勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

キャッツ / Cats

2020年01月26日 | 洋画(イギリス系)
1981年にロンドン、1982年にニューヨーク、日本では1983年に、それぞれ初演された、世界的大ヒットミュージカルの映画化作品。

世界的な評価は低いみたいですが、初めて見た人間としては、わかりやすくて、良かったんじゃ無いかと思います。まぁ、有名俳優たちが多数出ているはずなのですが、誰が誰やら全く不明ですが(苦笑)

入門編としては、悪くないと思いました。

タイトル キャッツ / 原題 Cats

日本公開年 2020年
製作年/製作国 2019年/イギリス・アメリカ
監督 トム・フーパー
時間 109分
出演 フランチェスカ・ヘイワード(ヴィクトリア/白猫)、ロビー・フェアチャイルド(マンカストラップ/兄貴肌の猫)、ジェニファー・ハドソン(グリザベラ/孤独な猫)、ジュディ・デンチ(オールド・デュトロノミー/長老猫)、ジェームズ・コーデン(バストファー・ジョーンズ/グルメな紳士猫)、ローリー・デヴィッドソン(ミスター・ミストフェリーズ/魔術猫)、スティーヴン・マックレー(スキンブルシャンクス/鉄道猫)、ジェイソン・デルーロ(ラム・タム・タガー/雌猫を虜にする自由奔放な猫)、レベル・ウィルソン(ジェニエニドッツ/気ままなおばさん猫)、イアン・マッケラン(アスパラガス(ガス)/劇場猫)、イドリス・エルバ(マキャヴィティ/お尋ね者猫)、テイラー・スウィフト(ボンバルリーナ/マキャヴィティと行動を共にする猫)、ダニー・コリンズ(マンゴジェリー/泥棒猫)、ナオイム・モーガン(ランペルティーザ/泥棒猫)

ジョジョ・ラビット / Jojo Rabbit

2020年01月18日 | 洋画(アメリカ系)
第二次大戦末期のドイツで生きる10歳の少年の姿を描いた作品。

コメディなのか、マジなのか。ぶっちゃけ、ふざけているのかと思う程ナチスを茶化している訳ですが、実は、茶化すことでナチスの愚かさを示しているというような気がします。特に、作品の取っ掛かりは、完全にナチスをバカにしています。

物語にシリアスさ?が加わってくるのは、物語中盤から。それでも、どこかコメディタッチで話の深刻さを緩和している様な気がします。

実は、物凄く深刻で、悲しい話を描いているはずなのですが、物語のタッチで救われている気がします。

タイトル ジョジョ・ラビット / 原題 Jojo Rabbit

日本公開年 2020年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 タイカ・ワイティティ
時間 109分
出演 ローマン・グリフィン・デイヴィス(ジョジョ・“ラビット”・ベッツラー)、トーマシン・マッケンジー(エルサ・コール/隠れていたユダヤ人少女)、タイカ・ワイティティ(アドルフ・ヒトラー/ジョジョの空想上の友達)、レベル・ウィルソン(フロイライン・ラーム)、サム・ロックウェル(クレンツェンドルフ大尉)、アルフィー・アレン(フィンケル准尉/クレンツェンドルフの部下)、スティーブン・マーチャント(ディエルツ大尉/ゲシュタポ))、スカーレット・ヨハンソン(ロージー・ベッツラー/ジョジョの母)、アーチー・イェーツ(ヨーキー/ジョジョの親友)

リチャード・ジュエル / Richard Jewell

2020年01月18日 | 洋画(アメリカ系)
1996年のアトランタ五輪で発生した爆発事件で、爆発物を発見して、多くの人々を救ったのにも関わらず、容疑者として捜査された実在の警備員リチャード・ジュエルを描いた作品。

アトランタオリンピックでの爆発事件、覚えています。ただ、その後、こんな騒動になっていたとは知りませんでした。典型的な不必要なメディアの報道による、善良な人に対する被害ですね。

日本でも少なからず、これと同じ出来事はありますね。記憶にあるのは、松本サリン事件。これも、第一通報者が疑われ、メディア被害と捜査機関による人権蹂躙を受けた出来事でした。全く同じです。

