加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

見城美枝子さんの講演から

2007-11-20 23:35:22 | Weblog

             

   夕方、6時半からの秋田市主催の アルヴェ市民活動フォーラムにでかけました。「変わりゆく時代とこどもたち」と題して、見城美枝子さんの講演でした。

 ”学校では、教師が体調や精神的な不調を訴える人が急激に増えている。9割の教師が授業の準備時間の不足をあげていて、やってもやっても足りないのではないかという強迫感におそわれている。

 家庭では、シングルマザーやシングルファザーが増えている。こどもが生きている時間を無視したらこどもはおかしくなる。親の都合ばかりでこどもをうごかすことはまずい。”

 また、見城さんは、国の中央教育審議会の審議委員でもあり、義務教育について、国の予算が減らされている現実は憂慮すべき問題であると話していた。
 そして、 教育を市場主義にすると、こどもをもつ親は顧客になる・・つまりモンスター親が登場してもおかしくないわけです。
   学校間の競争もはじまっているが、問題は、学校の選択の自由は、地域で子どもを育てることと逆行するということ。学区の開放は、地域を崩壊することにつながるということを考えたほうがいい。そして、教育の地域間格差は必ず起きてくる。
  日本は教育費に税金を使っていない。先進国の中でも低いほうである。などなど
     なかなか、興味深いお話をきくことができました。

  80年代からだんだんと、日本は公教育を放棄し、外注に出し始めてきています。塾は学校にとってかわり、業者テストが一般的になっているのです。ひええ~、日本の教育は、実はとっくに民営化されていたんだ!(以前にも書いた事があるかも知れませんが) 先生が公務員でなくなる日も、そんなに遠くないないかもしれない・・・。なんだか、ぞっとしますね。

  こんなんでいいわけはない。政治の力がほんとうに落ちていると感じます。
  「美しい国」や「心のノート」や、そんなことばかり、政治力で押し付けようとしましたが、やることがちがうでしょう・・といいたいですね。
 
   人をケアしたり、育成する仕事は、きちんとその人の職業としての待遇を確保しなければ、いい仕事なんてできるはずがないのです。人にやさしく出来るはずがないのです。学校でのいじめの問題も、教師自身が不安で余裕がないことが反映されていることもあると思います。   また、いじめによる自殺者がでました。
     つらいですね・・・。


冬で~す

2007-11-19 23:01:14 | Weblog

          ゼラニュームに雪・・

  雪がつもりました。いよいよ冬の到来です。

   久しぶりに駅前の公営駐車場に車を入れました。1時間15分くらい駐車して、300円でした。料金所には、「10分サービス」 の文字がありました。
   駅前でも、今、駐車場料金は30分100円が主流です。公営駐車場は今後どうするのか・・ 気になっています。ヨーカ堂も西武も地下以外はあまり人はいませんでした。駅前は、さみしくなるばかりです。

  


市町村の男女共同参画推進行動計画100%の秋田県

2007-11-18 23:40:35 | Weblog

 きょうの板東久美子さんを迎えてのフォーラムは、秋田県内の市町村すべてが、男女共同参画推進行動計画を策定した、記念のフォーラムなのでした。
   全国初の自冶体100%の策定率となり、今後、その計画にそって、男女共同参画を推進していく事となります。ほんとうに喜ばしいことです。

 内閣府の男女共同参画局長さんである板東さんの講演は、基本法が出来た当時とあんまり変わっていないように思いましたが、聞くほうの側の人は、様変わりしているように思えましたので、新陳代謝して、また新たに同じようなことをやっていくのでしょう。
   講演もパネルディスカッションも、フロアからの質問を受け付けることなく、発言も市町村の人のみ・・というもので、少しがっかりしました。もっとも、質問を受け付けていたら時間が足りなくなるとかんがえたのかもしれませんが。

 男女共同参画が進まない理由のひとつに、男女の賃金格差があると、わたしは思っています。この差を縮めるために、国はもっと努力をしなければいけないし、男女共同参画局と厚労省との日常的な業務関係について(そういうものがあるのかどうかもわからないのですが) 坂東さんに質問をしたかったのですが・・・、板東さんは、終了後もたくさんの人に取り囲まれていて、なかなか近づけないまま帰ってきてしまいました。

 若年層は、専業主婦ではやっていけない時代になっています。派遣などの非正規雇用といった雇用形態ではなく、企業が個人の生活保障をきちんとしなければ、男女共同参画も少子化も、改善されないでしょう。ワークライフバランスは、安心できる生活があってこそのものです。

 きょうのフォーラムでのことばを聴きながら、ことばのみが独り歩きしないで、行動計画の実現が、どうしたらできるのか、もう一歩進めて考えていきたい、と思ったことでした。

                         

                      

 


11月17日(土)

2007-11-17 23:51:18 | Weblog

 きょうはAKTと秋田ソロプチミスト主催の、「佐々木恭子アナウンサーの現地取材報告会」に出かけてきました。毎朝トクダネを見ているわたしは、佐々木恭子アナウンサーが、登壇する前に、運よく目の前の席に座ったので、ラッキー!なのでした。

