First year it sleeps, second year it creeps and third year it leaps.
これは英語のことわざである。
イギリスのバラ栽培に関する諺だそうだ。
庭にバラを植えると、
1年目のバラは眠っているように見える。
その土地や気候に自分を適応させているのである。
2年目になると這い始める。
環境に適応したバラは、枝を伸ばし葉を茂らせ、栄養を蓄える。
そして、3年目、バラは飛躍し見事な花を咲かせる。
この諺を、私が卒業した高校の同窓会報で初めて知った。
私の母校では毎年、卒業してりっぱな業績を上げた人を開講記念講演に招待して在校生に講演を行っているのを同窓会報に掲載してくれている。
今回は昭和34年卒の黒木俊郎という方で、現在は札幌で弁護士をしておられる方である。
最近読んだ講演の中で、最もおもしろい講演内容で、「人生の選択」というタイトルで専門の法律のことをちりばめながら、高校生である後輩たちに勇気を与えるようなお話しをされていた。
その中で紹介されていたのがこの諺なのである。
もちろんバラに例えて高校生の3年間の選択と努力のことを言っているわけだ。
人間3年あれば飛躍できると言うことである。
含蓄のある諺だが、自分に当てはめるとちょっと厳しい。
吉備国際大学に赴任してはや15年になろうとしているが、まだ、バラの2年目あたりである。