みちのく童話会のお仲間、佐々木ひとみさまの新刊が出ました。
奥州・仙台おもてなし集団の「伊達武将隊」・・作品では「杜乃武将隊」の物語、
6年前に出版された『兄ちゃんは戦国武将』(リンクはブログ記事)の続編です。
5年生の仙田直紀のおじいちゃんの家には古い藤の木がある。
元仙台藩の大工棟梁をしていた仙田家のご先祖が、伊達政宗公からもらったものだ。
樹齢430年の古木は、三百平方メートルにおよぶ藤棚になって、今も花を咲かせている。
その藤棚の下にいたのが「わしは仙台藩初代藩主、伊達政宗である」と話す人物。
奥州・仙台おもてなし集団 杜乃武将隊の伊達政宗だった。
おじいちゃんは「政宗公と一緒に写真を撮ってもらいなさい」と言うし。
直紀は政宗公から「ちびっこ足軽」の役を頼まれる。
練習していた子が骨折してその代役にということで……
たった2日の足軽の練習で本番に臨んだ「足軽・直太」。
途中で辞めたくなるが、政宗公の思いを知り心臓がぎゅん!と熱くなる。
夏の間、「足軽・直太」として務めた直紀のもとにやってきたのは、
骨折して足軽をやれなくなった子だったが、その子はなんと……
政宗公としてふるまうその気概がとにかくすごい。
他の武将隊の人たちも、着替えがなりきるスイッチというのに、普段のふるまいから違う。
人気があるのは当然だなと思った。
そして、いちいち泣かせてくれるんですよね、ひとみさまの文章。
震災のこと、コロナ禍のこと、胸にひびきました。
6年を経て新日本出版社からの刊行となった続編。
絵は前作と同じ浮雲宇一さま。
すばらしいご本と、佐々木ひとみさまの熱意にぐっときました。
佐々木ひとみさま、ますますのご活躍を!
みちのく童話塾の申込みが定員に達し、申込みを締め切った。
こんなに多くの方にご参加いただけるなんて。
お申し込みくださった方々、ありがとうございました!
気を引き締め準備して行こうと思います。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)