9月6日(金) 退社後、総武線で錦糸町へ。新日本フィル定期演奏会トリフォ
ニー第1日。本来は第2日(土)であるが、この秋は土曜に何回かOBの特別
練習が入ることがあり、第1日(金)に振り替えてもらった。
このシーズンから「Conductor in Residence」に就任したインゴ・メッツマ
ッハーの「お披露目公演」。--二人のリヒャルトすなわち、
R.シュトラウス(1864~1949)
と
R.ワーグナー(1813~1883)
という魅力的なプログラム。ワーグナーはむろん今年生誕200年である。
いつもは「半蔵門線」ですみだトリフォニーに行っている。半蔵門線出口=ト
リフォニーホールというイメージである。
総武線で錦糸町のプラットフォームから階段を下りていくと南口方面に半蔵
門線の表示が出ている(北口方面には表示なし。)が、ここで南口に行って
はいけない。それを無視して北口に進むと、改札口手前に半蔵門線、すみ
だトリフォニーホールの表示が出てくる。結局、北口も南口も半蔵門線へ通
じているのだ。すみだトリフォニーは「北口」である。
18:25すみだトリフォニー大ホール窓口で振替チケットをもらう。いつもはステ
ージに向かって左端(下手寄り)の席だが、この日は1F-28-38という右端の
席だった。振替は当日になるまで、どの席になるか分からないが、当日の私
の振替席前と横は空席で、私にとってはベストだった。
客席は1階、S、A席まで結構詰まっていた。入場率は高かったのではないだ
ろうか。音楽評論家東条さんが1F-19-35あたりに座っていた。
<プログラム>
1.リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」
2.リヒャルト・ワーグナー 「ワルキューレ」第1幕
指揮;インゴ・メッツマッハー
ジークリンデ;ミヒャエラ・カウネ(1968年ハンブルグ生まれ)
ジークムント;ヴィル・ハルトマン
フンディング;リアン・リ
コンサートマスター;崔文洙
1.リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」
作曲は19世紀末の1896年。生で聴くのは初めてか、記憶にないくらい久
しぶりだろう。
19:23メッツマッハー登場に大変盛大な拍手。--お客さんは知っている。
演奏はメッツマッハーのコントロール(fで大きく振り、pで身体を沈める。)の
下、デュナーミクの大きい、35分(弱)通じてR.シュトラウスらしい音楽だった。
休憩時間に会社の先輩のOさんとTさんにバッタリ!会員とは伺っていないが、
1回券を買われたのかしらん。
2.リヒャルト・ワーグナー 「ワルキューレ」第1幕
新日本フィルの音はウィーン・フィルのような柔らかさのブレンドではないが、
世界一流のオーケストラと比較して遜色ない。チケット代金ほどの差がある
わけではない。
ソリストのミヒャエラ・カウネは(「薔薇の騎士」の)元帥夫人など、ヴィル・ハ
ルトマンは(「魔笛」の)タミーノなどを歌っている。昨年、「ローエングリン」で
聴いたフォークトもそうだが、ハルトマンもけしてヘルデン・テノールではない。
しかし、40代であろう二人ともすばらしかった。本場のドイツ語を聴いた想
いがある。最後の15分間は、音楽が盛り上がり、二人ともに熱演だった。
二人がドイツ人であるのに対し、リアン・リは中国人。オペラにおける中国人
の「マーケット・シェア」もなかなかのものだ。いい声を出していた。
今回はなぜか字幕がなかった。B5版のプログラムに歌詞対訳が出ていたが、
ポイントが小さくて読めなかった。「ワルキューレ」第1幕に字幕は不要?
演奏後は3階席からさかんにブラボーが飛んでいた。私も、数えたら、3回叫ん
でいた。最後はスタンディング・オベーション。
「ワルキューレ」については、この演奏に限らず書きたいことがいろいろあるが、
今は時間がない。
はたして東条さんの評はいかに→こちら。
9/6(金)演奏会前の夕食 スープストックは錦糸町にもある。
この日はポイントがたまっていたので、無料で食事できた。
オマール海老のビスクとヴィシソワーズ。
9/6 18:20 アルカキット錦糸町の屋上より 薄暮の東京スカイツリー
アルカイースト(正面)と錦糸町駅(右側)の夜景
向こうに見えるは錦糸公園と墨田区総合体育館
アルカキット錦糸町10F 開運館E&E
アルカキット錦糸町3F
9/6 18:29 すみだトリフォニーホール 開場間近
9/6 18:50 開演前のロビー 音楽評論家の東条さんが雑談中
9/6 20:05 ホール2階のカフェ
プログラムの表紙 インゴ・メッツマッハー
* * * *
週間フォト日誌--写真を中心に。
9月3日(火)
朝のベローチェ 早崎えりな『ベルリン・東京物語 音楽家クラウス・プリング
スハイム』を読む。
新しい、地下鉄の出入口
ニコライ堂 1891(M24)年竣工~1929(S4)年修復 以来ずっと御茶ノ水
にある。
9月4日(水)
私は日経を取っていないのだが、Bossが親切に「私の履歴書」に宮内義彦
さん、関学グリーの話が出ていますよと、読み終えた日経をくれた。感謝!
