9月9日(月) 重陽の節句。ワグネルのヴォイス・トレーナーでお世話になっ
ている小貫岩夫さんのリサイタルが東京文化会館小ホールで開催された。
当日の客席は、女性が9割以上、開演前のおしゃべりも盛り上がる。昨年は
自由席のため開場前から大行列となったが、今年は指定席のため開演15
分前を目指してゆっくり来られた方が多かったようだ。
<プログラム>
1st Stage
1.7つのスペイン民謡
(1)ムーア人の服地
(2)ムルシア地方のセギリーディア
(3)アストリアの歌
(4)ホタ
(5)ナナ(子守唄)
(6)歌曲(カンション)
(7)ポロ
2.オペラ『イスの王様』より
「愛する人よ、今はもう」
3.『愛の歌』より
「君の青い瞳を開けてよ」
4.オペラ『ウェルテル』より
「春風よ、私を目覚めさせるのか」
--休憩--
2nd Stage
1.初恋
2.鐘が鳴ります
3.落葉松
4.燕は古巣へ
5.妖精の瞳
6.こんなにも君を愛している
7.オペレッタ『ジュディッタ』より
「友よ、人生は素晴らしい」
8.映画音楽『ボヘミアの魔術師』より
「君を愛す」
(アンコール)
1.「スタンド・アローン」
2.『チャルダッシュの女王』より
「踊りたい」
3.オーソレミオ
以下はご参考までに私のつたない「ひと言」コメント
1st Stage
1.7つのスペイン民謡
この曲は、昨年合唱編曲版で歌った。小貫さんは、ちょっとにこやかに、ちょ
っとひょうひょうと登場。最初から、腹式呼吸に支えられ、のどが開き、高音
低音むらのない、見事な発声で格調高く歌い上げた。
昨年同様、坂井美樹さんによる、ナビゲーター。「ムーア人の服地」では「布
地の意味するのは女性です」にハッとした。
「ムルシア地方のセギリーディア」は滑舌というか早口言葉がすばらしい。
(--この曲はもう少しなりふり構わぬところがあってもよかったかしらん。)
2.オペラ『イスの王様』より
「愛する人よ、今はもう」
3.『愛の歌』より
「君の青い瞳を開けてよ」
4.オペラ『ウェルテル』より
「春風よ、私を目覚めさせるのか」
2~4はフランス語の歌。2と3は初めて聴く曲だった。4はテノールの名曲。
フランス語の語感がいいですね~。最後を張り上げると大きな拍手となった。
--休憩--
2nd Stage
1.初恋
2.鐘が鳴ります
3.落葉松
紅いネクタイ、紺の上下で登場。小貫さんの人柄あふれるお話も加わり進
行していく。日本の名曲をイタリアン・ベルカント、外へ放射する日本語歌
唱だった。
4.燕は古巣へ
5.妖精の瞳
6.こんなにも君を愛している
ブレザー風の上下にお色直し。今度はいずれもイタリア語の歌。4はすばら
しい歌唱に、いい曲だな~と思わせた。伴奏の河原さんもお得意な分野か
しらん。
7.オペレッタ『ジュディッタ』より
「友よ、人生は素晴らしい」
8.映画音楽『ボヘミアの魔術師』より
「君を愛す」
8は日本語の歌唱。「愛してる 愛してる」と日本語では少し恥ずかしくなる
けれど、思い入れ熱く、たっぷりと歌い上げた。
(アンコール)
1.「スタンド・アローン」
知らなかったが、NHK「坂の上の雲」のテーマ・ソングだそうだ。
2.『チャルダッシュの女王』より
「踊りたい」
「まだ(よろしいでしょうか?)・・・・・・」(拍手)。坂井さんとの踊りながらのデュ
エット。客席も興奮気味。
3.オーソレミオ
暗譜のピアノ前奏が始まると大きな拍手。「イ」がきれい。最後の張り上げに
会場が大きな拍手で盛り上がった。
プログラムには素人にも分かるように、丁寧な曲目の内容・解説が記されて
いて、とてもよかった。
プログラムの最後に載っていた、小貫さんの一文、「情熱に寄せて」にグッと
