川天使空間

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みちのく妖怪ツアー 古民家ステイ編 新日本出版社

2019年12月25日 05時31分41秒 | 創作・本の紹介
佐々木ひとみさま、野泉マヤさま、堀米薫さま、三人合作の「みちのく妖怪ツアー」の続編が出ました。
今回は「古民家ステイ編」。
イラストは前回とおなじく、東京モノノケさま。

療育センターでこの本を手にしていたら、「先生、それ面白そう」って言われました。
やっぱり東北人には「みちのく」ってぐっと来るんだろうな。
しかも、「妖怪」で「ツアー」で、「古民家ステイ」!

今回は東北の里山テーマパーク「みちのくワールド」の中にある古民家エリアが舞台。
いずれも150年以上前に立てられた、文化財でもある東北六県の古民家に宿泊しながら、
昔の人のくらしや遊びを体験するもの(「しおり」より)。

6県それぞれの家に数人ずつが泊まった様子が語られるのだけれど、これがまたなんとも。
大半はとても楽しくて、妖怪の話も興味深くて、なのに。
ラストでずずっと妖怪の世界に引きずり込まれる怖さ。

「みちのく」の奥深さとダークな味わい、はい、十分すぎるほど楽しめました。
出てくる人の苗字が地域名になっているのも良かったな。

秋田の古民家では、甘酒・いぶりがっこ・バター餅が出てきてなんだかうれしく。
そして「酒を出してくれねぁか」とやってくる三吉鬼。

えっ、三吉鬼? と思ったけれど、
なんと我が家にも正月に来てくれていた三吉神社、
その神さまである三吉霊神が人間の姿で現れた時には、
三吉鬼の名で呼ばれたという説もあるのだと。
知らなかったです。お勉強になりました。

そしてまたまた、それぞれがどなたが書いたのかわからないすごい統一感。
これ、ぜったいシリーズ化する、そんな予感がします。

いいなあ、東北書き手仲間の活躍っぷり。
来年の童話塾に向けて、勢いをいただきました。
私ももっとがんばらなくちゃ。

昨夜はひとりでイブの空を見ていた。
雪がちらつく中、星空が見えた。
オリオン座がきれいだったなあ。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント (2)
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