勝手に映画評

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戦場のピアニスト(デジタルリマスター版) / The Pianist

2015年09月01日 | 洋画(その他)
2015年、戦後70週年を記念してデジタルリマスター版が公開されたので行ってみました。10年以上前の作品ですが、実は、初見。最初の公開の時は、見逃していたんですよねぇ。

シュピルマンがピアノ演奏をしている最中にドイツ軍のポーランド侵攻が開始されるシーンから映画は始まります。このシーン、ピアノを引いている手のアップからそのままパンアップして、演奏しているシュピルマンの姿を捉えています。この作品では、シュピルマンをエイドリアン・ブロディが演じているのですが、ということは、エイドリアン・ブロディはピアノの練習をしたということですよね。その証拠に、エンドロールで、エイドリアン・ブロディのピアノトレーナーの名前もクレジットされていました。彼、元々、ピアノが引けるんですかね?そうで無いとしたら、かなり練習したのかと思います。

第二次大戦のポーランド戦を巡る様々な出来事が描かれています。ワルシャワ・ゲットー蜂起、ワルシャワ蜂起。シュピルマンは、ワルシャワ・ゲットー蜂起の時には既にゲットーから脱出していて、ゲットーの外からその戦いを見ていたわけですが、その心境はいかばかりか。

それと、ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉。彼のその後は、Wikipediaなどに詳しいけど、気の毒だね。

ポスターから、廃墟の中でシュピルマンが演奏するシーンを想像していましたが、そう言うシーンはありませんでした(シュピルマンとホーゼンフェルト大尉の出会うシーンはそれに近いですが)。でも、そんなシーンが無くても十分。って言うか、私が不勉強なだけでした。

ピアノの演奏がキレイなだけに、戦争の悲惨さが余計に心に滲みました。

タイトル 戦場のピアニスト / 原題 The Pianist
日本公開年 2003年(初回)/2015年(デジタルリマスター版)
製作年/製作国 2002年/フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス
監督 ロマン・ポランスキー
原作 ウワディスワフ・シュピルマン『戦場のピアニスト』
出演 エイドリアン・ブロディ(ウワディスワフ・シュピルマン)、トーマス・クレッチマン(ヴィルム・ホーゼンフェルト/ドイツ軍大尉)、フランク・フィンレイ(父)、ミハウ・ジェブロフスキー(ユーレク)、エド・ストッパード(ヘンリク)、モーリン・リップマン(母)、ロイ・スマイルズ(イーツァク・ヘラー/ユダヤ人ゲットー警察)、ルース・プラット(ヤニタ)、ロナン・ヴィバート(アンジェイ/ヤニナの夫)、エミリア・フォックス(ドロタ)、ヴァレンタイン・ペルカ(ミルカ/ドロタの夫)


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