勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

2019年振り返り

2019年12月31日 | 振り返り
さて、今年も残すところ、あと僅かとなりました。
と言う事で、2019年鑑賞映画の振り返りです。

2019年の観賞作品ですが、以下のとおりです。

今年の鑑賞本数は、49本でした。
数を競っている訳ではありませんが、
50本まで、あと1本でしたね。

さて、2019年で、一番印象に残った作品は、
デンマーク映画の『THE GUILTY ギルティ / Den skyldige』ですかねぇ。
警察の緊急通報受付にかかってきた電話の音声だけで
誘拐事件を解決すると言う話です。
所謂“大作”と言う作品ではありませんが、
“印象に残った”と言う観点では、印象に残りました。

是枝裕和監督の『真実 / le Vàrità』ですが、
是枝作品なので、邦画かと思いきや、
一応、フランス映画だそうです。
この作品、悪くは無いんですけどねぇ。
なんか、淡泊なんですよねぇ。
たぶん、日本人の出演者で作った方が、
日本人には合ったような気がします。

“ダメだこりゃ”と思ったのは、
TAXi ダイヤモンド・ミッション / TAXi 5』と
アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲 / Iron Sky: The Coming Race

どちらも、シリーズもので、ここまでの作品は、
まぁまぁ面白かったんですが、これはダメでしたねぇ。
特に『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』ですが、
元々、トンデモ設定の作品だったのですが、
一作目が当たったので、二作目を作ったというもの。
二匹目のドジョウはありませんでしたね。

そうそう。
2019年と言えば、Star Wars!
ですが、見ていません。
なんかねぇ、ディズニーに版権が移ってしまってからは、
つまんないんですよねぇ。
今回の作品で、完結と言う事ですが・・・

と、2019年は、こんな感じです。
2020年は、どんな作品が見られるのか。
楽しみです。

私のちいさなお葬式 / Karp otmorozhennyy

2019年12月08日 | 洋画(その他)
病院で突然の余命宣告を受けた元教師の女性が、都会で忙しく働いている息子に迷惑をかけないようにと、自分で葬儀や埋葬の手配を始めた事から巻き起こる一連の騒動を描いた物語。

“一応ロシア(or 旧ソ連)”を舞台とした映画は、いくつか見た事がありますが、それらは“ ”で囲まれているように、ロシア(or 旧ソ連)を舞台とはしていますが、役者は英語を話していたりして、リアルにロシアの映画と言う感じではありませんでしたが、これはリアルにロシアの映画。セリフももちろん、ロシア語で話されています。

ストーリーとしては、ありそうな事なんです。元々、しっかりしていた人が、自分の葬儀の準備をして、後に迷惑をかけないようにすると言うのは。そういう、突飛な事をしようとしているので、関わる人々も困惑して、それがくすりとした笑いにもなるんですけどね。

いやぁ、面白いです。テーマとしては、世界共通不偏の事なので、アメリカとか、日本とか、他の国でリメイクしても十分成り立つお話ですね。

流れる音楽が「恋のバカンス」と言うのも、日本人にはなじみ深いところです。一応、エンドロールに流れる時にロシア語の歌詞の訳詞も出るんですが、日本の「恋のバカンス」とは違っていました。

タイトル 私のちいさなお葬式 / 原題 Karp otmorozhennyy

日本公開年 2019年
製作年/製作国 2017年/ロシア
監督 ウラジーミル・コット
出演 マリーナ・ネヨーロワ(エレーナ)、アリーサ・フレインドリフ(リュドミラ(リューダ)/エレーナの隣人)、エヴゲーニー・ミローノフ(オレク/エレーナの息子)、ナタリヤ・スルコワ(戸籍登記所の女性)、セルゲイ・プスケパリス(検死医セルゲイ、エレーナの教え子)、アントン・シピニコフ(パーシャ/リュドミラの息子)、タチアナ・トゥゾワ(スヴェータ/商店主、エレーナの教え子)、オリガ・コジェヴニコワ(ナターシャ/エレーナの教え子)、アルチョーム・レシチク(ワレーラ/エレーナの教え子、鯉を釣った男)