勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

9デイズ(2002年)

2002年11月02日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル 9デイズ

---感想---
東西冷戦の遺物、携帯核爆弾捜索をめぐる9日間の物語。動くアンソニー・ホプキンスが見られる。

旧ソ連の崩壊後、驚くべき数の核爆弾がブラックマーケットに流出していると言う。この物語の下地にある携帯核爆弾もその一つで、街のど真ん中で密かに使用される恐れがあると言う意味では、核ミサイルよりもはるかに凶悪な兵器かもしれない。舞台となっているチェコ共和国のプラハは、その地を利を生かして(?)東西冷戦時代よりスパイの街として知られている。

携帯核爆弾の問題は非常にシリアスであるが、映画そのものはシリアス一辺倒ではなく、どこかしらコミカルな場面も出てくる。冗談を言うアンソニー・ホプキンス(!?)も見ることが出来る。しかし、TV CMから受ける印象と若干異なるところは、賛否両論。私はもう少しシリアスな内容かと思っていたので、ちょっと残念と思った。しかし、劇映画として見るのには十分ではないだろうか。原題は『Bad Company』であるが、どこかしらコミカルな印象も与え、こちらの方が本当の内容を示していると思う。

英語版HP:Bad Company from Yahoo!

公開年 2002年
製作 ジェリー・ブラッカイマー
監督 ジョエル・シュマッカー
出演 アンソニー・ホプキンス、クリス・ロック

[2002/11/02]鑑賞
[2006/01/08]投稿