1996年は、SNSなどがあまり発達していなかった時代ですが、今はSNSが(必要以上に)発達してメディアのみならず、SNSによる被害が発生する時代になってしまいました。いま発生したら、これ以上に酷い事になりそうですね。

タイトル リチャード・ジュエル / 原題 Richard Jewell

日本公開年 2020年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
時間 131分
出演 ポール・ウォルター・ハウザー(リチャード・ジュエル)、サム・ロックウェル(ワトソン・ブライアント/弁護士)、キャシー・ベイツ(バーバラ・"ボビ"・ジュエル/リチャードの母)、オリヴィア・ワイルド(キャシー・スクラッグス/新聞記者)、ジョン・ハム(トム・ショウFBI捜査官)、イアン・ゴメス(ダン・ベネットFBI捜査官)、ディラン・カスマン(ブルース・ヒューズFBI捜査官)、ウェイン・デュヴァル(ポリグラフの検査官)

誤訳

2020年01月13日 | Weblog
今日映画を見に行ったときに、
今年4月に公開予定の新作
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の
予告編が上映された。

その際“Commander Bond”と
ジェームズ・ボンドが呼ばれるシーンが一瞬あるのだが、
その日本語字幕が「ボンド司令官」となっていた。

ジェームズ・ボンドは、
イギリス海軍の身分もあって、その階級は中佐。
なので、“Commander Bond”は「ボンド中佐」と
訳すのが正しいと思うんだけどな。

いや、知らない間に、何かの機関の司令官に
なっていたのかもしれないけどね(苦笑)

フォードvsフェラーリ / Ford v. Ferrari

2020年01月13日 | 洋画(アメリカ系)
1966年のル・マン24時間レースで、フォードが1位、2位、3位を独占するまでの物語を描いた作品。

タイトルが「フォードvsフェラーリ」となっていますが、(他の人も言っていますが)レースの現場vs会社の管理職と言うのが正しい戦いの場では無いでしょうかね?あの経営層の様子を見ていると、その後、フォードが苦境に陥っていくのも理解できます。

劇中、キャロルとケンの理解者?として、リー・アイアコッカが出ていますが、彼はその後、フォードの社長になった後にヘンリー・フォード2世によって解雇されと思ったら、クライスラーで会長を務めたその人物ですね。ここで彼が出てくるとは思いませんでした。

この作品の魅力は、何と言ってもキャロルとケンでしょうね。どちらも、破天荒ともいえるような人物。こういう、いっちゃぁ何ですが、ねじが一本跳んでいる様な人間でないと、あれほどの事は成し遂げなかったのではないかと思います。

レースシーンも、中々凄い。それもそのはず、可能な限り、実際に車を走らせて撮影したという。そうじゃないと、あそこまでの迫力は出ないですよね。2時間半を超える作品ですが、あっという間でした。

タイトル フォードvsフェラーリ / 原題 Ford v. Ferrari

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 ジェームズ・マンゴールド
時間 153分
出演 マット・デイモン(キャロル・シェルビー)、クリスチャン・ベール(ケン・マイルズ)、ジョン・バーンサル(リー・アイアコッカ/フォード社・マーケティング責任者)、カトリーナ・バルフ(モリー・マイルズ/ケンの妻)、トレイシー・レッツ(ヘンリー・フォード2世)、ジョシュ・ルーカス(レオ・ビーブ/フォード・モーター副社長、モータースポーツ部門責任者)、ノア・ジュープ(ピーター・マイルズ/ケンの息子)、レモ・ジローネ(エンツォ・フェラーリ)

2019年振り返り

2019年12月31日 | 振り返り
さて、今年も残すところ、あと僅かとなりました。
と言う事で、2019年鑑賞映画の振り返りです。

2019年の観賞作品ですが、以下のとおりです。

今年の鑑賞本数は、49本でした。
数を競っている訳ではありませんが、
50本まで、あと1本でしたね。

さて、2019年で、一番印象に残った作品は、
デンマーク映画の『THE GUILTY ギルティ / Den skyldige』ですかねぇ。
警察の緊急通報受付にかかってきた電話の音声だけで
誘拐事件を解決すると言う話です。
所謂“大作”と言う作品ではありませんが、
“印象に残った”と言う観点では、印象に残りました。