来た。
当日のプログラム冊子
客席より
* * * *
9月9日(月) 休暇。落し物の(私の)携帯電話を「回収」に慶應日吉へ。
センター北にて「グリーン・ライン」に乗り換え
慶應協生館へのエスカレーター出口
慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館
左が現在使用の携帯電話 右が戻ってきたもの(番号は解約済み)
慶應日吉協生館の事務局の方は、携帯の「電話帳」に「自宅」とあったので、
そこへ電話してくれたとのことだった。私がなくした、ホールの場所に、ずっ
とあったらしい。
「弥生人も住んでいた!」と「キャンパスの下に地下壕が!」
「日吉キャンパスの地下には旧帝国海軍連合艦隊司令部跡の地下壕(日吉
台地下壕)があります。
この地下壕はコンクリートで被覆され、総延長が2600m、幅、高さが2.5m
以上あるところも。
ここから戦艦大和の出撃や特攻隊の指令が出されました。」
以前書いたかしらん、母は、戦時中、この地下壕で、海軍人事局の局員とし
て勤務していた。東横線が止まると徒歩で通勤したらしい。
終戦直後は、書類の焼却に追われた。
もう10年ほど前になるだろうか、母と地下壕公開の見学に来たことがあった。
見学会で、積極的な母が「私はここで働いていたんですよ」といったとたん、
「この方は働いておられたそうで~す。ぜひお話してください」ということになり、
円陣を前に話すことになった。
グランド側からみた協生館
学生時代、ここで「体育」の授業があった。
ある日、観客席にいたアベック(当時はカップルとはいわなかった。)、男
性が女性の足を枕に寝そべった。
すると、それまで冷静に授業をしていた体育の教授がいきなり大声で
「君たちッ、場所をわきまえなさいッ。どこかに行きなさいッ」
とどなった。アベックも驚いただろうが、授業を受けていた我々もビックリ!
アベックは早々にグランド観客席から退散となった。
日吉駅 その後、東横線~東京メトロで上野へ。
3、4番線への案内 分かりにくいが、右も左も、どちらを上がっても同じ。
4番線 16:56発和光市行き各停
左3番線;目黒線 右4番線;東横線 学生時代(40年前)とは様変わり。
自由ヶ丘で特急に乗り換え
渋谷では東横線(地下5階)から銀座線(地上3階)に乗り換えるのに速足で
5分以上かかった。
上野駅パンダ橋方面エスカレーター
正面が東京文化会館
9月10日(火) 休暇。
CDを聴く。
1.ワグネルOB定期演奏会2012
録音は会場で聴くのとはかなり違うものだが、なかなかいい演奏だ。
2.マーラー交響曲第7番「夜の歌」
(1)インバル/フランクフルト放送交響楽団(1996録音)
(2)バーンスタイン/NYフィルハーモニック(1985録音)
11月の新日本フィル定期に備え、第7番を予習。
インバルと聴き比べると、バーンスタインの「粘り」、「熱さ」がより分かる。
午後から駅前のauショップへ、携帯を2台持って出かける。
元の携帯の方が入力時や画面、万歩計機能付きなどはるかに使いやすい
ので、2100円の手数料を支払って、現在の携帯から元の携帯へ移行して
もらった。むろん番号、アドレスは現在のまま。
無事に戻り、使えるようになった元の携帯電話
KaBoSにて『NHKテレビテキスト きょうの健康』を購入。
特集1「体づくり」
特集2「肝臓の病気 最新情報」
「脳卒中後遺症 手足がつっぱったら」
9月11日(水)
図書館で借りた『ベルリン・東京物語 音楽家クラウス・プリングスハイム』
期限延長しようと思ったら、予約が入っているため、不可だった。
