勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ディープ・インパクト(1998年)

1998年07月16日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ディープ・インパクト

---感想---
彗星が地球に衝突すると言う典型的内容のSF映画。監督はミミ・レダー、製作総指揮スティーブン・スピルバーグである。

彗星が地球に衝突すると言う内容はパニック映画を想像させるが、実際にはパニック映画ではなく、人類最後の危機に瀕した場合のヒューマンドキュメンタリー(言い過ぎ?)になっている。私は、個人的に、欧米人はいざとなれば秩序だって行動できる民族であると思っているが、この映画ではまさにそのように描かれていた。日本を舞台に作ったとしたら、この映画のようにはなるまいと思った。(日本人は、何だかんだ言っても、未熟な民族ですから、我先に自分だけ逃げようとするでしょう。)

対策を講じるアメリカ合衆国大統領を演じるのは、モーガン・フリーマン。初の黒人大統領である。彼の押さえた演技は、大統領にぴったりであるが、彼(アメリカ合衆国大統領)の講じる策が、尽く失敗して行く様は、「ハラハラ、ドキドキ」である。そして結局は、彗星の地球への衝突を許してしまう・・・。でも、やはり、物語的には、最後にやっぱりどんでん返し?が準備されていた。(それは見てのお楽しみ :-p。)また、劇中のニュース局が、お約束のCNNではなく、新興のMSNBC(CNNに対向するため、MicrosoftとNBCが合弁で興したニュース専門局)であるのは注目に値するかもしれない。

原作はアーサー・C・クラーク「神の鉄槌」とエドウィン・バルマー&フィリップ・ウイリー「地球最後の日」だそうである。両原作がどのような作品かは知らないが、少なくとも、映画は典型的なアメリカ娯楽映画に仕上がっていた。

英語版HP:Deep Impact from Yahoo!

公開年 1998年
監督 ミミ・レダー
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
出演 ティア・レオーニ、ロバート・デュバル、モーガン・フリーマン

[1998/07/16]鑑賞
[2006/01/08]投稿