本書は昭和39(1964)年にダイヤモンド社から出版されているが、平成9(1997)
年恒文社から復刊されている。先日の小泉信三展の際に購入した。
学生時代、「小泉信三全集」で本書を読んだが、今あらためて読み返しても全然
「古く」ない。むしろ、新しい「発見」があるとさえいえる。それは氏の洞察が時
流におもねらず、安岡正篤いわゆる根本的・長期的・多面的に問題を考察している
からではないだろうか。
「ペンは剣よりも強し」とはどういう意味であろうか。通常は、文筆の力は、武器
のそれよりも強いという意味である。しかし、著者はそれ以上の意味に使っている
のである。すなわち、ペンはある時には剣以上の武器となるのである。<したがっ
て>ペンの濫用には十分注意しなければならないと自戒すると同時に、言論の自由
を濫用することに警鐘を鳴らしているのである。
再読、大変勉強になった。
年恒文社から復刊されている。先日の小泉信三展の際に購入した。
学生時代、「小泉信三全集」で本書を読んだが、今あらためて読み返しても全然
「古く」ない。むしろ、新しい「発見」があるとさえいえる。それは氏の洞察が時
流におもねらず、安岡正篤いわゆる根本的・長期的・多面的に問題を考察している
からではないだろうか。
「ペンは剣よりも強し」とはどういう意味であろうか。通常は、文筆の力は、武器
のそれよりも強いという意味である。しかし、著者はそれ以上の意味に使っている
のである。すなわち、ペンはある時には剣以上の武器となるのである。<したがっ
て>ペンの濫用には十分注意しなければならないと自戒すると同時に、言論の自由
を濫用することに警鐘を鳴らしているのである。
再読、大変勉強になった。
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