 パプアニューギニアでHIVに感染している人が増えている・・という話、以前、トクダネで紹介していたこともあり、初めて見る映像ではなかったのですが、親の介護で感染した少年の話は(通常の接触では感染はありえないのですが、この少年はまれなケース) かわいそうでした。

 HIVを防ぐには、識字教育、性教育など、教育が必要です。
  今、秋田では性教育はどうなっているのかなあ・・。以前は、県の教育委員会にも提言書を出したりしたけれど、どのような性教育がなされているのかなあ。

 だんだん寒くなって、先ほどはあられのようなものが降っていました。また冬を迎えます。あったかくして過ごしたいけれど・・・。

 


女性の品格

2007-11-16 22:52:04 | Weblog

 きのうの日記を読んでみると、”グル”とか”つるんでいる”とか、品性のないことばが並んでしまいました。おはずかしいかぎりです。

 坂東真理子さんの「女性の品格」、近所の文教堂のベストセラートップテンには、しばらく並んでいますし、本の帯には、200万部突破の文字がおどっています。わたしは、読んでいないのですが、売れているんですねえ。

 元来ひねくれているせいか、ベストセラーの本はあまり買いたくないのです。「ばかの壁」は、売れてしばらくしてから、手にとって面白そうだったので、買って読みましたが、「国家の品格」 も、「女性の品格」も、買ってまで読む気になりません。

 坂東真理子さんが考える品格のある女性像に、なりたいのか、知りたいのか、その心理はどうなんでしょうね。読んだ方に聞いてみたいです!

 坂東さんといえば、前の副知事、坂東久美子さんが、18日、秋田県の男女共同参画フォーラムに来秋し、県庁の第2庁舎7Fにおいて講演をします。
   先日、偶然に昔のビデオを見ていたら、NHKの番組でご一緒したときのものがありました。あのテレビ番組は8年ぐらい前だったのかなあ・・。わたしも若かったなあ、たぶん坂東さんも・・。  (坂東さんは変わっていなかったりして・・・)
    現在は、内閣府の男女共同参画局の局長さんですね。まさに品格を備えた方でした。またお会いするのが楽しみです。
 


官僚天国の日本

2007-11-15 23:57:04 | Weblog

  予想通りと言うべきか、証人喚問で守屋さんの口から政治家の名前がでましたね。
 いずれも防衛庁長官を努めた方々ですが、となれば、小池百合子さんが守屋さんを辞めさせたときに、守屋さんは首相官邸に”直訴”にいきましたですね。なんか、総理大臣もみんなグルなのではないでしょうか・・。守屋さんという人のやっていることは知っていた・・。どうもそんな気がします。ものすごいスキャンダルかもしれない。追求の手をゆるめないことだおもうのですが、期待できるかなあ??

 国でこういう官僚と、政治家と、天下った人間がいる会社がつるんで、税金の無駄使いをしているわけですが、地方ではどうなんでしょうね・・。似たようなことが起きていないのでしょうか。たまに談合とかはでてきますが、調べたらありそうな気がしますね。

 今朝、スーパーモーニングで、玉川さんが、特殊法人の無駄についてレポートしていましたが、まったく信じられないようなことが、広島の酒の研究所のようなところで起きていましたね。年間12億の税金が補助金として使われていて、なにをやっているのか実態がないようでした。天下りの職員を養うための法人なんですよね。これで借金大国をつくっている日本を、あ~あ、どうしましょうか・・。

 
   


泰葉さんと小朝さんの離婚

2007-11-14 22:36:42 | Weblog

 お昼、見るとはなしにTVをつけていて、泰葉さんと春風亭小朝さんの離婚会見の様子や、泰葉さんがゲストで出演した番組をみました。

 結婚を役割でしか演じられなかった夫婦・・と思いました。妻とはこういうもの。おかみさんとはこういうもの。という思い込みで、形だけの関係でしかなかったのではないでしょうか。たぶん、林家三平さんの家というのは、あの海老名香代子さんというのは、そのような夫婦関係でありつづけた家だったのではないかと思います。それを泰葉さんは真似をしていたのでしょう。

 18年間、自分を抑えて、ひたすら夫のためにつくす生活は”修行”だったそうですが、小朝さんは、今、なぜ離婚するのか、たぶん、気がついていませんね。その鈍感さが離婚の原因ですよね。自分だけ満足。一方通行の世界にどっぷりつかっていて、妻の心に関心がない夫。3歩下がって歩くのはあたりまえの夫婦だなんて、今どき化石でしょう。夫婦ではなく師匠と弟子だった・・と言う泰葉さんが、きのどくに思えました。こんな男とは離婚して正解です。

 がまんはいけません。男性も女性もがまんばかりだと、楽しくないし、うつや病として体に出ます。親ががまんばかりしていると、こどもがいたら、こどもに影響します。
  自分の体験として、声を大にして言いたいです。
  がまんしない生活をしましょう。
  言いたい事はいいましょう。ただし、YOUメッセージで、「あなたは~なんだから」ではなく、I (アイ)メッセージと言って、「わたしは~だから、こう思うよ」 と、言いましょう。夫婦関係が格段に風通しがよくなりますよ。

