岩田健太郎教授の最新刊「新型コロナウイルスの真実」。
Kindle版で読んだこの本の冒頭にあった言葉。
新型コロナウイルスから自分を守るために一番大事なものは、情報です。
うん、私もそう思う。
コロナに限らず、感染症の原則を子どもたちに伝えたい。
この本では、ダイヤモンドプリンセスでのこと、新型コロナのことが、わかりやすく綴られていた。
感染症一般についてもその基本的なことが書かれていて、これからの創作にも役立ちそう。
秋田県医師会MLで由利組合総合病院の朝倉健一先生が有用な情報を提供してくださっている。
最近の情報に、
「COVID-19患者のPCR検査再陽性化機序-ウイルスが肺に隠れていることを初めて解明」
という記事があった。
新型コロナの濃厚接触者であった78歳の女性が転倒して入院。
6日後にSARS-CoV-2の陽性反応を示し治療開始。
その後3回の鼻咽頭スワブによるPCR検査はすべて陰性で症状が改善したため、
退院を待つばかりとなっていたが、突然の心停止に陥り死亡。
血液検査では新型コロナでよくみられるリンパ球減少症があり、
SARS-CoV-2が患者の体内に残存していないかどうかを判断するため、
肺、肝臓、心臓、腸管と皮膚の組織切片のデジタルPCR分析を行った。
すると患者の肺組織からのみSARS-CoV-2の核酸が検出された。
電子顕微鏡による観察では、気管支上皮細胞とII型肺胞上皮細胞の両方から
直径70-100nmのSARS-CoV-2粒子が認められ免疫組織化学法を用いた染色でも検証された。
SARS-CoV-2は肺組織内には存在していたが、肝臓、心臓、腸管、皮膚と骨髄にはウイルスの痕跡は認められなかった。
他の臓器にはいないのに肺(気管支上皮細胞とⅡ型肺胞上皮細胞)にだけ潜伏しているなんて。
この例は、肺の病理所見もCOVID-19のものだったので、ウイルス感染が再燃して亡くなったのだろう。
けれど、潜伏している状態では感染力はないか弱いとされている。
PCR検査陰性の3割以上の人は、新型コロナが見逃されていると言われる。
「再陽性」となる機序は、やっぱり肺に潜伏していたウイルスによる感染症の再燃なのだな。
「肺」を守るためにできることってないのかな。
AIYAの会のみなさまのご意見を参考に、「コロナくんどうなるの?」の読み部分を少し直した。
名古屋グランパスの金崎夢生が新型コロナ陽性。プロ野球では巨人の2選手が陽性。
検査すれば陽性者は出ることを飲み込んだ感染防止対策をして、リーグ再開になって欲しいな。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)