「働けない」という選択

私と同部屋のQさんという方がいる。（もちろん仮名）

ある時、会話で「もう私は働けませんから」といわれた。

その方は統失（統合失調症、旧名精神分裂病）なのだが、

まぁ、時々変わった動きをされるが、見かけはいたって普通に見える。

でも、症状は重篤なのはなんとなくわかる。（同じにおいがする）

「んん～、目指さないんだ」と思った。

就労を目指さないのだと思ったっという事。

私は目指している、けど今に状態では雇用主に迷惑がかかると思っている。

まぁね、年の半分くらい入院しているようじゃ、就労どころじゃありませんわな。

そんなわけです。

自分の意志が自分の意志でなくなる状態を想像したことがあるでしょうか!?

精神疾患というのは、そういうことです。

解んないと思いますけどね。

一日２４時間、自分が自分でいられる時間は、今の私の場合は８時間あるのかな？

悪くて１時間無い日もあるでしょう。

そういう世界を理解できない健常者と疾患者の溝は深いものです。

入院している皆さんは歓談していますが、裏を返せば瞼いっぱいに涙を溜めているのです。

解らんでしょうが・・・





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