勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

テッド2 / ted 2

2015年08月30日 | 洋画(アメリカ系)
“世界一有名な?熊”再降臨。字幕版にて鑑賞。

今回は、アマンダ・セイフライドが出ています。でも、彼女大丈夫なの?女優生命を賭けるような低俗さだったんですけど(笑)。これで、彼女のイメージがダウンしないことを祈ります。

と言うか、テッドの製造元と言う設定の玩具会社もそう。実名のハズブロで出てきます。いやぁ、あっぱれ。いい度胸しています。劇中では、テッドを巡ってヤバイ事になりかけた時、「私はマテルの人間だ!」とか言っていましたけどね(笑)。

tedの人権を求める結果はさておきますが、これって、アメリカの歴史そのもの何じゃないかと思いました。虐げられた人びとが、人間としての権利を求めることが。そういう意味では、はっきり言ってお馬鹿ムービーですが、監督が意図したにせよしなかったにせよ、意外に深い事が描かれているなぁと(映画のお馬鹿加減には沿いませんが)思ってしまいました。

いやぁ、よくここまでお馬鹿な(何度も失礼)・・・。前回も思ったんですが、今回もそう思いました(苦笑)。監督がこう言うのが好きなんでしょうね。宣伝映像とかでも、中々愉快なguyでしたからね。

R15+作品。下品だからなぁ・・・(苦笑)。

タイトル テッド2 / 原題 ted 2
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 セス・マクファーレン
出演 マーク・ウォールバーグ(ジョン・ベネット)、セス・マクファーレン(tedの声)、アマンダ・セイフライド(サマンサ・レスリー・ジャクソン)、ジョバンニ・リビシ(ドニー)、ジョン・スラッテリー(シェップ・ワイルド)、ジェシカ・バース(タミ・リン・マッカファーティー)、モーガン・フリーマン(パトリック・メイガン)

しあわせへのまわり道 / Learning to Drive

2015年08月29日 | 洋画(アメリカ系)
アメリカ・ニューヨーカー誌に掲載された実話を下にした映画。

ニューヨークを舞台にしたインド人が出る映画としては『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』あって面白かったのと、これは舞台はインドですが、『めぐり逢わせのお弁当(The Lunchbox)』が非常に印象深かったので、“インド”と言うキーワードが関連していたのでこの作品も根拠なしに期待していたんですが、期待通りでしたね。

運転練習のシーンが数多く描かれているのですが、噂通り、日本とは違っていきなり路上で練習し始めるんですね。いやぁ・・・。教習所でひと通り練習してから路上に出る日本の場合でもドキドキですが、いきなり路上で練習とはドキドキもいいところですね(苦笑)。練習する人もそうですが、路上で普通に運転している人もドキドキ。事故が起きそうだな。

そうそう、アメリカと言えば、車がなければ行きていけない国だと思って居たんですが、ニューヨークくらい公共交通機関が発達していると、日本と同様、運転ができなくても行きていけるんだなぁと変な感心もしました(笑)。あとは、サンフランシスコもそうかもしれませんね。

原題が『Learning to Drive』ですが、これはもちろん文字通りの運転の練習ということもあると思いますが、“生き方(とかそういうこと)の練習”と言う暗示もありそうな印象を受けました。と言う意味で、人生の機微が上手く描かれていて、楽しくもあり、悲しくもありました。

タイトル しあわせへのまわり道 / 原題 Learning to Drive
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アメリカ
監督 イザベル・コイシェ
原作 キャサ・ポリット「Learning to Drive」
出演 パトリシア・クラークソン(ウェンディ)、ベン・キングズレー(ダルワーン)、ジェイク・ウェバー(テッド)、グレイス・ガマー(ターシャ)、サリタ・チョウドリー(ジャスリーン)

あの日のように抱きしめて / Phoenix

2015年08月18日 | 洋画(ドイツ系)
ネタバレあり。

ドイツ敗戦後、強制収容所から顔に大怪我を負いながらも生還した一人の女性。しかし彼女の夫は、変貌した姿の妻に気が付かず、妻の遺した財産を二人で山分けしようという・・・。

第二次大戦のドイツ戦終結後から物語が始まります。なので、ネリーがどのような暴行を受けて顔面に怪我を追ってしまったのかは判りません。顔を再建しなければならないような怪我の割には、何日か日数が経っている雰囲気ですが大丈夫なんでしょうか?

