川天使空間

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『エイ・エイ・オー! ぼくが足軽だった夏』佐々木ひとみ・作 浮雲宇一・絵 新日本出版社

2024年07月03日 04時48分00秒 | 創作・本の紹介
みちのく童話会のお仲間、佐々木ひとみさまの新刊が出ました。
奥州・仙台おもてなし集団の「伊達武将隊」・・作品では「杜乃武将隊」の物語、
6年前に出版された『兄ちゃんは戦国武将』(リンクはブログ記事)の続編です。

 5年生の仙田直紀のおじいちゃんの家には古い藤の木がある。
 元仙台藩の大工棟梁をしていた仙田家のご先祖が、伊達政宗公からもらったものだ。
 樹齢430年の古木は、三百平方メートルにおよぶ藤棚になって、今も花を咲かせている。
 その藤棚の下にいたのが「わしは仙台藩初代藩主、伊達政宗である」と話す人物。
 奥州・仙台おもてなし集団 杜乃武将隊の伊達政宗だった。
 おじいちゃんは「政宗公と一緒に写真を撮ってもらいなさい」と言うし。
 直紀は政宗公から「ちびっこ足軽」の役を頼まれる。
 練習していた子が骨折してその代役にということで……

 たった2日の足軽の練習で本番に臨んだ「足軽・直太」。
 途中で辞めたくなるが、政宗公の思いを知り心臓がぎゅん!と熱くなる。
 夏の間、「足軽・直太」として務めた直紀のもとにやってきたのは、
 骨折して足軽をやれなくなった子だったが、その子はなんと……

政宗公としてふるまうその気概がとにかくすごい。
他の武将隊の人たちも、着替えがなりきるスイッチというのに、普段のふるまいから違う。
人気があるのは当然だなと思った。

そして、いちいち泣かせてくれるんですよね、ひとみさまの文章。
震災のこと、コロナ禍のこと、胸にひびきました。

6年を経て新日本出版社からの刊行となった続編。
絵は前作と同じ浮雲宇一さま。
すばらしいご本と、佐々木ひとみさまの熱意にぐっときました。

佐々木ひとみさま、ますますのご活躍を!

みちのく童話塾の申込みが定員に達し、申込みを締め切った。
こんなに多くの方にご参加いただけるなんて。
お申し込みくださった方々、ありがとうございました!
気を引き締め準備して行こうと思います。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント (2)
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