川天使空間

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くものちゅいえこ 森川成美 作 佐竹美保 絵 PHP出版

2013年02月17日 05時55分04秒 | 創作・本の紹介
楽しみに待っていた森川成美さまの絵本が、ついに届いた。

「ちゅいえこ」は、くもの女の子の名前。
お父さんぐもの名前が「ちゅたるける」。
この不思議な名前の秘密は、最後まで明かされない。
そこがすごくいい。

ちゅいえこは、古道具屋の古い扇風機の中にとばされて、そこに巣を作る。
凝り性のちゅいえこが作る巣は、見事見事。
うんと古い扇風機、新潟の実家にもあったよなと、ちょっとじーん。

扇風機がお客さまに買われてしまって、つぎの住処は古時計。
この古時計は「八日巻」というすてきな時計。
でも、鍵がなくて動かないし、話しかけるちゅいえこに、そっけない返事しかしてくれない。
で……と、あとはお楽しみ。

すんなり読めて、わくわくどきどき。
佐竹美保さんの絵は、どうしようもないくらいすばらしくて。
表紙絵の色使いにも、うっとり。
白いくもの糸をよく見ると、なんと、パステルカラーなのだな。

じぶんがかけた蜘蛛の巣が、きれいでほれぼれするちゅいえこ。
いいなぁ。
古時計のてっぺんの丸い金のかざりになにか惹かれるちゅいえこ。
いいなぁ。
読み手がちゅいえこになりきれる、森川さまの文章。
いいなぁ。

子どもたちに読み聞かせるのが、すごく楽しみです。
で、古道具屋さんの店頭には、まだまだレトロな古道具がいっぱい。
ちゅいえこ、まだまだ活躍していきそう♪

「ちゅいえこ」をあっちを見たり、声に出して読んだり、ひっくり返したり。
しっかり読んで閉じたら、やさしい気持ちになっていた。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)

コメント (6)
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