ネリーを助けるユダヤ機関の一員がレネなんですが、二人の言動で、二人のこれまで置かれていた境遇の違い、思想の違いが明らかですね。強制収容所に入れられるまではごく普通の日常生活を送っていたネリーに対し、何がそこまでシオニズム運動にすべてを捧げさせるのか、レネの言動は、自由を謳歌していたネリーから見ると、ストイック過ぎるというか、ちょっとズレた様に見えていたんじゃ無いですかね。だから素直にレネの言うとおりに約束の地に直ぐに行くと言う選択をネリーはしなかったんだと思います。それだけが原因ではないと思いますが、そのすれ違いがレネの悲劇につながるのかと思います。

って言うかねぇ、ジョニーはネリーが自分の妻だと全く判らなかったのに、物語終盤に会う人達は、直ぐにネリーがネリーだと判っています。これって、どういう事?事前にネリーが来ると言われていれば直ぐに「あ、ネリーだ」と言う反応を示すかもしれませんが、ネリーの容貌がジョニーが自分の妻だと認識できないほど変わっていたのであれば、その他の友人たちも似たような反応を示したはず。ここまでいい感じに進んでいたので、この一点が蟻の一穴のような気がしました。

この作品は、ラストの“スピーク・ロー”にすべてが集約されていると思います。すべてがそこに至るまでの伏線と言っても過言ではないと思います。邦題の『あの日のように抱きしめて』は、ちょっとミスリードのような気もしますね。原題のママとか、あるいは、最後の“スピーク・ロー”でもいいような気がしました。

タイトル あの日のように抱きしめて / 原題 Phoenix
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/ドイツ
監督 クリスティアン・ペッツォルト
出演 ニーナ・ホス(ネリー・レンツ)、ロナルト・ツェアフェルト(ジョニー・レンツ)、ニーナ・クンツェンドルフ(レネ・ヴィンター)

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター / Big Game

2015年08月15日 | 洋画(その他)
ネタバレあり。

フィンランド上空でテロリストによって撃墜されたアメリカ大統領専用機エアフォースワン。大統領は、脱出ポッドで墜落するエアフォースワンから脱出するが、アメリカ国防総省は、その位置を見失ってしまう。

エアフォースワンの脱出ポッドという発想は、ウォルフガング・ペーターゼンが監督で、ハリソン・フォードが大統領役を演じた『エアフォース・ワン』での設定だよね?って言うか、本当は無いらしいですけどね。

うーん、評価に困るな(苦笑)。正直に言って、期待には外れました。機内や閣僚、危機管理センター、その他種々とが雜です。雑すぎます。これの製作陣は、『エアフォースワン』を見るべき。制作にアメリカのスタッフが入っていないので仕方ないのかもしれませんが、日本人が判るくらいなんですからねぇ・・・。

それと、フィンランドはNATO加盟国じゃ無いとは言え、捜索に全面的に協力するでしょう、普通は。その辺の所が全く描かれていないんですよねぇ。そう言う細かい所が雑なんです。

でもねぇ、描いている内容は意外に深いです。所々に入る大統領の「アメリカは最強の国」的なセリフが、フィンランドのアメリカ観を示しているような気がしますね。強烈なアメリカ批判の作品なのかもしれません。

それにしtめお、シークレットサービス隊員の裏切りは、『エアフォースワン』でも描かれていましたが、副大統領の裏切りとはねぇ。それを言っちゃぁお終いよと言うところを描いていますね。

もう少し丁寧に脚本を書いていれば、もっといい作品になったと思います。

タイトル ビッグゲーム 大統領と少年ハンター / 原題 Big Game
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/フィンランド・イギリス・ドイツ
監督 ヤルマリ・ヘランダー
出演 サミュエル・L・ジャクソン(ウィリアム・ムーア/アメリカ大統領)、オンニ・トンミラ(オスカリ)、レイ・スティーブンソン(モリス/シークレットサービス隊員)、テッド・レビン(アンダーウッド/陸軍大将)、ビクター・ガーバー(副大統領)、フェリシティ・ハフマン(CIA長官)、マフメット・クルトゥルス(ハザル)、ジム・ブロードベント(ハーバート/CIA工作員)

