人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

確定申告 ヴィヴァルディ「四季」 森鴎外『ヰタ・セクスアリス』

2012-03-12 05:00:00 | Weblog

昨年から収入が定年再雇用の「給与」と「(公的)年金」の二本立てとなった。昨
年度の源泉徴収票が2枚になったのである。

これを確定申告しようとインターネットで申告書の書き方を調べたが、どうもよく
分からない。これは税務署に相談に行った方が早いだろう、というので、3月7日
(火)午前半休を取り、市が尾駅徒歩7分、青葉区の緑税務署へ行ってきた。

8時前に市が尾のドトールで一服し、開場15分前の8時15分に税務署の別館
に行くと既に30人あまりが並んでいた。8時30分に入場開始、入口で「受付票
兼パソコン用添付書類台紙」をもらう。私の「受付票」には「0027」番とナンバリ
ングされていた。

中に入るとまた待合室が!しばらくして、係の男性が「え~皆さんおはようござ
います。9時15分になりましたら、『受付票』の右上の番号順にお呼びします。お
一人ずつご相談に乗り、原則としてパソコン入力で申告していただきます。もち
ろん従来の紙ベースでも申告できます」と説明があった。それを聞いた一人の
男性が「なんで、9時15分まで待たせるんだっ」と声を荒げたが、慣れた係員は
冷静に「職員が事前処理を行っておりますのでお待ちください」と応えていた。

8時53分、「1番の方、2番の方・・・・・・」と10人ずつ呼び込みが始まった。その頃
には待合室に200人ほどの人があふれる。

9時13分、「27番の方」と呼ばれ、相談コーナーの順番待ちへ。相談コーナーで
は10人以上の相談員が相談に来た人の書類をチェックしている。次々に呼ばれ
ており、なかなか効率的である。
私は源泉徴収票2枚を出してスタンバイ。「はい、27番の方」と呼ばれ、「これだ
けなんです」と2枚の源泉徴収票を差し出すと、ものの1分ほどで『確定申告書等
作成コーナー操作マニュアル』をチェックして渡され、「はい、これを持ってあちら
へどうぞ」。

それらを持ってパソコン入力コーナーに行くと、そこにもパソコン入力を教えてくれ
る女性が待っており、「はい、では、この金額をここへ入力してください」と一つひ
とつ丁寧に教えてくれた。パソコン入力も10分少々で終了。

「はい、では、このカードを持ってコピーコーナーへどうぞ」。コピーコーナーでその
カードを提出すると、カードリーダーで読み取り、印刷され、私の入力した内容の
控と「利用者識別番号」(「これはこの一枚だけですから紛失しないようにしてくだ
さい」)が印字されたペーパーをもらって、9時35分すべて終了となった。

この確定申告でいくらか戻ってくることになった。来年から、この「利用者識別番
号」を利用すると自宅で簡単に電子申告することができるようだ。昔の確定申
告に比べ、簡単なパソコン入力になり、また還付が3週間程度に短縮されてい
る。

確定「申告」は意外と「深刻」ではなかった。



ドトール 市が尾店



市が尾駅徒歩5分 手打ちラーメン「たかせ」はおすすめ


緑税務署
申告書提出のみの人は左の本館へ
相談のある人は右の別館へ(開場前に既に並んでいる)







3月6日(火) 母の誕生日(89回目)。母は関東大震災(*)の年(3月6日)に生
まれ、東日本大震災の年(3月3日)に亡くなった。


(*)お茶の水(千代田区神田駿河台3-2)にある
関東大震災記念碑(大正十三年九月一日)

「大正十二年九月一日正午大震大火アリ焼失家屋三十萬死傷亦十萬ヲ超エ
實ニ古今未曾有ノ大惨事ナリ」
とある。

これを拡大したものが次の写真





3月8日(木) 新宿文化センター第1会議室においてOB合唱団の練習
毎週木曜19時から行われるOB合唱団の練習には、今年1月19日(木)より参
加している。ブル先生ではないが、参加する以上はこの日まで「意地」で無遅刻
無欠席。とはいえ、実はまだ8回目である。
多少声が出るようになった。須田先生いわくのどを息が通る感覚が分かってき
た(思い出してきた)ような気がする。たとえファルセットといえども、その感覚が
大切なようだ。
この日はファリャ「7つのスペイン民謡」の続き。伴奏の永澤先生も参加された。

3月9日(金) 新聞によれば、ドナルド・キーン(89)が日本国籍を取得した。
キーン・ドナルド氏は今年6月90歳を迎える。
「これまで1年の半分を日本で過ごしてきたが、昨年1月ごろ永住を決意。東日
本大震災後、多くの外国人が帰国する状況を知って、『日本を信じることを示し
たかった』と日本定住への意志をさらに強固にしたという。」(「産経新聞」)

3月10日(土) 東京大空襲67年。--死亡・行方不明10万人以上(内死亡
83,400人)。

久しぶりにヴィヴァルディ協奏曲集「四季」(アーヨ/イ・ムジチ盤)を聴く。
春の訪れ--花の季節もまもなくである。


ヴィヴァルディ「四季」(アーヨ、イ・ムジチ 1959年録音)


3月11日(日) 東日本大震災1年。テレビをみるにつけ涙を禁じえず。
モーツァルト「レクイエム」(K.ベーム、ウィーン・フィル1971年)を聴く。

午後から、かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト(神奈川県立音楽堂)へ。
No.27佐倉ジュニア合唱団~No.43富士通川崎合唱団(男声)を聴く。
この模様は来週の「ブンダバー」にて。


        *        *        *        *


小泉信三の『読書論』については以前とりあげた。(→こちら。)
その中で小泉信三は、しばしば鴎外、漱石に触れているが、鴎外、漱石はほと
んど読んだことがない。

『読書論』でも引用されている、森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』(明治42年発表)
を初めて読み、その文章力に「感心」した。この次は『青年』(明治43~44年発
表)あたりを読んでみたい。

「ヰ」は「うぃ」で変換されることを知った。
ちなみに今年は森鴎外生誕150年(1862年生*)である。

(*)生誕150年は、他にドビュッシー、ディーリアス、メーテルリンク、オー・ヘ
  ンリー、新渡戸稲造、牧野富太郎(植物学者)など。



新潮文庫版

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