宮内さんは新日本フィルの理事長でもある。
秋近し。
帰宅時にテコプラザで11月仙台行きのチケット予約をする。新幹線往復+
ホテル代1泊朝食付きで21,600円。ホテル代がただになったようなもので
ある。
9月5日(木)
この日は阿川弘之『天皇さんの涙』(文春文庫)
阿川弘之『天皇さんの涙』(文春文庫)
p31「こんないい奥さん」、p77「高峰秀子の宝物」、に涙する。
--涙腺も歳とともに弱くなる!?阿川さんの文章の妙。
夕食 おなじみスープストックのヴィシソワーズ(9/5(木)練習前に)
この行列は何かしらん?答えは下のポスター
休憩中
後半は永澤さんを迎えて、「ローエングリン」の練習
携帯電話
9月6日(金) 夕方、慶應義塾大学(日吉)協生館より、今年4月6日のオム
ニバスコンサート(→こちら)で紛失した、私の携帯電話が見つかったと自
宅に電話があった。「いまさらで申し訳ありません。」
「驚き、桃の木、山椒の木」とは、このこった。
9月7日(土)
9:30~17:00、池袋東京芸術劇場にて練習。土日特別練習第1日。
「マリとシェリー」朝倉響子作の像1990
9:30からのラジオ体操
須田さんによる発声練習(B1リハーサルルームL)
ミーティングルーム5(内部は下の写真)
現役指導によるTopパートの「パト練」風景 現役の話し声が若々しい!
9/7(土)の昼食 3日連続のスープストック(池袋・錦糸町・池袋)
3人のOBにスープストックを紹介、「あ~、これがブログのお店?」
さっそうとした佐藤正浩先生
「草野心平の詩から」第1曲「石家荘にて」に1時間を費やす。
佐藤先生の指揮、曲作りは、単なる f とか p ではけっしてない。
小説の世界といえばいいかしらん、f pプラス感情とか感覚の世界である。
畑中先生とは違う演奏だが、その点は同じかしらん。
「草野心平の詩から」は、現役では50人規模だが、OB70人以上を合わせ
ると120人以上の大合唱となる。佐藤先生も「規模の拡大」に応じて曲作り
を微調整されているようだ。デュナミークの大きな合唱?
休憩中
Sさんが私の楽譜がこのあたりに置いてありませんでしたか?と探し回る。
名前は書いてあるそうだが、見つかったのかしらん?
15:20 「ローエングリン」のソリスト小濱妙美先生(京都市立芸術大学准教
授)のご紹介 向こう側佐藤先生、手前背中はピアノの前田先生
名古屋のKさんから、クマと軽く談笑して食べていかない?と誘われたが、
グッタリのため、無下に断ってしまった。Kさん、ゴメンナサイ!お許しを。
別のリハーサルルームにはこんな方々も
9月8日(日) 東京五輪決定!
早朝4時10分に早起き。NHK TVで2020年夏季五輪の開催都市を決め
るIOC総会の実況中継を視た。5時になったが、セレモニーがあり、なかな
か発表にならない。
5時20分、「世紀の一瞬!」、IOCのロゲ会長がザッハリッヒ(非人情?)に、
ニコリともせず、「トーキョー」と言った瞬間、東京誘致団の感情の爆発に私
の目から突然涙があふれた。(日本にも「ナショナリズム」の感情ははある?)
(ロゲ、いいぞッ。ロゲ会長のザッハリッヒに★5つ。)
「おもてなし」--「うら、あり?」(失礼!クダラナイですね~。)
後からVTRで視たが、久子さま、佐藤真海さん、滝川クリステルさん女性陣
がすばらしかった。そして安倍総理も・・・・・・結局、皆さん、カナ。
安倍さんが「under control」と言い切ったのは大変よかった。現実は言い
切れることが多くないが、言い切ることは「交渉事」では大切ではないかし
らん(--と言い切っていないのだが・・・・・・)。むろん言い切るだけのヴァウ
チャー(根拠)が提示できなければいけない。
多くの人が、7年後は何歳だろうと考えたようだ。私の7年後は(生きていれ
ば)70歳の古希となる。
ワグネル休日練習(第2日)
10:30~17:00、昨日に続き、西新宿の新宿村スタジオで佐藤先生の現
役・OB合同練習。2日間でのべ10時間以上も練習するなんて、現役時代
の合宿以来かしらん。のども腹筋も疲れ気味(笑)。
東京メトロ西新宿駅で一緒になった、TopのAさんとSecondのAさんに、五
輪開催都市発表のTV実況を視た?と訊いたら、二人とも視ていなかった。
「視て当選するもんなら視るんやけどな~」
「そりゃ、キクツや(笑)」
「株は買いですか?」
「みんなが買う時にこうたらアカンよ~」
「なるほど」
TopのK先輩に見せていただいた、8日当日の号外
9月9日付読売新聞(夕刊) [9/9(月)追記]
歓喜の日本チーム 左滝川さん、右佐藤さん 中央右安倍さん
この日はS2号館5st(スタジオ)
栄橋より神田川 淀橋方向を見る。
9:30ラジオ体操 S2号館5stは前日より狭く、満員御礼状態。
発声練習
部屋はぎっしりで大変な熱気でクーラー全開
「草野心平の詩から」第1曲
「中勘助」と「草野心平」は違う世界ですよ~。(佐藤先生)
100人以上で超満員 これで譜面を持っていなければ、株主総会?
さあ、立って、通して見ましょう! 「まいおちる まいおちる♪」
「一人ひとり」が歌詩をキッチリ!!
お昼は近所の大戸屋で。
14時からは永澤さんのピアノ伴奏で「ローエングリン」の練習
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11月17日(日) 慶應ワグネル男声 第138回定期演奏会
於昭和女子大学 人見記念講堂
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2月からスタートした「心平」もいよいよあと1週間となりました。
泣いても笑っても本番は1回限り。残りの練習は「本番」と思って臨みたい、ですね~。