河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

通信制大学院修士論文指導

2009-12-29 | 大学
年内にやるべきことはほぼできたと思い、少し気を緩めていたら指導している通信制大学院生2名から書きかけの修士論文がメールで送られてきた。
通信制大学院は昨年立ち上がったので、1期生は現在提出する修士論文を必死で書いている。
1月12日に提出期限が迫っているので、遅くとも1月9日(金)には郵送しないといけないと院生のメールには書いてある。
とすると、今日明日中には添削して送り返さなくてはならないと言うことになる。

例年にはなかったことなので心の準備ができてなくて一気に気が重くなった。
また年末年始の仕事が増えたわけだ。
来年3月にやっとリハ学会編集委員の任期が終わると心待ちにしていたのだが、一つ仕事が終わると必ず新たな仕事ができてくる。
大学で教員をやっている限りは逃れられない宿命か。

通信制大学院はメールを利用した課題レポートの指導はそんなにたいした負担ではない。
スクーリングも休日がつぶれるが死ぬほど大変というものではない。もともと休みのない生活には慣れている。
一番大変なのが遠隔地にいる院生に修士論文を書かせるという作業である。
通学制の院生に実験を行わせて論文を書かせるというのもとても大変なのに、メールや電話でしかやりとりできない遠方の院生に雑誌に投稿できるレベルの論文を書かせるというのは至難の業である。
だいいち院生が仕事をしている病院などには実験に使える研究機器がない。
研究機器の貸し出しなどもしなくてはならない。
しかも、実験の準備期間を除くと実質的には1年くらいの短期間に書かせなければならない。
指導の方向性を間違えると、途中で空中分解して卒業できないという事態になりかねない。

こんなストレスのかかる仕事をこれからもずっとやっていけるのだろうか。
コメント
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