旦那様の実家ではよく夕顔の冷やし汁を食べる。
切手大に薄切りした夕顔の実と油揚げのみそ汁をキンと冷やすと夏に美味しい。
川からの帰り道にある野菜の直売所で50センチほどの夕顔が200円だった。
薄く切ったものを生のまま冷凍にしておくと、いつでもお汁を作れる。
これだけのサイズを切るのは面倒だけれど、こういうとき母が強い味方。
皮をむいてまん中の種をそぎ取り、キュウリ大の拍子木に切り分ける。
「お母さん、このくらいの薄切りにしてね」
やってみせて、母に代わってもらう。
私はまた皮をむいて種を取って切り分けての流れ作業。
「こんげに薄く切っと歯ごたえなくならねけ」
母は上手に薄切りしながら聞く。
「だいじょうぶ。冷凍して保存するから薄くていいの」
「上手ですよ、お母さん。薄く切ったほうがいいんですよ」
旦那様もフォローしてくれる。
しばらくするとまた、
「こんげに薄く切っと歯ごたえが…」
「だいじょうぶ…」
同じ会話を7-8回繰り返したあたりでやっと全部切り終えた。
母が同じ言葉を繰り返しても、気にならなくなった。
何度でも言ってね、お母さん。
何度でも返事する心の準備は万端だから。
流れ作業だとすごく速いし、ひとりでは飽きてしまうところ。
母は作業が進めば進むほど、昔の勘を取り戻し上手になっていく。
「お母さん、ありがとう。お母さんのおかげでこんなにいっぱい切れた」
ジップロックの小袋につめた冷凍夕顔が11袋できた。
半分以上は旦那様が角館に持って帰る。
「そうらろかね。役に立ったろかね」
「すごーく助かった。お母さん、ありがとう!」
母を信じて、母と並んでキッチンに立つとき、ああ、うれしいなと心から思う。
書いているものがどうも面白くないなと、ふと立ち止まってみた。
時間があるとこういう余裕があっていいな。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
切手大に薄切りした夕顔の実と油揚げのみそ汁をキンと冷やすと夏に美味しい。
川からの帰り道にある野菜の直売所で50センチほどの夕顔が200円だった。
薄く切ったものを生のまま冷凍にしておくと、いつでもお汁を作れる。
これだけのサイズを切るのは面倒だけれど、こういうとき母が強い味方。
皮をむいてまん中の種をそぎ取り、キュウリ大の拍子木に切り分ける。
「お母さん、このくらいの薄切りにしてね」
やってみせて、母に代わってもらう。
私はまた皮をむいて種を取って切り分けての流れ作業。
「こんげに薄く切っと歯ごたえなくならねけ」
母は上手に薄切りしながら聞く。
「だいじょうぶ。冷凍して保存するから薄くていいの」
「上手ですよ、お母さん。薄く切ったほうがいいんですよ」
旦那様もフォローしてくれる。
しばらくするとまた、
「こんげに薄く切っと歯ごたえが…」
「だいじょうぶ…」
同じ会話を7-8回繰り返したあたりでやっと全部切り終えた。
母が同じ言葉を繰り返しても、気にならなくなった。
何度でも言ってね、お母さん。
何度でも返事する心の準備は万端だから。
流れ作業だとすごく速いし、ひとりでは飽きてしまうところ。
母は作業が進めば進むほど、昔の勘を取り戻し上手になっていく。
「お母さん、ありがとう。お母さんのおかげでこんなにいっぱい切れた」
ジップロックの小袋につめた冷凍夕顔が11袋できた。
半分以上は旦那様が角館に持って帰る。
「そうらろかね。役に立ったろかね」
「すごーく助かった。お母さん、ありがとう!」
母を信じて、母と並んでキッチンに立つとき、ああ、うれしいなと心から思う。
書いているものがどうも面白くないなと、ふと立ち止まってみた。
時間があるとこういう余裕があっていいな。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
ところで、ファン研で一足お先にピアチューレを読ませていただきました。さすが入選作品。身震いするほどの表現力でした。
ファン研いいなぁ。
私も関東在住だったらぜったい入っていたかったです。
身震いするほどの表現力。
うわぁ、身震いしたいです!
そうかなぁと思ったのですが、もし間違ったらと思い(笑)。
いいなぁ、ファン研。
あこがれです。