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション / Mission: Impossible - Rogue Nation

2015年08月14日 | 洋画(アメリカ系)
ネタバレあり。

トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」シリーズ5作目。

今回の敵は、“シンジケート”と言う謎の組織なんですが、007シリーズで言うところの“スペクター”ですかね?冷戦も無くなり、テロの時代の今、明確な敵が判らなくてこう言う作品は作りにくいのではと思いますが、こう言う謎の犯罪組織と言うのは、敵役には丁度いいのかもしれませんね。

って言うかねぇ、このシリーズでいつもいつも思うんですが、IMFって、何でいつも見方からも狙われるの?組織間の対立と言うのは有るにせよ、どうなんだろうなぁ。NSAも真っ青の秘密中の秘密組織で、何でもありの組織だから、他の組織から目の敵にされて狙われるということは有るのかもしれませんが、抹殺するほど狙われるとはねぇ。って言うか、CIAのみならずMI6も敵にしてしまったからなぁ。

主演のトム・クルーズが、劇中の様々なアクションシーンにスタント無しで取り組んでいることがウリになっています。って言うか、トム・クルーズ、53歳だぜ。特に話題になっているのが、軍用機の側面にへばりついたまま、軍用機が飛び立つシーン。もちろん命綱は付けていますが、それでもねぇ、事故はありうる訳で・・・、凄いな。マッチョタイプでは無いと思っていたんですが、演技に対しては貪欲というか、本物主義なんですねぇ。一般的に、辛い食べ物なんかは、最初辛いと思ってもだんだんと慣れてしまっていって、より強い辛さを求めてしまいまう事があります。これもそれと相似形で、最初の頃のスタントで満足していても、そのうち慣れて満足しきれなくなってしまって、より激しいスタントを求めるようになってしまったということでしょうか?そう言う意味では、トム・クルーズはスタントジャンキーだったりして(苦笑)。

それと、今回もバイクによるチェイスシーンがあります。『ミッション:インポッシブル2』の時もあって、それはジョン・ウー監督の趣味なのかと思いましたが、いまもやっているということは、トム・クルーズの趣味なんですかね?

今回驚いたのが、阿里巴巴が製作陣に入っていること。今回は舞台に中国は入っていないんですが、出資はしているんですね。

タイトル ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション / 原題 Mission: Impossible - Rogue Nation
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 クリストファー・マッカリー
出演 トム・クルーズ(イーサン・ハント)、ジェレミー・レナー(ウィリアム・ブレント)、サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン)、レベッカ・ファーガソン(イルサ・ファウスト)、ビング・レイムス(ルーサー・スティッケル)、ショーン・ハリス(ソロモン・レーン)、イエンス・フルテン(ヤニク・ヴィンター/レーンの手下)、アレック・ボールドウィン(アラン・ハンリー/CIA長官)、サイモン・マクバーニー(アトリー/MI6長官)、トム・ホランダー(イギリス首相)

ジュラシック・ワールド / Jurassic World

2015年08月14日 | 洋画(アメリカ系)
スティーブン・スピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」シリーズ4作目。スピルバーグは今回、製作総指揮に回っています。

このシリーズは時代的に一応繋がっているんですね。一応、これまでの話の後の話ということになっていて、過去の事故の話も下敷きにされています。

前作『ジュラシック・パークⅢ』は2001年の公開だったので、14年経過しています。この「ジュラシック・パーク」シリーズは、比較的科学的に正確に描かれているというのがウリでその当時の私達の“常識”とは異なる恐竜の生体を描き話題になりましたが、前作から14年経過し、その時間の分だけ科学も進歩していることから、映画での描き方が科学で解明されていることよりも遅れてしまい科学的には正しい描き方をしていないことから、イギリスの科学者により「残念」と言う指摘を受けていました。

残念といえば、正直言って内容がご都合主義。物語冒頭から途中までは、以前からの時間の繋がりなども説明できて良かったんだけど、そのうちに事件が起きて、中々終息しない辺りから怪しくなります。結局、毒を以て毒を制するって言うことか。酷いな。酷い脚本だと思います。確かに物語中に伏線はあったけど、あれは無いんじゃないかな。

