人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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本田靖春『誘拐』(ちくま文庫)

2009-05-26 05:06:24 | 読書
[5/24、東京オラトリエンコール演奏会の感想は明日掲載の予定です。]
本田靖春は元読売新聞記者、ノンフィクション作家。平成16(2004)年71歳で亡く
なっている。

彼の代表作のひとつが、吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐殺人事件をテーマにしたノン
フィクションの<名著>『誘拐』である。

吉展ちゃん誘拐殺人事件は昭和38(1963)年3月に発生した。当時4歳の吉展ちゃん
が誘拐、殺害された事件である。本田は、綿密な取材により、この誘拐事件発生か
ら「解決」までを冷静な筆致で描いている。


なお、犯人の小原保は映画「天国と地獄」から誘拐を思いついたそうである。「天
国と地獄」は昭和38年3月の公開されているが、私はこの封切りを観た。当時、私
は中学1年、母と観に行ったのではなかったかしらん。犯人役の山崎務の実質的な
デビュー作だったと記憶している。山崎務はうまい。→「おくりびと」



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