匂い袋とハンカチ

昨日は父と一緒に、母のホームへ行ってきた。

お土産に持って行ったのは「お母様へ」といただいた、匂い袋とガーゼのハンカチ。
「いい匂いらね」と母は笑って、ハンカチをうれしそうに撫でた。

匂い袋を鏡の前に置いたら、部屋にふわりと、やさしい香りがゆらめいた。
大好きな先生のお心遣いがうれしかった。

母の爪の角がとがっていたので、手をとって、爪を切って磨いた。
母のわきにぴったりくっつくと、自分の爪を切るように上手く切れる。

母は手をふるわせながら、少し曲がった指を伸ばす。
肩のあたりに母のぬくもりを感じながら、しみじみと爪を切った。

私がハンドクリームとオイルでハンドマッサージしているあいだ、
母はたくさんたくさん話してくれた。

家では、こんなには話さなかったな。
居心地がいいんだな、安らげるんだな。

先生、そしてホームのスタッフの方々、ありがとうございます！

ぼうっとしながらなんとか書いた。
夜間診療所はインフルエンザの子どもがいっぱい。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)