勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

アース(日本語吹き替え)(2007年)

2008年01月12日 | 洋画(イギリス系)
ヒットした海洋ドキュメンタリー『ディープ・ブルー』のスタッフが再結集。5年の制作期間を経て、生きた地球を表すドキュメンタリー。日本語吹き替え版では、渡辺謙がナレーションを担当しています。

5年前撮り始めたときは、それほど話題にもなっていなかった地球温暖化。時を経て、完成する頃には、一大問題になっていました。その為、当初予定していた内容と異なる内容になってしまったのではないでしょうか? 映像を見る限り、極限の環境に生きる生物たちがテーマで撮り始めた様な気がしますが、進んだ地球温暖化に対しての啓蒙の意味も混め、編集段階で、地球温暖化もテーマに盛り込んだような気がしてなりません。非常にいい映像で、感銘を受けるのですが、そのような印象を受けてしまったため、テーマがボケてしまったような気がして残念です。

今回は、日本語吹き替え版で見たため、内容を追うのが簡単で、逆に途中、眠くなってしまったりもしましたが、映像は非常にきれいです。動物の群れの中からの映像があったり、直ぐ側を動物が横切ったり、水中で魚の群れを追っていたりしていますが、一体、どうやって撮ったんでしょう? 非常に興味深いです。

日本語版の渡辺謙のナレーションは抑えた感じで、映画の雰囲気にマッチしていて良いと思います。子供(幼児)をつれた家族連れが沢山居ました。しかし、この映画には動物は沢山出ますが、子供(幼児)向けとは思いません。子供だったら、小学校以上で無いと、理解できないでしょう。

タイトル アース
原題 Earth
日本公開年 2007年
製作年/製作国 2007年/ドイツ・イギリス
監督 アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
ナレーション パトリック・スチュワート
日本語版ナレーション 渡辺謙

[2008/01/12]鑑賞・投稿