横浜市立図書館に1冊しかなく、人気のない本のはずなのに、予約が入ると
は、私のブログ効果?(笑)金曜までに返却しなければならない。
9月12日(木)
このベローチェでは、お客が店を出るとすぐにそのテーブルをふきにくる。
練習前の夕食 おなじみスープストック
「草野心平の詩から」 練習の1/3を第1曲「石家荘にて」に費やす。
ベースは全員起立で本番態勢
私は全曲を暗譜で通した。--楽譜を忘れたので(笑)。
桑田責任者の「本番も近いので譜面を落とすようにお願いします。暗譜でき
ない人は降りてもらいます」にシ~ン。
9月13日(金)
『ベルリン・東京物語]は、この日図書館へ返却。
プリングスハイムは、シェーンベルクの無調は評価しておらず、一方、ビートル
ズはいいといっていたようだ。
会社近くの池田坂 突き当りは御茶ノ水駅
昼休みに神保町の百均まで買い物に出た。以下、写真を撮影。
中国料理の漢陽楼 「周恩来ゆかりのお店」 →こちら。
洋菓子の柏水堂
百均=100円ショップ
disk UNION神保町店
飛び込みで入ったところ、クラシックCDのバーゲンをやっていた。
マーラー7番(ショルティ)350円、9番(ジュリーニ2枚組)1100円を衝動買
い。ジュリーニ盤は1977年度レコード・アカデミー賞受賞の名盤。
1枚あたり平均483円!
9月14日(土) 銀座の交詢社にて、9/23本番のガラコン練習(第6回目)。
和光 (旧)服部時計店 昭和7(1932)年建築
一眼レフを持った外国人 中国系というかチャイニーズかな。
銀座松屋 この日、グランド・リニューアル
銀座松屋は大正14(1925)年開店
4丁目より新橋方向
ローアングルを狙うプロ(?)のカメラマン
ローアングルを真似してみた(笑)。京橋方向
赤くない不思議なポスト
入ってみたい洋食屋さん
ガラコンの曲 「朝日のごとくさわやかに」をさわやかに(?)歌う練習が続く。
この日も進化が続く。
この日の練習参加者は
T1 4人
T2 5人
B1 6人
B2 5人
+指揮者蒲地さん、ピアニスト佐藤さん の22人。
Topが少なくてきつかった~。
次回は9/21(土)午後2時から同じ交詢社にて。
この日は福澤諭吉協会セミナー開催中
銀座4丁目スクランブル交差点
16:15 温度計は30℃を表示している。
写真左 NISSAN、ライオン、松坂屋ビルなど
写真右 ドトール、鳩居堂など
家内が南八ヶ岳の赤岳から無事に帰ってきた。(9月13日~14日)
八ヶ岳 赤岳頂上山荘の朝焼け(撮影 お仲間)
赤岳キレット 怖そう~~ (撮影 お仲間)
[本稿は書き掛けです。おって若干加筆・修正します。]
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あらためてチラシを見たらお申し込みは「小貫 Tel&Fax・・・・」とありました。ほとんどお一人で売っておられるのでしょうか?(私はOBのY会長ルートで買いましたが。)
A席がいくつか空席でしたので、当日券もあったかもしれませんね~。
前の週に花岡千春さんのコンサートで文化会館に行き
チケットセンターで前売りを求めようとしたところ
「取り扱っておりません」と言われガーン!!
ならば当日券ということになるのでしょうけれど
昨年のブンダバー・レポートによれば長蛇の列で
当日券も即完売という状況らしく、涙を飲んで諦めました
うーむ
文化会館公演のチケットについては(たとえ少数でも)
チケットセンター扱いにしていただけないでしょうか
と関係者の方にお願い(本人はこのブログはご覧になってないと思うので)
来年は文化会館改装で休館らしいので詮無いことではありますが