是枝裕和監督の『真実 / le Vàrità』ですが、
是枝作品なので、邦画かと思いきや、
一応、フランス映画だそうです。
この作品、悪くは無いんですけどねぇ。
なんか、淡泊なんですよねぇ。
たぶん、日本人の出演者で作った方が、
日本人には合ったような気がします。

“ダメだこりゃ”と思ったのは、
TAXi ダイヤモンド・ミッション / TAXi 5』と
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲 / Iron Sky: The Coming Race

どちらも、シリーズもので、ここまでの作品は、
まぁまぁ面白かったんですが、これはダメでしたねぇ。
特に『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』ですが、
元々、トンデモ設定の作品だったのですが、
一作目が当たったので、二作目を作ったというもの。
二匹目のドジョウはありませんでしたね。

そうそう。
2019年と言えば、Star Wars!
ですが、見ていません。
なんかねぇ、ディズニーに版権が移ってしまってからは、
つまんないんですよねぇ。
今回の作品で、完結と言う事ですが・・・

と、2019年は、こんな感じです。
2020年は、どんな作品が見られるのか。
楽しみです。

私のちいさなお葬式 / Karp otmorozhennyy

2019年12月08日 | 洋画(その他)
病院で突然の余命宣告を受けた元教師の女性が、都会で忙しく働いている息子に迷惑をかけないようにと、自分で葬儀や埋葬の手配を始めた事から巻き起こる一連の騒動を描いた物語。

“一応ロシア(or 旧ソ連)”を舞台とした映画は、いくつか見た事がありますが、それらは“ ”で囲まれているように、ロシア(or 旧ソ連)を舞台とはしていますが、役者は英語を話していたりして、リアルにロシアの映画と言う感じではありませんでしたが、これはリアルにロシアの映画。セリフももちろん、ロシア語で話されています。

ストーリーとしては、ありそうな事なんです。元々、しっかりしていた人が、自分の葬儀の準備をして、後に迷惑をかけないようにすると言うのは。そういう、突飛な事をしようとしているので、関わる人々も困惑して、それがくすりとした笑いにもなるんですけどね。

いやぁ、面白いです。テーマとしては、世界共通不偏の事なので、アメリカとか、日本とか、他の国でリメイクしても十分成り立つお話ですね。

流れる音楽が「恋のバカンス」と言うのも、日本人にはなじみ深いところです。一応、エンドロールに流れる時にロシア語の歌詞の訳詞も出るんですが、日本の「恋のバカンス」とは違っていました。

タイトル 私のちいさなお葬式 / 原題 Karp otmorozhennyy

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2017年/ロシア
監督 ウラジーミル・コット
出演 マリーナ・ネヨーロワ(エレーナ)、アリーサ・フレインドリフ(リュドミラ(リューダ)/エレーナの隣人)、エヴゲーニー・ミローノフ(オレク/エレーナの息子)、ナタリヤ・スルコワ(戸籍登記所の女性)、セルゲイ・プスケパリス(検死医セルゲイ、エレーナの教え子)、アントン・シピニコフ(パーシャ/リュドミラの息子)、タチアナ・トゥゾワ(スヴェータ/商店主、エレーナの教え子)、オリガ・コジェヴニコワ(ナターシャ/エレーナの教え子)、アルチョーム・レシチク(ワレーラ/エレーナの教え子、鯉を釣った男)

エンド・オブ・キングダム / London Has Fallen

2019年11月23日 | 洋画(イギリス系)
2013年の映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。2016年の劇場公開時、映画館に見に行こうと思っていたんですが、なんやかんやで行けずじまい。今年、『エンド・オブ・ステイツ』が公開されたのと、この作品がAmazonプライムにあったので、見てみました。

まぁ、なんとも・・・(苦笑)

よくここまでやりましたね。『エンド・オブ・ホワイトハウス』の時もツッコミどころあるなぁと思ったんですが、この作品には、突っ込むところしかありません。もう、銃をぶっ放す事しか考えてない(苦笑)

なにがどうだとか、あれがどうだとか、考えてみてはいけません。なにも考えずに、見るしかありません。(笑)