 わたしも結婚して10年ぐらいはがまんの生活だったなあ・・ジェンダーにとらわれていましたからねえ。離婚しないでよくここまできたものです。これも女性学のおかげです。感謝です。

 

  

 

 


防衛省こそ行革を

2007-11-13 23:09:44 | Weblog

 防衛省がゆれています。格上げになり、自衛隊の地位を確固としたものにしたかった人たちの目には、このごろの不祥事は、どんなふうに映っているでしょうか・・。

 国民の安全を保証するはずの軍隊も、金もうけのために利用される組織と化して、癒着の構図や、わいろのオンパレードです。これが単に今名前が出ている人でストップするのか、これから政治家の名前が出てくるのか・・非常に関心が高まるところです。

  戦闘機や、ガンダムスーツ、アメリカ基地へのおもいやり予算、それに守屋さんのゴルフ代など税金の無駄が一番多い省庁ではないかと思えてきました。

 きょうは、ヤフーニュースに、特措法で派遣された自衛官の中で16名の自殺者がいたとありました。他にも事故死や原因不明の死を遂げた人が12名ということなので、その中にももしかしたら自殺者がいた可能性もあります。
  自衛隊のイラク派遣は日当3万円などといううわさも流れました。しかし、その任務はどのようなものだったのか・・本屋で立ち読みをした、ひげの隊長(参議院議員になりましたね)さんの、たてまえ論では語れない部分もあるのではないかと思ってしまいます。そうでなければ、そんなに自殺なんかしないでしょう!。

  そもそも軍隊は暴力的なところです。戦争は暴力そのものです。そんな場所(地域)に、身を置くことは、精神的におかしくなってあたりまえなのです。

 法律をつくる人は、そこに行く人の身になって法律をつくってもらいたいものです。
   まず、自分達で行ってみたらいいと思います。
   自衛隊が海外派遣が主たる任務になるとは思っていなかった人が、命令ひとつで紛争の地にでむかなければいけない状況は、平和憲法を持つ国がすることではないと、切に思います。


パウロ・フレイレ

2007-11-12 23:14:06 | Weblog

 新テロ特措法が、きょうの特別委員会で可決されました。3時過ぎにNHKでテロップがながれたのですが、あれっ、さっきまでTVの国会中継を見ていたのに、どうなっているの?といった気分でした。いつ採決をしたのでしょう・・。
  ニュースで見たら、採決の様子がでていましたのが、いつの間に・・と思っています。

 アメリカに対していい顔をしたいんでしょう。自民党が国際社会がとか、世界が、というのはアメリカのことですからね。

 同法案が参議院で否決され、政権交代にむけて、解散総選挙の道が開けることを祈るばかりです。

 今、パウロ・フレイレという人の「希望の教育学」という本を読んでいます。
   フレイレは「被抑圧者の教育学」という本も書いていて、その本からの引用ですが、
   「被抑圧者のみが、自分を自由にすることによって、抑圧者をも自由にすることができるのだ。階級としての抑圧者は、他者はもちろん、じぶんをすらも自由にすることができない」  という一節がありました。
   こういう文章を読むと、キザですが、わたしの脳が喜びます。

  フレイレは、ブラジルで生まれ、その卓越した成人識字教育の実践で注目を集めますが、クーデターで祖国を追われ15年間亡命生活を送りました。農民や労働者が対話の中から、自らエンパワメントを高め、社会を変革する力となっていくことを目指した教育者でした。

  女性学を通し、主体性や当事者主義という言葉通りに、自分を抑圧するものからの自由を、実感として体験してきたわたしにとって、今この時期にフレイレと出会ったことは、幸せ・・・なことでした。
  「夢がなければ変化はありえない。希望なしには夢がありえないように。」(本文から)
    
   
 


旧婦人会館その2

2007-11-11 21:55:47 | Weblog

 きのうは旧婦人会館について、このままでいいのか・・という事を書きました。
 ただ、真相の解明は、これはもう裁判の場で、それなりに判断が下されるでしょうから、口をはさむ余地はありません。そうではなく、これからのために、女性たちが活動を継続していくことについて、今回のことを検証する機会があってもいいのかなあ・・と考えたのですが、難しいですね。

 結局は、婦人会館を支えてきた婦人団体の問題なんですよね。わたしのように自主活動グループなんていっても、当時団体の人から見れば、部外者であったわけですからね。きのうは、この壁は越えられるかな・・・と考えていましたが、(今はハーモニーネットがあって、それぞれの団体の交流もできるようになっているのだし)意味がないようにも思えてきました。ひとりで相撲をとってもしょうがないですね。

 今朝は、町内の公園の清掃の日でした。春はその美しい花を楽しませてくれる桜の木々も、今頃は枯葉の山になります。みんなで協力して、1時間たらずできれいな公園になりました。その後の朝のコーヒーがおいしかったです!

                               

           NPO法人いきいきFネット秋田 公開講座終了後の懇親会会場で
         マジックパフォーマンスを披露する、理事のミスターキタさんです。
                        遅くなりましたが、UPします。