もう一つ酷いと思ったのが、ラストの台詞。「え?これってメロドラマだったんだっけ?」と思ってしまいました。あれは(あれも)酷いよ。

物語の導入がよく、途中まで順調だっただけに残念。

タイトル ジュラシック・ワールド / 原題 Jurassic World
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 コリン・トレボロウ
出演 クリス・プラット(オーウェン・グラディ)、ブライス・ダラス・ハワード(クレア・ディアリング/ジュラシック・ワールド運営責任者)、ビンセント・ドノフリオ(ヴィック・ホスキンス/インジェン社セキュリティ部門責任者)、タイ・シンプキンス(グレイ・ミッチェル/弟)、ニック・ロビンソン(ザック・ミッチェル/兄)、ジェイク・ジョンソン(ロウリー・クルーザース/ジュラシック・ワールド・オペレータ)、オマール・シー(バリー)、B・D・ウォン(ドクター・ヘンリー・ウー)、ジュディ・グリア(カレン・ミッチェル/ニックとザックの母、クレアの姉)、イルファン・カーン(サイモン・マスラニ/マスラニ社(ジュラシック・ワールド運営会社)CEO)、ローレン・ラプカス(ビビアン・オキアミ)、ブライアン・ティー(ハマダ)、ケイティ・マクグラス(ザラ・ヤング/クレアの秘書)、アンディ・バックリー(スコット・ミッチェル/ニックとザックの父)、ジミー・ファロン(ジミー・ファロン/ジャイロスフィアのビデオ登場人物)

日本のいちばん長い日

2015年08月09日 | 邦画
第二次大戦の終結に至るまでの、鈴木貫太郎内閣発足から、ポツダム宣言受諾決定の昭和天皇のご聖断、宮城事件までを描いた作品。

思ったよりも、上手く出来ています。

個人的に懸念していた本木雅弘の昭和天皇ですが、意外に良かったです。TV映像などで耳にする、独特のイントネーションも意識して取り組んだようですしね。本木本人の上品な感じが上手くマッチしたことと、昭和天皇が当時44歳、今の本木雅弘が49歳とほぼ同年代と言う事も、良かった要因ではないかと思います。

役所広司や山崎努などの実力派俳優も、その実力を十分に発揮しています。って言うか、年齢のことを言えば、鈴木貫太郎が77歳で山崎努が78歳、阿南惟幾が58歳で役所広司が59歳と、ほぼ同年代の俳優を配置したのが良かったんですかね。

それで気になったのが、阿南惟幾・鈴木貫太郎・昭和天皇と並ぶ重要人物・畑中健二を演じた松坂桃李。松坂桃李が演じた畑中健二は、陸軍少佐で軍事課員だったわけですが、当時33歳なんですよね。それを26歳の松坂桃李が演じるのは、ちょっと・・・。若すぎる。30歳くらいでいい俳優居なかったのかな。そこがちょっと残念なポイント。

その代わりと言ってはなんですが、同じ軍事課員の井田中佐が印象に残ったかな。陸軍省の玄関ホールで、阿南に決起を迫る鬼気迫った表情が物凄く印象的でした。狂気とは違うんですよね。決意というか、信念というか、純粋さと言うか、そう言う感じだなと思いました。

この作品での登場人物の描かれ方には、原作者の思いも入っているのではないかという気がしました。阿南はかなり好意的に描かれていると思いますが、神風特別攻撃隊の創始者として知られている軍令部次長の大西瀧治郎は全く逆。彼と遭遇した阿南が発する言葉に、原作者の半藤一利が大西瀧治郎をどう思っているのかが現れていたような気がしました。

