人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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ワグネル日記--大久保先生の発声練習

2009-11-09 05:18:11 | 音楽
[のど風邪をひいてしまった。(不覚!)ワグネル定演本番前でなくてよかった
(笑)。休暇を取った。]
11月4日(水)、会社が終わってから午後5時50分頃、明徳幼稚園に入る。うかつに
もその時まで知らなかったが、当日は大久保昭男先生の発声練習があった。練習会
場では既に発声練習の真っ最中。(その時点でOBも二人来ておられた。)

大久保先生はおいくつになられるだろう。この11月で81歳?お身体を心配していた
が、想像以上に大変お元気、昔とお変わりない。先生は三重県のご出身である。わ
ずかに関西っぽい話し方(--私には大変なじみがある。)で、発声練習を進めて
いかれる。

まずは響き集め。音なしで「ミー、メー、マー、モー、ムー」と母音の練習。口の
開け方に十分注意!全体の次はパートごと。パートの次は個人個人にどんどん当て
られる。「(音が)こもってる」などちょっとでもおかしいとよくなるまでやり直
し。上級生になると一発合格も。

「なにぃ、その声は?まるで○○みたいじゃないの」(○○は笑ってしまうほど適
切な表現。昔、ベースの一人に向かって、○○を「村田英雄」と言おうとして「村
田武雄」と言われたことがあった。)個人レッスンを受ければ結構なレッスン代を
お支払いしなければならないが、こうして一人ひとりを指導していただけることは
有り難いことである。(感謝!)

大久保先生は、その昔たしか『ハーモニー』かなにかに発声練習の方法(大久保メ
ソッド)を発表なさったことがあった。その核心は、腹式呼吸を前提として、響き
集めと母音(その音色)の統一だった。「オ、o」は若干歌手(ソリスト)によっ
て違うけれど、今は(--合唱では)縦開きでほっぺたを使ったものにしておいて
などとして口の形、音色をそろえていく。


この日は最後に子音の「w」、「u」ウムラウト、「o」ウムラウトの練習をして
レッスンは終わった。


ゴルフでもそうだが、頭で分かっていても実際にやってみると違っている場合が多
い。客観的によき教師に見てもらうことは大変いいことである。40年前、50年前と
同様にレッスンが受けられるワグネルは幸せである。先生方のご健康を願ってやま
ない。

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2 コメント

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ダーク先生のお陰 (wajimase)
2009-11-13 05:47:55
合唱は40歳にして再開して今でも声が出るのは大久保先生(ダーク先生)のお陰です。ベルカント唱法、響き集め、腹式呼吸、口の開き方、ワグネルに入って半年は別室で発声練習のみ、この基礎訓練があったからこそです。今でも口の開き方は忠実に守っているのでステージでは非常に目立つようです。
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発声練習 (katsura1125)
2009-11-13 20:23:04
wajimaseさん、有難うございます。
やはり合唱というものが声楽の一分野である以上、それは個人個人の発声技術向上の上に築かれるべきでしょう。3時間練習するとしたら1時間は発声練習に当てたいものですね~。もっとも発声しか感じさせない合唱はいただけませんが・・・・・・。
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