7月20日に掲載された秋田魁新報「聴診記」、他者を感じる脳について書かせていただいた。
(自閉「症」スペクトラム障害は校正ミス→自閉スペクトラム症)
小児神経学会でバイオロジカルモーション認知の話を聴いて、とても興味深かった。
定型発達の人は、光点の動きを「人が歩いてる!」と瞬時に感じる。
でも、ASDでは、すぐには感じられない。
もうひとつは、ミラーニューロンの話。
- 人間の脳には、自己に関する情報処理、他者に関する情報処理、両方の情報処理を担う場所があり、
自己と他者が重なる脳の部位は「ミラーニューロンシステム」と呼ばれています。
脳の頭頂側頭接合部を、検査のために埋めこんだ電極で刺激すると、
自分自身が自分の身体から離れてしまう感覚に陥ることが研究されています。
これは「幽体離脱体験」です。実は私も十数年前、「幽体離脱体験」を経験しました。
雪の日でした。
コンビニの床が雪で濡れていて、私はすべって頭を強く打ちました。
ふつうに立ちあがって買い物をして会計をしたのですが、
「私の身体が私じゃない気がする」と強く感じたんです。
ふつうに行動できるんですが、動いているのは自分じゃないような。
しばらくしてその感覚は消えていきました。
今思うと、おそらく頭部を強く打ったことで、頭頂側頭接合部が刺激されたんだろうなと。
今もあの時のぞっとした感覚、憶えている。
異常がないか、たしかMRIを撮って確認したはず。
「他者を感じる脳」は、面白い。
昨日の休み時間はのーんびり過ごした。
本読みや集中が必要な創作は疲れが取れてからにしよう。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)