それとこの作品を見て判ったのが、戦争は始めるよりも終わらすほうが遥かに難しいということ。近年も、アメリカがイラクで苦労していますしね。

英語のタイトルは『The Emperor in August』。なるほど。

タイトル 日本のいちばん長い日
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/日本
監督 原田眞人
原作 半藤一利
出演 役所広司(阿南惟幾/陸軍大臣)、本木雅弘(昭和天皇)、松坂桃李(畑中健二/陸軍少佐・陸軍省軍事課員)、堤真一(迫水久常/内閣書記官長)、山崎努(鈴木貫太郎/内閣総理大臣)、近童弐吉(東郷茂徳/外務大臣)、山路和弘(安井藤治/国務大臣、予備役陸軍中将)、鴨川てんし(左近司政三/国務大臣、予備役海軍中将)、久保酎吉(下村宏/情報局総裁)、矢島健一(木戸幸一/内大臣)、金内喜久夫(平沼騏一郎/枢密院議長)、池坊由紀(香淳皇后)、麿赤兒(藤田尚徳/侍従長)、茂山茂(入江相政/侍従)、大藏基誠(徳川義寛/侍従)、植本潤(三井安彌/侍従)、井之上隆志(梅津美治郎/参謀総長)、木場勝己(田中静壹/東部軍管区司令官)、奥田達士(高島辰彦/東部軍管区参謀長)、高橋耕次郎(森赳/近衛第一師団長)、中嶋しゅう(東條英機/陸軍大将・元内閣総理大臣)、吉澤健(岡田啓介/海軍大将・元内閣総理大臣)、山口幸晴(芳賀豊次郎/近衛歩兵第二連隊長)、田中美央(荒尾興功/陸軍大佐・陸軍省軍事課長)、大場泰正(井田正孝/陸軍中佐・陸軍省軍事課員)、関口晴雄(竹下正彦/陸軍中佐・陸軍省軍事課員、阿南惟幾の義弟)、田島俊弥(椎崎二郎/陸軍中佐・陸軍省軍事課員)、松山ケンイチ(佐々木武雄/横浜警備隊長)、中村育二(米内光政/海軍大臣)、井上肇(豊田副武/軍令部総長)、嵐芳三郎(大西瀧治郎/軍令部次長)、神野三鈴(阿南綾子/阿南惟幾の妻)、蓮佛美沙子(阿南喜美子/阿南惟幾の長女)、キムラ緑子(絹子/陸相官邸の女中)、西山知佐(鈴木たか/鈴木貫太郎の妻)、小松和重(鈴木一/首相秘書官、鈴木貫太郎の長男)、野間口徹(館野守男/NHK職員)、戸田恵梨香(保木令子/NHK職員)

出演者覧作成参考:Wikipedia

人生スイッチ / Relatos salvajes

2015年08月07日 | 洋画(その他)
6つの短編からなる映画。人生の様々な出来事を描いています。第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、第87回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。アルゼンチンの歴代興行収入第1位。

PG12指定も納得です。ブラックです。良いだけブラックです。“ブラックユーモア”と言われることもあるようなので、笑いがあるのかと思ったらだいぶ違います。日本人の思う“ユーモア”と、海外の“ユーモア”にはだいぶ乖離がありますね。

私は嫌いじゃないです。私は好きなのは、第1話ですかね。タイトルが出てくる前の作品ですが、非常にブラック。9.11や、今年3月24日のジャーマンウイングス9525便墜落事故を念頭に置くと、ぶっちゃけトンデモ無い内容(結末)なんですが、そこに至る過程と言うか、その事態を招いた元々の原因の所がなんとも可笑しいです。

日本のサラリーマンにもありそうな話が第4話。仕事に入れ込み過ぎて、奥さんとの関係が悪くなり、それと同時並行に色々不運な事(駐車違反とか)も起きるなんてね・・・。これはわかりやすかったですね。

それと、最後の第6話も中々不思議。いやぁ、怖いです。それと、要するに和解したということ?男女の仲は、他人には理解不能ですね。

原題の直訳は『野生の物語』。ソッチの方が良かったかも。

実は、先週のヒューマントラストシネマ有楽町のエアコン故障の影響を受けたのはこの作品。一週間遅れで見ることが出来ました。

タイトル 人生スイッチ / 原題 Relatos salvajes
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/アルゼンチン・スペイン
監督・脚本 ダミアン・ジフロン
出演 Story1:ダリオ・グランディネッティ(サルガード/音楽評論家)、Story2:フリエタ・ジルベルベルグ(ウェイトレス)、リタ・コルテセ(料理人)、Story3:レオナルド・スバラーリャ(ディエゴ)、Story4:リカルド・ダリン(シモン/ビル爆破技術者)、Story5:オスカル・マルチネス(モーリシオ/大金持ち)、Story6:エリカ・リバス(ロミーナ/花嫁)