勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

2015年7月31日のヒューマントラストシネマ有楽町

2015年07月31日 | Weblog
映画を見ようと思いましたが、断念しました。
冬だったらなんとも思わないけど、
この猛暑日の今日は無いわ~。
映画だから、部屋を閉め切るしか無いし。

【2015.08.01追記】
一応復旧はしたみたいですが、
この感じだと室温は高そうですね。

ターミネーター:新起動 ジェニシス / TERMINATOR GENISYS

2015年07月12日 | 洋画(アメリカ系)
シュワちゃん再起動。

って言うか、シュワちゃん自身は再起動済ですが、シュワちゃんのターミネーター再起動というべきですね(笑)。

オリジナルのターミネーターのプロットは生かしつつも、そのまま同じではないですね。その典型がT-800の登場シーン。例のポーズはそのままですが、確かオリジナルの時はロデオドライブ付近にやってきたと思うんですが、今回はグリフィス天文台の辺りですよね。オリジナルの時は初見なのでいきなり街なかにやって来るということでいいと思うし、今回は二回目ということなので、まだスカイネットが起動していなくて人々が平穏無事に生活しているロスアンゼルスを表すと言う意味で、グリフィス天文台は正解だと思います。

未来からの使者によって過去が変えられたため、いままで知られている歴史とは異なっているというパラレルワールドの設定になっています。でも、パラレルワールドにいる人が、他の歴史の時間軸とは異なることを知っているという、何だか頭がややこしくなる・・・(笑)。でも、今回の出来事でまた歴史が変わるんですよねぇ・・・。その伏線になりかねないことが、最後のエンドロールに仕組まれていました。

事前に「賛否あるかも」と言う様な情報を得ていたんですが、確かにその通り。ネタバレになるので詳しくは記せませんが、いやぁ、マヂですか。そう来るんですが。特報を見ると、何となくわかりますけどね。私は嫌いじゃないですが、絶賛でもないかな。そう言うのもアリだよねと言う感じです。

それにしても、シュワちゃん、歳食ったな。

タイトル ターミネーター:新起動 ジェニシス / 原題 TERMINATOR GENISYS
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 アラン・テイラー
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)、エミリア・クラーク(サラ・コナー)、ジェイ・コートニー(カイル・リース)、ジェイソン・クラーク(ジョン・コナー)、イ・ビョンホン(T-1000)、J・K・シモンズ(オブライエン刑事)

チャイルド44 森に消えた子供たち / Child 44

2015年07月05日 | 洋画(アメリカ系)
第二次大戦集結間もない1950年代のスターリン体制下のソ連で、少年の事故死を疑い、その死の真相に迫ろうとした捜査官の姿を描く。

労働者の理想郷だから殺人はないってねぇ。そんな事がまかり通る世界だったということが怖いですね。劇中“MGB”と称されるのは、当時の国家保安省。その後国家保安委員会=KGBとして再編される組織です。そんな組織だから、みんな怖がるわけですね。

原作本は、ソ連を継承したロシアでは発禁処分となったらしです。劇なので多少の誇張はあるにせよ、国の恥部を暴いたから?人権を無視した反体制派に対する弾圧などが描かれていますが、発禁処分か。そんな事が可能な国なんだな、ロシアは。

チャイルド44と、子供連続殺人を描いた物語ですが、思ったよりも、殺害される子供のことに焦点はあたっていません。映画という特性上、時間に限りがあるので事細かに数々の事件を描くことは出来なかったのだと思いますが、ちょっと物足りない感じがしました。だってねぇ、連続殺人を負っているわけだから、事件の連続性を感じないとね。

連続殺人の描写が少なかった分、レオの捜査の描写に時間が割かれています。そう言う観点では、そこの部分は満足。それと、MGBにレオが追われているという雰囲気は有ったんですが、詰めがちょっと甘いかな。もう少し、スパイ映画的な切迫感があれば・・・。

長い作品を、苦労して一つの映画に作り上げたという事を感じる作品です。

タイトル チャイルド44 森に消えた子供たち / 原題 Child 44
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2015年/アメリカ
監督 ダニエル・エスピノーサ
原作 トム・ロブ・スミス
出演 トム・ハーディ(レオ・デミドフ)、ノオミ・ラパス(ライーザ・デミドワ/レオの妻)、ゲイリー・オールドマン(ミハイル・ネステロフ将軍)、ジョエル・キナマン(ワシーリー)、パディ・コンシダイン(ウラジミール・マレヴィッチ)、ジェイソン・クラーク(アナトリー・タラソビッチ・ブロツキー)、ヴァンサン・カッセル(クズミン少佐)

フレンチアルプスで起きたこと / Turist

2015年07月04日 | 洋画(その他)
フレンチアルプスにスキー・バカンスにやってきたスウェーデン人一家に巻き起こる家庭不和の危機。第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・審査員賞受賞。

いやぁ、なんでこう言う出来事を映画で描こうと思ったんですかね?そう思わせられるから、カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門の審査員賞を受賞したんだと思いますが。それにしても、シュールというか、ブラックというか・・・。人間の本質を描いた映画と言って過言ではないです。

雪崩に巻き込まれかけることは、そうそう無いと思いますが、ふとした何気ない言動が、周囲に波紋を広げて、人間関係が悪化していくということ。そう言う意味で、他人事では無いなとも思いました。そしてそれは、自分たち家族だけではなく、何故か周囲に友人知人たちにも伝搬していくなんてね、なんか、ありそうな感じに思えました。

気になったのが、エバ。彼女の危機感知感性は、この物語の一つの線になっているのでは無いでしょうか?最初の雪崩、物語終盤のゲレンデでの出来事、そして最後のバスでの出来事。そう言う意味では、あの後バスに何かが起きるのか?と思っていたんですが、映画の中では何も起きませんでしたね。

人の本性を描いたこの作品。深いです。

タイトル フレンチアルプスで起きたこと / 原題 Turist
日本公開年 2015年
製作年/製作国 2014年/スウェーデン・デンマーク・フランス・ノルウェー
監督 リューベン・オストルンド
出演 ヨハネス・バー・クンケ(トマス)、リサ・ロブン・コングスリ(エバ)、クララ・ベッテルグレン(ヴェラ)、ビンセント・ベッテルグレン(ハリー)、クリストファー・ヒビュー(マッツ)、ファンニ・メテーリウス(ファンニ)