「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

時代劇に見る『被差別民』-日本の『恥部』を晒すシリーズ

2016年02月19日 18時46分42秒 | 日本の「恥部」を晒す


これどなたか解りますか?

ある一定の年齢層以上だと解りますよね?

中条きよしさん演じる「必殺仕事人シリーズの『三味線屋の勇次』」であります。

非常に劇中では女っ垂らしの役ですが、

当のご本人は自宅に帰ればすぐにパジャマに着替えるそうです。

そんな豆知識をハサミながら、なぜ「日本の『恥部』を晒す」シリーズに

「三味線屋の勇次」なのか?

本来、三味線屋というのは野良猫を捕まえて、

「潰して」裁いて皮を三味線の胴に貼り付けるまで「一人作業」なのです。

これは「皮革産業」に関しては『・』という地位の方の専売だったのです。

他にも馬の皮の加工、牛の製品化などもそうです。

というわけで、「三味線屋勇次」が、堂々と表通りに出店を出して、

こんないなせな格好というのは「時代考証上」おかしいのです。

それが時代を下って「黒船来航」が皮革加工業に大きなダメージを与えるのです。

欧米の「皮革加工技術」の方が上回っていて、日本のものが売れなくなった。

そこで欧米人を雇い「日本製」を作ろうとしたのですが失敗し

日本の「皮革加工業」というのは下火になっていきます。

こんな角度から「必殺仕事人シリーズ」でした。






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