白い自転車、おいかけて 松井ラフ・作 狩野富貴子・絵 PHP研究所

松井ラフさまのデビュー作が出ました。

ゆかは一年生。
三年生のおねえちゃんは、
「ゆかの　ほじょりんつきじゃ、ついてこれないよ」と、
新しい自転車で友だちと遊びに行きます。

遊んでもらえずいじけたゆかは、おねえちゃんの自転車のかぎを隠してしまって。
おねえちゃんはお母さんがくれた予備のかぎをなくさないようにと、公園にかぎつきのまま停めたせいで、自転車が行方不明になってしまいます。
責任を感じてゆかは、自転車を探しに行きます。
補助輪つきの自転車を必死にこいで、あ、あれだと、白い自転車をおいかけて…。

一年生の日常にある、小さなトラウマ。
そしてそれを自力で解決しようとする、ゆかの勇気。
補助輪つきでこぐのって、すごく大変。
がんばれ、がんばれと、応援してしまいます。

第14回創作コンクール優秀賞のこの作品、いいなあすてきだなあと思っていました。
でも、出版までは苦労があったとのこと。
だからこそ、なおさら、良かった！　と思います。

松井ラフさま、これからもすてきな作品を書き続けてください！

出版までの大変さにすごく共感。
私もあきらめずにがんばろうと、勇気をもらえた。
よおし、もうひとつプロットを書いてみよう。
今日もびよよよ～～ん　(*^　__　^*)