いします。なぜインタビューを
受けてくださったんですか。
小泉 常井さんが書いた進次郎の本、読ませてもらったよ。あれだ
け現場を回って取材しているのは強いよ。大したもんだ。お手紙も
らって、これは受けなくちゃいけないなと思った。で、『文藝春秋』に
何書くんだよ(笑)。『文藝春秋』は、やっぱり原発推進論者が多い
んじゃないの。
で、始まる「小泉節」がおもしろい。
原発反対論
小沢一郎
安保法制
政界
野党
中国
野田聖子
小泉進次郎
郵政民営化
等々、縦横無尽、言いたい放題(?)である。
小泉純一郎の言うことが「すべて」真実かはしばらく置くとして、代議士
歴37年、「(与野党問わず)選挙に弱い政治家は圧力に弱い」(p101)、
「派閥がなくなったから教育ができない、はウソ」(p109)は、本当だろ
う。
平成16(2004)年のAPECで、中国が靖国神社参拝をしなければ会
談すると言ってきた時に、靖国神社には必ず参拝する、それで嫌なら
会談しなくて結構と返したら、オーケーした。その後ASEAN+3では
温家宝総理と会談をやっている、という話はなかなかおもしろい。
中国には、中国のように、原則論を貫くのがいいのではないかしらん。
日本人の行動パターンとしてありがちなように、相手にこう思われるの
ではないか、とばかり考えて右往左往してはいけない。
(譲れない)原則を大切にしていれば、最近の中国や韓国のように、
向こうも近づいてくる、のかもしれない。
その他、読みたい部分は、
・池上彰×佐藤優 世界大戦の悪夢が始まった
・黒柳徹子 昭和のテレビは面白かった
・赤坂太郎 融解寸前、民主を揺らす小沢一郎
(最近まで赤坂太郎は随分と長命な人だと思っていた[笑])
・日本を変えた平成51大事件 平成5年ドーハの悲劇 松永成立
・青木功 ゴルフは鈍感になりなさい
と、今月号は満載である。
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