勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

パイレーツ・ロック

2009年10月24日 | 洋画(イギリス系)
1966年、ブリティッシュ・ロックが世界に発信されていたが、その本家本元のイギリスBBCでの放送時間は一日わずか45分! しかしロックを求めるイギリス国民は、海賊放送を聞いてロックを楽しんでいた。と言う時代背景の下、全てが実話と言うわけではないですが、この時代にあった海賊放送をベースに作られた映画です。

面白いですね。海賊放送が船から放送されているなんて、本当に海賊放送な訳ですが、恐らく沿岸トロール船を改造したと思われる海賊放送局には、なんとスタジオが複数ある設定。そして、“DJ”の名のとおり、MC自らレコードを掛けたりしています。古き良き時代と言う感じです。

面白いのが、この海賊放送が、違法ではないと言う事。流石、自称独立国の「シーランド公国」を生んだ国。ちなみに、この「シーランド公国」も、公海上にあったのでイギリスの司法権が及ばないと言う事で、違法では無いんですねぇ。もっとも、この事件の後、領海が広げられて、「シーランド公国」もイギリスの領海内になった訳ですが、法は訴求適用しないので、今も「シーランド公国」は続いています。

基本、最後の結末の辺りになるまで、物語は、若さと馬鹿さ(!)に尽きますね。1960年代後半の雰囲気を反映して、自由恋愛的な事も数々劇中に描かれています。PG12なのは納得ですね。

イギリス映画なのですが、政府の役人以外は、あまりクイーンズイングリッシュではないですね。この辺りの考証(?)は、割とちゃんとされているようです。1960年代のイギリスの大衆風俗と言う観点でも、非常に面白い題材ですね。流れる音楽も、聴いたことのあるヒット曲が多いです。そう言う意味でも、見に行って損は無しです。

タイトル パイレーツ・ロック
原題 The Boat That Rocked

日本公開年 2009年
製作年/製作国 2009年/イギリス
監督・脚本 リチャード・カーティス
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン(ザ・カウント(伯爵))、ビル・ナイ(クエンティン)、リス・エヴァンス(ギャヴィン)、ニック・フロスト(デイヴ)、ケネス・ブラナー(アリスター・ドルマンディ卿)、トム・スターリッジ(カール)、クリス・オダウド(サイモン)、キャサリン・パーキンソン(フェリシティ)、リス・ダービー(アンガス)、ウィル・アダムスデール(ニュース・ジョン)、トム・ウィズダム(マーク)、トム・ブルーク(シック・ケヴィン)、アイク・ハミルトン(ハロルド)、ラルフ・ブラウン(ボブ)、タルラ・ライリー(マリアン)、ジェマ・アータートン(デジリー)、ジャニュアリー・ジョーンズ(エレノア)、エマ・トンプソン(シャーロット/カールの母)、ジャック・ダヴェンポート(トゥワット)、シネイド・マシューズ(ミスC)

[2009/10/24]鑑賞・投稿


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mig)
2009-10-25 01:46:33
こんばんは!
いつもありがとうございます★

面白かったですね♪
期待を裏切らないで来でした

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