勝手に映画評

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スター・ウォーズ エピソードⅠ ファントム・メナス(1999年)

1999年07月19日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル スター・ウォーズ エピソードⅠ ファントム・メナス

---感想---
前作「ジェダイの復讐」から16年、ようやく公開されたスター・ウォーズ叙事詩の第1部第1話。スター・ウォーズの第1作、エピソード4「新たなる希望」(と、一番最初のスター・ウォーズは言うらしい)につながる物語である。例によって「A long time ago in a galaxy far, far away...」で始まる物語の舞台は、エピソード4から30年ほどさかのぼった共和国末期の頃の、惑星ナブー。おそらく、これから共和国が崩壊し、銀河帝国が成立するまでが描かれるのだろう。しかし、一応スター・ウォーズシリーズなので今後の物語(と言っても、20年以上前に公開されているのだが)に話を続けなければならないのだが、基本的には別のスター・ウォーズと思った方が良さそう。「あ、これは・・・。」と思わせる伏線はあるのだが、スピルバーグの気分により都合の良い様に変更されると思って良いだろう。巷では「よくわからん」と言う批評が多いが、おそらく、そんなところが画面に出てしまっているのではないだろうか。言ってしまえば、エピソード1では物語の結論はない。基本的にはエピソード4につながる物語の伏線集と言うところだろう。物語の中身は別にして、単にSFX映画としてみると、隔絶の感がある。エピソード4の頃は苦労したであろうSFXが、コンピュータを用いて容易に実現している。最後のタイトルクレジットにもシリコングラフィクスの名前があった。

本来の構想では、スター・ウォーズは3部構成各部3話で全9話からなり、この作品はその第1話になるはずだったがスピルバーグの気が変わり、その本来の構想そのものが縮小され2部構成となってしまった。もっと言うと、当初の構想では、今ごろは、第3部第1話が公開されているはずだったが・・・。

このスター・ウォーズでは、リアム・ニーソン(クワイ=ガン・ジン)とイワン・マグレガー(若き日のオビ=ワン・ケノービ)の活躍を見て欲しい。ちなみにイワン・マグレガーは、エピソード2にも当然出てくるそうである。それから、私だけかもしれないが、ナブー星の女王アミダラに扮するナタリー・ポートマンだが、マルチナ・ヒンギスに似ているような気がする。当然、ナタリー・ポートマンの方が細身だが・・・。

英語版HP:Star Wars: Episode I - The Phantom Menace from Yahoo!
Star Wars 公式HP:Star Wars
Star Wars Japan 公式HP:Star Wars Japan

公開年 1999年
監督 ジョージ・ルーカス
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
出演 リアム・ニーソン、イワン・マグレガー、ナタリー・ポートマン

[1999/07/19]鑑賞
[2006/01/08]投稿