勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

ブラックホーク・ダウン(2001年)

2002年04月27日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル ブラックホーク・ダウン

---感想---
アメリカ国防総省、モロッコ政府の協力を得ている。特に、モロッコでは、国王の協力によりモロッコ軍の装備(ハンヴィーなど)を自由に使用することができたし、モガディシオの町は、モロッコに作られたセットである。

いわゆる戦争映画ではなく、一種の戦争ドキュメンタリーなので、物語としては特に見せ場があるわけでもなく、淡々と時間は過ぎていく。また、映画では名前ではなく、コードネームが飛び交うので、初めて見るものは戸惑うだろう。この映画は原作本(ハヤカワ文庫NF「ブラックホーク・ダウン -アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録-」)があるので、そちらも参照した方が話はわかりやすい。しかし、いわゆる戦争映画ではなく、一種の戦争ドキュメンタリーなのだが、カップルで見に来ている人たちが複数いた。恐らく、私の想像だが、オスカーにノミネートされていたので見に来たのではないだろうか。その意味では、CMは罪作りである。

アメリカのアメリカによるアメリカのための戦争に反対する意味がこめられているのだろうと思うが、9.11を経て今、アメリカでのこの映画に対する反応は反戦とは逆になっている。アフガニスタンでは、ソマリアの反省が生かされることを希望して止まない。

英語版HP:Black Hawk Down from Yahoo!

公開年 2002年
製作 ジェリー・ブラッカイマー
監督 リドリー・スコット
出演 ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア

[2002/04/27]鑑賞
[2006/01/08]投稿