人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

佐々木嘉信『刑事一代』(新潮文庫)

2009-03-26 05:25:58 | 読書
本書は名刑事平塚八兵衛が語った昭和事件史の聞き書き、ノンフィクションであ
る。
昭和38(1963)年3月31日夕刻、東京・台東区の建築業者の長男、村越吉展(よし
のぶ)ちゃん(4歳)が、近所の公園から誘拐された。犯人に身代金50万円を奪わ
れ、吉展ちゃんも帰ってこなかった。この吉展ちゃん事件を解決したのが平塚八兵
衛という警視庁の刑事である。



平塚は30年以上にわたって捜査一課の刑事一筋。他にも有名な帝銀事件、小平事
件、下山事件、三億円事件を手掛けている。退職時の肩書は警視であった。警視に
なれるのは全体の3%だというからすごい。(なお、警視の下が警部である。)

吉展ちゃん事件の頃、私は小学生から中学生。この痛ましい事件はザ・ピーナッツ
(等)の歌う「かえしておくれ今すぐに」という歌とともに今でもよく覚えている。


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