タイトル エンド・オブ・キングダム / 原題 London Has Fallen

日本公開年 2016年
製作年/製作国 2016年/イギリス・アメリカ・ブルガリア
監督 ババク・ナジャフィ
出演 ジェラルド・バトラー(マイク・バニング)、アーロン・エッカート(ベンジャミン・アッシャー/大統領、モーガン・フリーマン(アラン・トランブル/副大統領)、アンジェラ・バセット(リン・ジェイコブズ/シークレットサービス長官)、アロン・モニ・アブトゥブール(アミール・バルカウィ)、ワリード・ズエイター(カムラン・バルカウィ)、メリッサ・レオ(ルース・マクミラン/国防長官)、ロバート・フォースター(ロバート・クレッグ/将軍)、ラダ・ミッチェル(リア・バニング/マイクの妻)、シャーロット・ライリー(ジャクリーン・マーシャル/MI6捜査官)

LORO 欲望のイタリア / LORO

2019年11月22日 | 洋画(イタリア系)
2006年、因縁の政敵であるロマーノ・プローディに敗北したベルルスコーニが、首相に返り咲くべく、虎視眈々とそのタイミングを狙っている様を描いた作品。

うーん?????

美女を侍らすシーンは、めっちゃ多いんだけど、なんだんだ?????この映画は??????

同じように思った人が多いのか、途中で出て行った人複数。

前半一時間半くらいは、無くてもいいんじゃないだろうか?

大変申し訳ないけど、私の評価は低いです。

タイトル LORO 欲望のイタリア / 原題 LORO

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2018年/イタリア
監督 パオロ・ソレンティーノ
出演 トニ・セルヴィッロ(シルヴィオ・ベルルスコーニ&エンニオ)、エレナ・ソフィア・リッチ(ヴェロニカ・ラリオ/ベルルスコーニの妻)、リッカルド・スカマルチョ(リッカルド・スカマルチョ/政界進出を狙う青年実業家)、カシア・スムトゥニアク(キーラ/ベルルスコーニの美女軍団)、ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ(サンティーノ/中道右派の政治家)

ターミネーター ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate

2019年11月17日 | 洋画(アメリカ系)
ネタバレアリです。

「ターミネーター2」の〝正当な続編”。「ターミネーター3」「ターミネーター4」「ターミネーター:新起動/ジェニシス」は、無かった事にされてしまいました。

「ターミネーター2」の〝正当な続編”って、「ターミネーター2」以来リンダ・ハミルトンが思いっきり出ているからかなぁと漠然と思っていたんですが、ジョン・コナーのその後の運命とも関係するんですね。「ターミネーター3」「ターミネーター4」では、ジョン・コナーの物語になっていたりもして、彼が居ないとそれらの話は成立しないんですが、ジョン・コナーが居なくなっていれば、それらの話は成立しませんからね。

でも、やっぱり、この作品は、リンダ・ハミルトンに尽きますね。若い頃の彼女のアクションも凄いですが、還暦を過ぎた彼女の演技は、凄みを増して、重厚です。イイ!

他方、シュワちゃんですが、寄る年波には勝てないのかなぁ・・・。アクションはあるにはあるんですが、あれは、誰が演じているんでしょ?

今回、「ターミネーター2」で出てきたT-1000の様な能力を持つREV-9と言うターミネーターがでてくるのですが、それはさておき(さて置くんか!(笑))、〝現代の”サラ・コナーとも言うべきグレイスを演じる、マッケンジー・デイビスが、美しくて、強いですね。彼女は、人間ではあるんですが、強化された人間と言う事らしいので、サイボーグでは無いか?とも思うんですが、どうなんしょね?

話的には、オリジナルのターミネーターとほぼ同じ感じ。まぁ、このシリーズ、結局は、そう言う話に帰着してしまうんですかね。リンダ・ハミルトンを見られたので良かったですが、話の広がりと言う意味では・・・。そういう意味では、話が広がっていった、「ターミネーター3」「ターミネーター4」「ターミネーター:新起動/ジェニシス」の方が、物語としての広がりはあると思いました。面白いかどうかは別として。

タイトル ターミネーター ニュー・フェイト / 原題 Terminator: Dark Fate

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2019年/アメリカ
監督 ティム・ミラー
出演 リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)、アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)、マッケンジー・デイビス(グレース)、ナタリア・レイエス(ダニー・ラモス)、ガブリエル・ルナ(REV-9)、ディエゴ・ボニータ(ディエゴ・ラモス)、エドワード・ファーロング(ジョン・コナー)